〜過去の愚痴、日記、あるいは更新履歴〜

〜2009年5月分〜


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2009/05/31
 さて、昨日はまぁ、何つぅか微妙に休みたかった一日でしたか。
 朝は8時に起きだしまして......身体的にはいいんですが、やっぱり精神的に疲れている感じがあり、結構体も引きずるものがあったんですが、一応本部から採用受けたのならばやれ、と言われているので仕様がなく健康診断へ。
 と言うか、指定された場所があるんですけど、嫌いなんですよね、そこ。何となく。今一つ落ち着かない場所なんですが、まぁ予想通り医者の淡々とした嫌味(としか聞こえん。「作業」なんだろうが)を貰いながら、とっとと終わらせて撤収。
 と言うか、自宅から1時間以上かかる場所は止めてほしいよなぁ、本当。
 で、ちまちまと戻りまして、途中で食事やら、後はまたイヤホンの断線が始まっていたので新しいのを買ってみたりやらして帰宅すれば2時。やれやれ、と一息ついて巡回など。
 その後、夕食後に結局あれこれと仕事関係でもイライラしてきまして、飲みに出て行き、酒を飲みつつメモを借りて仕事の整理とか......いや、面白いものでまとまりました、ハイ。
 ま、取りあえず健康診断がガンですかね、昨日は。それさえなければもうちょいゆっくりできたかと.......

 そして昨日はまた微妙な天気でしたか。
 雨が降りそうな、でも降らない......けど降りそう、と言う様な非常にあいまい勝微妙な天気でしたか。気温は高くはなく、朝は結構冷えましたかね。日中は半袖では寒いかも、と思うものはありましたが、湿度が高いので人が多いところだと蒸すのかなぁ、とも。
 まぁ、ぼちぼち晴れ間をまたみたいです、はい。

 で、イヤホンですが。
 まぁ、時折やたらと値の張るイヤホンなんか見る事もありまして、ネットでさっくり検索をかけてみると、やはり高級だと違うとかあれこれ。まぁ、でも1万ぐらいになると流石に安いのとは違う、と言う事だったんで、せっかくだから興味もあったんで買ってみましたか。
 オーディオテクニカのATH-EM700と言うのを買ってみましたが。その前に買ったのが、処分品安売りのATH-EQ77だったんですが。違いが分かるのは何だろう、ってんで適当に楽器数が少なくシンプルだけど繊細な曲、ってんでKeith JarettのMy Songとか聞いてみたんですが、なるほど違うなぁ、と。
 ちょっと驚きました、ハイ。
 まぁ、突っ込むとどんどん高くなる世界ではあるので、これ以上を出そうと言う気には流石に余りないです、ハイ。

 で、取りあえず巡回してnature.comをみていまして。
 Electrodes spark neuron growthと言う話がありますか。脳深部刺激療法(Deep brain stimulation、DBS)が、記憶を作る手助けをする、とありますが。
 読んでみますと......脳の特定の場所へ電極を挿入する − 脳深部刺激として知られている技術 − 事で、記憶の形成に使われる新しい神経細胞の成長を刺激する事ができる、とマウスでの研究で分かった。。
 この発見は人工的に作られた神経は完全に機能する事を示した − これは神経化学の世界では熱く議論されている問題である。この細胞が無駄な成長をせずに機能する事を知る事は、アルツハイマー病や他の記憶変性病への治療に使う事を求める人たちを加速させるだろう。「私は物事を思いだす事が困難なヒトを助けたいと願っている」とUniversity of Torontoの神経外科レジデントで、博士候補のScellig Stoneは言う。
 Stoneの監督者の一人である、Hospital for Sick Childrenのpaul Franklandは、この結果を5月25日、バンクーバーで行われたCanadian Association for Neuroscienceの年次会合で発表した。彼の研究において、Stoneは電気的にマウスの脳にある辺縁系の一部を1時間電気的に刺激した。齧歯類の脳は通常数千もの脳細胞を一日に作る;この過程を経た3〜5日後、この電気刺激はそれを倍加させた。この高い神経の成長の時間の間、チームは新しく形成された細胞を標識する為に、マウスにヨードデオキシウリジン(iododeoxyuridine)を注射した。
 この刺激から6週間後、このマウスは水槽の水面下に隠されたプラットホームを見付ける訓練を受けた。研究者たちが一度このマウスに作業を覚えさせたと確信させた後に、彼らはマウスの脳を調べ、Fosと呼ばれるタンパク質を調べた。Fosは活動している細胞によってのみ作られるものであり、形成するのに約90分かかり、その為にチームは彼らの試験で記憶作業で明らかに使われた神経細胞を正確に指摘するよう、調節する事が出来た。彼らはこの新しい神経はFosを同レベル持っており、それ故に他の、より古い神経細胞と同じように活動をしている事を発見した。「これらの新しい神経は何もせずに存在しているわけではない」とStoneは言う。
 Stonの実験で使われたマウスはこれによって記憶障害を持っておらず、その為にそれらの記憶は神経細胞の成長によって改善されたであろうと言うことは言えない。しかし、研究者たちは地方や他の脳の編成問題を持つマウス、あるいはヒトでの新しい機能する神経の成長は、彼らを助けるであろうと推測する。 しかし厄介な問題がある事をFranklandは認めている。「古い記憶を削り、更なる記憶を作る能力を持つのだ」と彼は説明する。
 Franklandのチームははまた、少し年をとった2歳のマウスを調べ、そして脳深部刺激によってそれらの神経細胞が、通常の率の8倍になっている事を発見した。この成長率は2ヶ月齢のマウスと似ており、マウスの精神的機能がこの方法によって若返る事を示唆する。しかし、研究者たちはまだより年をとったマウスで記憶の形成がより良くなるかをテストしていない。
 「これが非常に興奮する理由は、その潜在的な神経再生、あるいは健康を回復させる(restorative)治療となるからだ」とStoneは言う。
 「彼は興味深い技術的な前進を見せた」とFranklandの講演を聞いたUniversity of VictoriaのBrain Christieは言う。「今、我々は本当に神経発生(neurogenesis)が行っている事を見る事が出来るのだ。」 以前の人工的に誘発された神経細胞の活性を調べる方法 − それを切って何が起きているのかをみると言うものも含め − は、決定的とは言えない結果を生みだしていた。
 以前の研究では、例えば神経細胞の成長を加速する手助けとなる事が知られている、運動といった作業の後では動物の学習能力は増大する事を示していた。しかしこれらの研究における記憶の増大は新しい神経細胞から直接的に来たものか、あるいは脳の化学における他の何かの変化によるものかを語るのは困難であった、とChristieは言う。Franklandの研究は大きな一歩である、と彼は述べており、なぜならばそれは新しい神経細胞において何が起きているのか正確に整理する手助けとなっているからである。
 現在5万5000人以上の人々が脳深部刺激を様々な障害の治療法として受けている。これらの患者の大半はパーキンソン病の治療の為であり、脳の運動機能の部分を活性化する電極として使っているが、この技術は新しい神経細胞の成長を刺激する事は予想されていない。しかし鬱、てんかん、そして胃腔t化の他の状態の治療を受けている患者は、神経細胞の成長を刺激する事を予想して、辺縁系に電極がおかれている。
 もう一人のStoneの監督者であるAndres Lozanoは、アルツハイマー病の脳深部刺激の初期段階の試験として、6人の患者を持っている。これは他の、肥満病のために脳深部刺激を受けた患者が、鮮明な記憶を思い出し始めたと言う、偶然の発見によって促進されたものである。その記憶の影響は違っている:それは瞬間的で、それ故に新しい神経の形成に夜物ではない。しかし脳のこの部分に電極を持つ患者は新しい神経もまた生みだすと予想されており、この試験はこの新しい神経細胞が、マウスでみられたように記憶の形成に関連しているのかどうかを調べるのに使うであろう。Lozanoは最初の結果は8月に出ると予想している。

 と言う事ですが。
 DMSも何か広まっているのは知っていましたが、これに関連して出来た神経細胞はちゃんと機能するそうで。ここら辺は確かにどうなるのだろう、と言うのはありましたが、少なくともマウスでは確認できたという事ですが。
 まぁ神経変性による障害やら色々と長寿化も関連するとは思うんですが増えてきていますが。回復は困難とみられたこの障害も、もしかしたら克服できるのかも? と言うのはやはり興味深いもので......もっとも、「以前の記憶の格納場所」が壊れたら回復は出来ないのでしょうが、少なくとも新しく学習した事をちゃんと思い出せるようになるのか。あるいは、引きだせない記憶を引きだせるようになるとか。
 興味深いですねぇ、こういうのも。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日はやっとこさ停滞していた低気圧が移動していくようですが。西日本は晴れるようですが、しかし他の地域は雲が多く雨が降りやすいようで。関東地方は曇りで午後から降りやすいようですね。東京で26/18と言う予報と。
 まぁ、まだすっきりしませんな。

 さて、今日は日曜日ですか。
 管理人はとりあえず、仕事です。ハイ。まだたった三日しか経っていないのと、初めてやる部分の仕事であるのは重々承知なんですが、どうにも自分らしくないんでいらついています、中身が。と言う事で、ちとじっくりやってみようかと思っていますが。
 さて、どうなりますかね。良いものができるといいんですけど。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/30
 さて、昨日は職場Gで仕事でしたか。
 取りあえずは朝起きるんですが、結構眠い上に冷えまして驚きましたかね.......冷える、って方に。で、これがまた非常に眠いんですが、どうにもやはり精神的な方で疲れているようではあります。肉体的にはまぁ、余裕なんですがね。
 で、職場に出て行きまして、今日はまぁ残る顔合わせがあったので、そっちの方で。その後、終わってから早めに引かせてもらいまして、急に仕事が決まった事でやりそこねていた諸々を片づけにでて帰ってきましたか。
 ただ、帰路は流石に大分眠く、電車で結構うつらうつらと。帰宅後も夕方は1時間ほど居間で落ちていましたかね.....夜ものんびりモードで過ごしていましたし。
 まぁ、流石にモードは簡単には切り替わらない訳でして。早くなれないとなぁ、と思うんですが、しかしやはり、突然の変化があったと言う事でしょうか、個人的には長い一週間でもあったと思います、ハイ。

 そして昨日は雨がまたよく降りましたか。
 時折弱まったと思ったら、非常にしっかりと降り出して、と言う感じで夕方まで結局雨が降っていましたか。傘を持つ、ってのは手がふさがるので余り好きではありませんが、まぁやはり迷惑なものです、ハイ。
 そして気温は低め。半袖はちと涼しすぎる。と言うか、明け方は本当に冷えまして、実際に15度ぐらいだったようで、ここ数日からすればそれは流石に寒い。風邪引かんようにしないとなぁ........

 で、取りあえず巡回してnature.comから。
 Swine flu attention turns to the tropicsと言う話がありますか。新型インフルエンザ週はインフルエンザが一年中存在し、調査が不十分である赤道にある各国でより発生しそうである、と言う事だそうですが。
 読んでみますと......北半球の温和な場所でのインフルエンザの季節が終わり、そしてその反対側で起き始めていることで、科学者達はインフルエンザA(H1N1)ブタインフルエンザウイルスを調べて、次はどこへ行くのか、そしてそれが他のインフルエンザウイルスと一緒になり、あるいは変異を起こしてより重度の病気、または抗ウイルス薬への抵抗性を得るのかどうかをみている。
 ある研究者たちはしかし、そのような変化は北半球や南半球でのインフルエンザが季節性となる温和な地域では起こりそうもなく、しかししばしばインフルエンザが年中流行している熱帯地域の、しばしば見過ごされる狭い地域で起こるであろう、と警告している。
 「我々は南半球よりも恐らくは熱帯地域の国々で、このウイルスがこれから数ヶ月でいくつかの遺伝子の交換を行うであろう、と言うメッセージを得るべきだ」と南アジアと中国のインフルエンザ研究のベテランで、現在はニュージーランドで引退しているKen Shortridgeは言う。
 この新型ウイルスの発生はこれまでのところ主に北半球で確認されており、そして保健衛生当局は夏が近づくに従って弱まるであろうと祈っている − そうなる傾向からは遠いにも関わらず。それは次の冬に新しい流行が予想される前に、新しいワクチンが可能となるまでの時間稼ぎとなるだろう。
 EU各国はこれまでのところ重点的に海外からきた最初のケースを追跡する事で、このウイルスを抑止している事に成功しており、そしてその患者と接触者を抗ウイルス薬で治療している。南半球の余り来訪者が来ない国の多くでは、そのような戦略をとるだけの資源が無い、とベトナムのホーチミン市にあるOxford University Clinical Research Unitの長である、Jeremy Farrarは言う。「この非常に感染性の高いウイルスが、より限られた資源しかない人の多い土地にきた時には、急速に拡大し、そして多くの、数十万人もの人々が感染する事は必然的となる事を意味する」と彼は言う。
 科学者達は今は以前よりもパンデミックに対して準備がされているのにも関わらず、インフルエンザウイルスの振る舞いを予想する能力がない事にいらだっている。最後のインフルエンザのパンデミックが起きた1968年、研究者たちはインターネット網もなく、また分子生物学的、あるいはゲノム学的なツールでこの病気を追跡する手段を持たなかった。「歴史上初めて、我々は潜在的なパンデミックウイルスが、パンデミックへと広まるのをみる事が出来ている」とShortridgeは言う。「これは偉大な前進であるが、我々はまだ方手探りだ。」
 世界銀行のglobal H1N1 and H5N1 fluタスクフォースのメンバーであるjummy Smithは、三つの早急な優先すべきものがあると言う。「監視、監視、そして監視だ。」 それにはヒトの感染例における疫学的な分析の詳細や、彼らの臨床的なスペクトル、年齢のプロファイルと言う物だけでなく、詳細な動物のインフルエンザウイルス、特にブタと家禽類の詳細な監視も含まれる。重点的な発生例の監視は、このウイルスの重篤性についてのどのような結論が出せる前に、少なくとも二年間は維持する必要がある、とWHO's health Security and Environment divisionのacting assistant director-generalであるKeiji Fukudaは言う。「パンデミックは二日以内では起きない」と彼は言う。
 熱帯地域と南半球において、定収入の国における監視能力のインフラストラクチャーは、h5n1鳥インフルエンザの脅威に対する必要の為に、過去5年で大幅に改善されており、これにはWHO's Global Influenza Surveillance Networkの拡大も含まれている。しかしその進行は遅く、そして多くの国ではその能力は不十分なままで、特にアジアとアフリカの田舎ではそうである。世界銀行はメキシコとそれを求める他の国々におけるインフルエンザ監視の資金を増やしている、とSmithは言う。
 監視は単なる学術的な物ではない;それは抑制戦略の迅速な適応が求められる、初期の警告を得るのに重要である。ブタインフルエンザは現在、例えば抗ウイルス薬オセルタミビル(タミフル)には感受性があるが、しかし季節性のH1N1は抵抗性がある。この新しいウイルスは抵抗性を持てば、そのパンデミックの計画の一部として多くの国が備蓄しているタミフルが余分なものとなってしまうであろう。
 そのような変化においては、熱帯の各国は重要になるだろう。「熱帯地域はインフルエンザのブラックボックスd」とFrench School of Public Healthの学部長であるAntoine Flahaultは言う。熱帯答案アジア地域は特にインフルエンザウイルスの温床であり、香港や中国の子供にみられるH9N2から、鳥でみられるH6N1、そしてアヒルや他の水鳥で最も行き渡っているH6N1まである。貧しい熱帯地域の国々での遺伝子の組み換えの脅威は、家畜の近くで生活している傾向があるという事実により、これは一層酷くなる。「もしそれが組み換えれば、その結果はどうなるか誰も知らない」とShortridgeは言う。
 1988年のワークショップにおいて、Shortridgeと当時US Centers for Disease Control and Preventionのdirector of influenzaであったAlan Kendalは、初めて熱帯地域がインフルエンザウイルスが混合する主な貯蔵庫であるようだ、と注意を払った。それにもかかわらず、熱帯地域はインフルエンザや論文の中では大部分が追加にとどまっており、大半のインフルエンザ研究者たちは温暖な地域での季節性インフルエンザについて注意を払ってきた。「熱帯地域でのインフルエンザについての論文は、うわべを飾る傾向があった」とShortridgeは言う。
 しかし、去年二つのインフルエンザのゲノムの論文が発表され、熱帯において混合と変異で新しいインフルエンザ種を生み出す、と言う強い遺伝子的な証拠を提供した。「全ての興味深い物事は、北半球と南半球の両方における温和な流行は、これら熱帯の貯蔵庫で起きているものから拡大したものと言う事だ」とUniversity of Oxfordの進化遺伝学者で、その論文の一つの共著者であるOliver Pybusは言う。
 論理的な結論は、監視は来たるべきインフルエンザシーズンの間、南半球の温暖な国々では必要であるが、熱帯地域からの幅広いサンプリングはずっと助けになるだろう、と彼は言う。「しかし監視は歴史的に(穏やかな緯度での傾向として)豊かな国では最良である事は驚くものではない」と彼は言う。
 5月22日、WHOの事務総長であるMargaret Chanは、World Health Assembly − この機関の最高意思決定機関 − の年次会合において、国々は南半球の貧しい国々を救う為に結束して制御処置をとらなければならない、と語った。「私は我々は正しくあらゆるものをしっかりとみて、我々が出来る事全てをするよう、強く促す」と彼女は言う。「発展途上国を世界的流行の矢面に立つ事から守らなければならない。」

 と言う事ですが。
 ま、心配されている南半球もそうですが、熱帯地域での遺伝子の混合への警戒ですか.......鳥とブタがいるような地域では恐ろしい事になるかも、と言う事ですけど。強い毒性をもって、感染力も強くなれば非常に厄介な問題となりますけど、当然そうなる可能性もある。
 ま、監視が必要という事ですが、どこまで実行し、そしてどこまで防ぐ事が出来るのか......なんとも分からないものがありますけど。
 ただ、個人的にEUの抑止はどこまでこの記事の印象が正しいのか、と言う事については疑問を持ちますね.......多分、結構いると思うんだよなぁ........

 後はStem-cell therapies closer to the clinicと言う話がありますか。人工多能性幹細胞、いわゆるiPS細胞関係の話ですが、これが遺伝子の追加無しで作れた、と言う事ですが。
 アメリカと韓国の研究グループは、今日安全で臨床的に有用な患者に特化した幹細胞への前進を発表した。
 もしこの研究者たちが正しければ、事実上あらゆる細胞腫へと変化し潜在的に脊椎損傷から糖尿病までの幅広い病気の治療に使える可能性のある、人工多能性幹細胞の臨床試験を2年以内に始める事ができる。
 ヒト幹細胞は1998年、University of WisconsinのJames Thomsonにより、ヒトの胚から分離され、培養によって初めて成長させる事が出来た。研究者たちはそれ以降胚を使わない多能性細胞をつくろうとしてきた。2007年、京都大学の山本伸弥は、成人から得られた細胞をプログラムして胚様の多様性状態へと再プログラムする4つの遺伝子を導入する事で、iPS細胞を作ったと報告した。しかし彼が使った遺伝子と、導入に使ったウイルスの遺伝子は、悪性腫瘍を作ることがあった。
 最近、Scripps Research InstituteのSheng Dingらのグループが、マウスでそれらの遺伝子により作られるタンパク質を使う事で似たような再プログラムをしたと報告した。
 今日ヒトの細胞において同じタンパク質の戦略を使う事で成功したと、他のチームが報告した。この再プログラム化された細胞は、マウスに注入した時、多能性の重要な特徴であるテラトーマ − 様々な種類の細胞を含んだ腫瘍 − を示した。彼らの研究はオンライン版のCell Stem Cellに発表された。
 共著者であるStem Cell and Regenerative Medicine InternationalのRobert Lanzaは、山中の最初の試みを、ライト兄弟の最初のフライトにたとえるような先駆的なものであった、と言う。「我々は最終的に初めてジェット機を建造した」と彼は言う。
 しかし、これを行うにはいくつかの良いチューニングが必要だ、とLanzaは言う。例えば、このタンパク質はヒトの胚様の腎臓細胞と、これらの細胞全体からの抽出物を使った。生産の効率を増し、そして細胞株の適切な特徴づけに耐えるには、細胞抽出物全体を使うよりは、これらのタンパク質の精製が必要となるだろう。
 Lanzaは、彼はUS Food and Drug Administrationに来年中期までに申請し、来年の終わりには臨床試験を始めることを期待している。彼の企業は初めはいくつもの造血と、血液の病気に注目するだろう。
 しかし、Lanzaの共著者である、Harvard Medical Schoolの神経変性病の専門家であるKwang-Soo Kimを含めた他の人たちは、ずっと注意を促す。「我々は更なる研究が必要だ」と彼は言う。ソウルのCHA Stem Cell Instituteのjoint pisitionであるKimは、彼らの実験は新生線維芽細胞を使っただけで、大人の細胞を繰り返し使わなくてはならない。そして安定的に臨床的に必要な細胞の種類へと細胞を分化するのには、デモンストレーションをする必要がある。それまで、kemは臨床の準備を「近い将来」とするだろう、と言う。
 後で除去する事ができる遺伝子を使った独自の細胞の再プログラム技術を報告したThomsonは、一貫性のある臨床的なサンプルは、これらの楽観的なみ投資の示唆よりも、ずっと大きな頭痛の種となるだろう、と言う。「細胞は長い期間培養される事が、再プログラム化の方法自身によって起こるリスクよりもずっと大きなものであるために、遺伝子の変化に関連したリスクは単純に蓄積していくだろう。この研究は、他の重要なマイルストーンとなるが、しかしまだ終点ではない」とThomsonは言う。
 この報告はiPS細胞を臨床的への応用において、極めて革新的なステップ − 山中の先駆的な研究に続いた − であった事を決定する、既に難しい仕事を増していくだろう。これは特許弁護士らにより争いになりそうでもある。
 Lanzaは彼の研究をDingからは切り離しており、Dingがやったような微生物よりは、ほ乳類の細胞を使って、特にタンパク質の折り畳みと溶解度において「大きな違い」を生み出している、と主張する。「これはまたタンパク質の配列、タイミング、使われた研究室の方法論を含めた、ヒトとネズミ科のシステム(human versus murine systems)の間で大きな違いがある − その全てが生産の成功と失敗の違いを容易に生みだすものだ。
 しかしDingはこの研究の間の違いを軽く扱っており、そしてヒトの応用は「驚くものではない」と言う。
 「標準」iPS細胞はまだ定義されていない事は皆が認めている。Lanzaはそれらの技術への特許は、別々にKimによりファイルされたいくつかにくわえて、細胞を貫通するペプチドを使った物も含め、十年以上前に遡る、体細胞の再プログラムの様々な方法を含むだろう、と言う。「この混乱がどのように決着をつけるのかを知るのは難しいが、しかし我々はより良い位置にあると思っている」と彼は言う。
 Lanzaはまた、彼らの実験が高価なタンパク質に頼っているにも関わらず、これは適切な値段の治療となるだろう、と言う。「タンパク質の精製や生産のスケールアップの努力が現在行われている。時間が経って市場にでれば、私の推測は恐らくは − あるいは少なくともそうなるべきだが − 極めて適切なものとなるだろう。」

 と言う事ですが。
 やはり各国であれこれと取り掛かっているんですねぇ、と思っていますが。やはり山中教授がパイオニアと言う扱いと言う事になるんでしょうが、たった2年間でライト兄弟からジェット、と言うならば非常に早い進歩であると確かに言えるのでしょう。
 まぁ、金もうけにはベストなネタでもありますしね......訴訟とかあれこれ出てくるかと思うと、正直うんざりするものはあるんですが。
 しかし、日本ではここら辺の研究は現在どうなっているんでしょうか。立ち上げていますけどね、色々と.........

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は昨日と余り変わらないような気圧配置となるようで。本当に太平洋側にある低気圧がしっかり停滞しているようですが、ただ勢力は弱まっては来ているのかな? ひとまず各地で雲が多く、東北の太平洋側は雨。関東地方もやはり雨が午前中降りやすくなるようで。東京で21/16と言う予報と。
 まぁ、またじめじめとして涼しそうです。

 さて、今日は土曜日ですか。
 管理人は仕事の方の準備やらもあるんですが、取りあえず受けてこい、と言う事で本部指定の医療機関で健康診断行ってきます、ハイ。まぁ、また肝臓であれこれ文句言われると思うんですが、他は取りあえず大丈夫ではないかと。
 まぁ、マイペースで出来ればいいです、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/29
 さて、昨日は職場Gでの仕事の一日でしたかね。
 取りあえず、朝5時過ぎに起きだまして.......流石に何となく眠い。肉体的なものよりはやはり精神的なものが大きいんですが、とにかく結構眠いと言う。もっとも、なれていない職場では流石に精神的に緊張感があるもので、職場に着けばそのまま切り替わりましたけど。
 取りあえず、まぁ仕事の方はどうにかこうにか。ブランクがあるなぁ、と自分でも感じるものがありますけど、ひとまずは無事に入っていけているかなぁ、と言う.....一応、金曜日で一通りの関係者の顔合わせが終わるので、その後から大分進められるのかなぁ、と思っていますが。ただ、管理人の方はそんなに遠慮する性質でもないので、取りあえず部分部分はもう地で進めています、ハイ(^^; まぁ、まだ職場の傾向が何となく、と言う事しか分からないんですがね。
 で、流石に疲れたり、取りあえずの山場が木曜日であったために、ひとまず4時頃に引かせてもらいまして、撤収。自宅に帰ってから一気に息を抜いていましたね......いやぁ、流石に疲れています、本当。
 ま、サバイバルしていますね.......

 そして昨日は雨の一日でしたか。
 起きだした頃はまだ降っていなかったんですが、出勤する頃には既に雨。結構しっかり降っていまして、昼頃に職場で大分止んできたのかなぁ、と思うほど弱くなったのですが、しかしまた降ってきて、と言う感じで結局丸々一日降っていましたか。気温は低く、一日中変化なしと言う。もっとも電車は蒸し暑く感じるものはありますが。
 ま、微妙な天気の一日だったと思います。

 で、新しい職場はまだ二日目でしたが、もう何か結構いる感じがしています。
 とにかく今週は「長い」。あっという間に過ぎる、と言う事はなく、何かこう、じっくり時間が進んでいる感じがしますね.......でも、何かもう結構いる感じがするのがなんとも、ですが(^^; 経験もあるからまだ読める部分もあるんですけど、まぁ職場は職場の雰囲気もありますし。まだ流石に突っ込んであれこれ、と言う事は出来ませんが。
 しばらくはバックアップだよなぁ。結構気にしてもらっているのはありがたいですが。まぁ、言い換えるとそれだけ大変な場所に共通している雰囲気なんですよね.......(^^; さすが激戦区ですが。まぁ、年度が始まって2ヶ月で放り込まれた状態で、いつまでに「仲間」として食い込んでいけるか.......読めません、ハイ。

 で、取りあえず巡回してnature.comから。
 昨日付けは更新できず、また気になる記事もあるんですけど。取りあえず二つほど......一つはNorth Korea's bigger blastと言う話。まぁ例の北朝鮮の爆竹ですが、監視が、核実験テストの確認のラッシュをする、とあります。
 読んでみますと........5月25日の朝、北朝鮮が第二の核装置をテストしたと発表した時、世界中の地震観測所で波の形で1分以内に拾い上げられて確認された。しかしこの爆発のデータを集める事は、この国の核能力がどれ位を意味するのかは長くかかるであろう。
 現地時間5月25日の午前9時55分、日本の島根県と鳥取県の監視所は、2006年に北朝鮮の核兵器の実験を行った地域から広がってくる地震波を拾い上げた ー その地域は自然の地震活動はわずかである。自然の断層にそった動きは、「S波」を通じてそのエネルギーの大半が移動する一方、一カ所での爆発では大半は圧縮されたP波をとして放出される。日本で探知された波は、そのS波の内容はP波の5分の1しかなかった。「自然の地震ではこれは不可能とは言えないが、しかし極めてまれにしか起きない」と気象庁のGen Aokiは言う。
 日本の当局はこの揺れはこの揺れはマグニチュード5.3であるとした。US Geological Surveyはその強さを4.7とし、そしてComprehensive Test Ban Treaty Organization(CTBTO)はそのマグニチュードは約4.5を記録した。この三つの推測は、数千トンに相当する爆発であると言う。
 北朝鮮の2006年のテストでは、1キロトン以下であったと推測されており、そして多くの専門家たちはそれは「失敗(fizzle)」であった考えている ー 爆発において、装置は完全な連鎖反応を起こす事に失敗した。北朝鮮の兵器プログラムではプルトニウムを使っており、これは適切に点火するのに調和した爆発を慎重に行って圧縮する必要がある。
 このマグニチュードの出力と爆発力をつなげるには、地球を取り巻く知識に頼る事になるが、しかし今回の最新のテストは2006年のテストの約5倍ほどであるように見える、とColumbia Universityの地震学者であるPaul Richardsは言う。Richardsは、この爆発は既存の爆薬からきたものとしては大きすぎる、という。「私にとって、数千トン規模の化学的爆発を、全て同時に一瞬で爆発させる事は、信じられないシナリオだ」と彼は言う。
 University of Hamburgの核物理学者であるMartin Kalinowskiはこれに同意するが、しかしこのテストが完全に成功したものではない、という。彼は他国の最初の核実験の線である、約16キロトンであろう、と予想していた。今回の件を推測してみると、月曜日の試験は「おそらくは北朝鮮が予想していたほどのものは生み出せていない」と彼は言う。
 他の者たちはしかし、北朝鮮は小さな爆発を欲していると考えている。2006年において、この国は中国に対し、その爆弾は約4キロトンとなるであろう、と語っていた、とVerifaction Research Training and Information Centre(VERTIC)のsenior researcherであるAndreas Persboは言う。北朝鮮が使用できる各物質の限られた量では、小規模な爆発は目的にかなった選択であるだろう。「それはほぼ成功であるように私には見える」と彼は言う。
 このテストの核の本質の更なる確認は、これから数週間でわかるようである。もしこの核実験が実際に核であれば、それは放射性キセノン同位体が放出され、他の原子力発電所と言った放出源の比率とは異なってくるであろう。日本の外務省の代表は、その二つの放射性核種監視所は、二日以内では何ら結果を出せないであろう、という;ロシアにある地上のCTBTO testing stationは、最初の数日以内に最初のキセノンを見る事ができるが、しかし完全な観測結果を得るには数週間かかる、とKalinowskiは言う。アメリカ軍の特殊な装備を持つ高茎はまた、このフォローの為に使われるようだ。

 と言う事ですが。
 見方が二つですが、どう分析すれば良いのかよく分からんですけど。どうなんですかねぇ......ミサイルも併せて、第三の打ち上げ・核実験とかもその内やるのかどうか、そういう体力もあるのかどうか、とか色々と考えるものはあるんですが。
 と言うか、まだ爆縮難しいだろうなぁ、と個人的には思っていますけど。爆発力については本当に分かれている印象はありまして、最大が20ktぐらいですか。最小でも前回を数倍上回り、と言う意見ですが、5ktぐらいと言うのがこの記事での専門家の話ですが。
 やっぱりそれくらいかなぁ、と思うんですがね.......ただ、コケているのか、小型で成功させたのかが読めないのはなんとも難しいものです。

 後はMalaria vaccine enters phase III clinical trialsと言う話がありますかね。大規模な研究の成功は、2012年に市場に薬剤を送り込めそうである、と。そんなに長くない記事ですが、ついに、と言う感じがします。
 世界で最も進んでいるマラリアワクチンは、その認可前テストの最終段階に、タンザニアのBagamoyoで入り、この薬剤が2012年に世界で使用される希望を起こしている。  5月26日、5〜17ヶ月の5人の幼児は、GlaxoSmithKline(GSK)のRTS,Sワクチンの予防接種を受けた。これから数ヶ月で、この研究は今までのマラリアワクチン候補の中では最大のものとなり、7つのアフリカ各国の11カ所において、2歳以下の子ども16000人が関係するであろう。
 研究者たちは、このフェーズIII試験がRTS,Sは、予防接種を受けた幼児と若い子どもにおいて少なくとも半数でマラリアの症状の進行を阻害するであろう。部分的に効果的なワクチンが非常に必要であった。マラリアにより死ぬ約百万人の大半が、5歳以下のサハラ以南アフリカの子どもたちである、とWHOは言う。
 「このワクチンは潜在的に数十万人の生命を救うだろう」とタンザニアでの試験のprincipal investigatorであるSalim Abdullaは言う。「(この試験の)一部を担った事は不思議な感じだ。」
 RTS,Sをフェーズ3にまで育てるのに、研究者たちは20年以上を費やした ー 薬剤となるまでの開発の最終段階は、調整期間への認可である。GSKとパートナーである、Bill & Melinda Gates Foundationから出資を受けているMalaria Vaccine Initiativeは、彼らはこのプロジェクトに4億ドル以上を費やしたという。
 この薬剤はコンビネーションワクチンであり、マラリア寄生虫のタンパク質の破片を、B型肝炎の表面いある抗原を融合したものである。「いくつもの他のアプローチが、科学的に有望である事を示している」とWHOのInitiative for Vaccine Researchのマラリアワクチンについて研究をしているmeical officerであるVasse Moorthyは言う。しかしRTS,Sのみがフェーズ3試験に到達した。
 数千人の子どもが関係した試験で有望な安全性と効果を示した後で、フェーズ3試験は2009年3月、ガボンのLambarénéで計画されていた。しかしこの国で新しく任命された保険大臣Idriss Ngariは、彼の最終決定をする前に文章をもっと良く見る時間を要求した、とMaralia Vaccine Initiativeの長であるChristian Loucqは言う。
 もしこれがうまく行けば、このワクチンは2011年までに規制当局に提出する事ができ、そして2012年までに市場に出す事ができるであろう。Malaria Vaccine Initiativeは、これはGlobal Fund to Fight AIDS、Tuberculosis and Malariaや、Global Alliance for Vaccine and Immunizationsといったワクチンに出資している組織で働く人たちとともに、RTS,Sは市場に到達する事ができれば入手可能となる、という。
 「アフリカの子どもたちや母親へのコストは0になっていくだろう」とLoucqは言う。「それは以上に明らかだ。」

 と言う事で、RTS,Sがついにフェーズ3ですか。
 大分長くやっていますが、まぁ研究ってのはこういうものだろうと思いますけど。成功すればどれくらいの値段になるのか、供給するのにどうするのか、とか色々と気になるものがありますが、まぁでもまずは出来なかったものがついにできる、と言う事になります。
 マラリアの話は「からむこらむ」で触れた通りですが、非常に大きな部分を占める病気ですので.......この克服は本当に「夢物語」から現実へと進んでいるなぁ、と。関係者は感慨深いのではないでしょうか?

 後はブタインフルもあるんですが、体力と集中力がないのでパス。後日訳そうと思っています。

 ま、こんなところで早いですが以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は昨日の低気圧がまたどっしり太平洋側に居座るようで。本当に居座っているな......と言う事で、沖縄や北海道の一部は晴れ間が見えるところ、各地で雲が多いようで。関東地方は雨が降るようですが、時折止むようで。東京で20/17と言う予報ですか。
 まぁ、また半端に冷えそうです。

 さて、今日は金曜日ですか。
 管理人は仕事となりますが。まぁ、突然仕事が入ったので、やっていない事柄もあり、ちょいと一段落ついたらそっちの処理をしたいなぁ、と思っているんですが.......まぁ、どうなりますか。色々と仕事の方でみておきたいものもあるんですが、初っぱなから全開と言う気には毛頭ならないので、まぁ相談しつつ、と言う事にします。
 さてさて......ま、マイペースで切り抜けましょう。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/28
 さて、昨日は職場Gでの仕事の始まりでしたか。
 朝は久しぶりに5時過ぎに起きまして、しばらくぼへっと。これをサイクルとしなければならないのですが、取りあえず軽く食べてから出勤。まぁ、結構面倒くさいルートなんですが、やれやれと向かって行きまして、8時前に職場へ。そこで久しぶりにボスと話などしてから、職員に紹介されまして.......で、そのまま何の打ち合わせ、調整もない状態でいきなり仕事という。
 いやぁ、参りましたね、本当。
 2ヶ月のブランクもあり、最初は結構固かったんですが、始まってみればそれなりに出来るもので。ただ、流石に精神的に非常に疲れるのはありまして。周りの同僚も大分気を遣ってくれまして、まだお互いに距離感が掴めていないんですが(当然ですが)、結構心配されているようです。
 まぁ、いきなりぶち込んだらそうなるわな.......
 とりあえず、関係者の打ち合わせやらもしていまして、ごたごたとやって終わってみれば7時前。初日からか、と思いつつ帰宅して、急いで食べて食事をとってしばらく仕事。
 ま、本当に疲れました、ハイ。

 と言う事で、生存報告です、ハイ。
 こっちも流石に余裕がないんですが。まぁ、取りあえず今週を乗り切る事だけを考えています。やった事が無い仕事、ってのはやはりハードですので.......ちなみに、職場も取りあえず「激戦区」でした。多分、今までで一番ハードな部類かと思いますが。
 まぁ、頑張っていきます。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/27
 さて、昨日は疲れた一日でしたかね。
 7時前に起きだしまして、そのまましばらくコーヒーをすすってから着替えて、久しぶりに本部の方へ行きまして。まぁ、電車が遅れていたり色々と危なっかしい感じでしたが、取りあえず予定の時間にはどうにか到着して担当者と話。その後、次の職場Gへ向かいまして.......まぁ、何つぅか、本当に駅から遠い所にあるなぁ、と。
 で、取りあえず面談と、状況が状況何ですさまじく慌ただしい中を担当者を10分だけ引っ張り出して話をし......で、慌ただしく撤収。
 そのまま地元駅の方へ戻ってやれやれ、と食事していたら珍しく携帯電話に連絡がかかり、急用で電話が入っているからとっとと帰ってこい、と言う事で慌てて帰宅して連絡をとってみれば、何やら健康診断を今日受けろ、とかなんとか。まぁ、もうタイミング的にもそれはちょっともう勘弁してください.......と言う事で、勘弁してもらって土曜日に指定の機関で受ける事に。その後は1時間ほど仮眠をとってから、途中から入り込む仕事関係の確認やら検討で過ごしていましたか。
 まぁ、疲れた一日でした。

 そして昨日はよく晴れた天気の一日。
 いやぁ、上着来てらんねー(^^; ネクタイなんかしめてらんねー、と言える程度の気温でしたが、やっぱりねぇ。衣替えも近いんで、とっとと脱ぎたいものはありますが。日差しも結構強く、動くとそれなりに暑いですね。
 ま、絶好の散歩日和でもあったかと思いますが.......しばらく散歩出来ないなぁ。

 で、まぁ予備役から現役に引っ張り出されていますが。
 取り合えず今日から正式に、と言う事になるんですが、副ボスと話したの30分もなく、他の人との打ち合わせも最小限と、思い切り「大丈夫かこれ?」的な雰囲気が結構あるんですが。まぁ、余裕が無い激戦状態に入っていればそういう物ではあるんですがね。
 まぁ、しばらくはストレスとの戦いとなるのは目に見えるんですが.......とにかく、不安が結構あります、やっぱり。人との接触が多い部分ですので、途中からってのは余計にハードなんですよねぇ。まぁ、もっとも幸いなのは「大変なところ」な職場なんで、力を見せればどうとでもなるといえばなるんですが。
 まぁ、どうせ一ヶ月していれば「最初からいたかのような」溶け込み具合になっているんでしょうが、やっぱりそれに持っていくまでがハードですから、なんとも。まぁ小心者にとっては不安な物が一杯です。
 ちなみに、何で突然現場に呼び出されたのか、と言うのがよく分かるぐらい「突然」だった事は事務所の机でよく分かりましたか.......そのまんまなんですよ、えぇ。片づけられていないし。残っているファイルとかどうすればいいんだか........
 いやはや.......

 まぁ、そういう事で本日はちょいとごたごたなんで生存報告ですが。
 今日から仕事再開ですが。まぁ、負荷は少ないんですがどうなるかは自信は流石にないです。ま、頑張ってやろうとは思いますがね。
 やれやれ......

 と言う事で以上で。
 サバイバル、サバイバル........




2009/05/26
 さて、昨日はちょいと緊張の一日でしたか。
 朝は中々起きる事が出来ず(と言うか、どうにも眠気が強い)、起きだしたのが9時。気が抜けているのか、どこか疲れているところがあるのかがよく分からんのですが、やっとこさ起きだしたんですけど。ま、本来なら散歩に出ようか、と考えるような時間帯ではあったんですがね。
 ただ、これが結果的に幸いしたのか、先週末にあった例の仕事復帰の件で、そこのボスから電話。実は職場Aの時の上司だったので、お互いに気が楽というか。本部と調整をつけとくから、と言う事で、その後本部から電話があり、結局補充で実質フルタイム条件の復帰という事に。
 で、まぁ当然スイッチが切り替わるんですけど。落ち着かんわな、当然。
 と言う事で、あれこれと調べものしつつ過ごしていましたか.......ま、仕事にかかわるものと言うのもあるんですが、職場の行き方とか。
 その後、夕食をとってからちょいと飲みにでまして、一人で二時間ほど飲んでいましたかね。
 ま、何つぅか。色々と始まりにむかっています。

 そして昨日は良い天気の一日でしたかね。
 朝は降っていたようですが。起きだした時には上がってはいたものの、地面は大分濡れていまして、レーダーをみていても雨が朝降っていた事が分かりましたが。ただ、その後は雲も切れてきてだんだん晴れてきて、昼過ぎには大分良い天気となりましたか。気温は涼しめでしたが。
 まぁ、絶好の散歩日和だったかなぁ、とも思いましたが.......

 と言う事で、戦線復帰する事になります、正式に。
 実質フルタイムですね.......経理の都合上から、しばらくはパート扱い、ってパターンでらしいですが。取りあえず火曜日面接・確認を経て、水曜日から復帰、と言う事になるそうで。いやぁ......突然だよなぁ、ここら辺は。突然となるのはある程度は予想はしていたんですけどね。その面接も、本部行ってから次の職場「G」へ向かってボスと面接、と言う事になるんですけど。そのボスが出張でいない、と言う事だったんですがボス代理と面接でOKだそうで。
 知っているから手を抜いたか(^^;
 ただ、次の職場は辺鄙な場所な上に(5時起き、朝一のバス)、結構ハードな場所(と言うか、本当にそういうところしか行っていない気もするが)な上に、やった事が無い仕事をやる事になりそうなうえに、突然引き継ぎと言う状況ですので、そこら辺で序盤がかなりハードになる可能性がありますが。しばらくは愚痴りまくりそうですが、まぁそれこそこのサイトの本領になるんでしょう。
 どうなりますかね......まぁ、頑張ります。

 しかし、2ヶ月ほど気ままに無職でしたけど。予備役と言うか何つぅか......
 復帰はいい事なんですが、しかしちと、やはりなんというか。切り替えが進み難い.......だらだらやっていたのがあるんですけど。そう言うのから戻していくのは中々大変ではあります。ここら辺が引きこもりから復帰できない人のパターンなのかもしれませんけど。まぁ、一度基底状態から励起状態に上げるのは確かに面倒くさいものはある.......余りブランクが長いと、この山がでかくなるんだよなぁ、と化学反応のエネルギーを何となく想起するものがあるんですけど。
 まぁ、先日散歩中に延々と切り替えていたので、大分覚悟は出来ていますけどね。いつか行く道なら、とっとと行ってやる、と言うのもあるんですが。ただ、緊張は当然するわけですが。
 何であれ、結局は前に進まないと話にならん訳だ。

 で、まぁ北朝鮮はまたやらかしたようですが。
 3年ぶりですか、核実験。マグニチュードが前回よりも少し大きめみたいですが。M5.3と言う発表がありますが、エネルギー規模から考えて低くても前回の倍、恐らくはもう少し上ぐらい? 前回は1キロトンぐらいではないかという話でしたが、数キロトンレベルとなるのかどうか。計画通りか、あるいはしけているのかよく分からんですけど、爆縮が二回目でうまく行く様なレベルなのか、と言うと疑問でもある。まぁその内分析結果が出てくるのでそっちを待つ事になるかと思いますが。
 natureでもやるかな? 出たら訳しましょう。
 しかし、まぁ取りあえず北朝鮮は核兵器運用なんてのは実質できませんから、どうやっても外交カードとして使っているんでしょうが、どういう具合になるんですかね。中国はまたメンツを潰されましたし、アメリカは強行手段をとるのかどうかがよく分からんし......今一つ、クリントン政権のやったことと、ブッシュ政権の後半の様子やらみていると、どうなるんだか、という気がするんですが。オバマ政権がどう考えているのかをみる機会となるでしょうけど。
 ここ数日の動きをみる事になるか......

 しかしつくづく北朝鮮ってのはいびつな国家だと。
 奇妙と言うか不思議ですよね......いや、金が云々とか国民が飢えているとか、そういう定番もそうですが。軍事面でも、40年前ぐらいのレベルのミサイルと、それなりに古いレベルの運用可能かよく分からん核兵器を持つ、と言う変な国家と言うか。
 よく言えば「一発逆転型」なんですが、「一発花火」と言う感じが実際か。
 で、まぁ通常兵力は良くて(というかかなりひいき目に見てと言うか)2級、実質3級以下.....士気や練度を考えるとそんな物、と言うところで、「こういうのだけ」がある、と言うか「これだけしかない」と言うのは実にいびつな軍事だよなぁ、と。同時に「戦争を仕掛ける」と言うのが実質的に不可能である事も分かりますが。
 だって、仮に北朝鮮が実際に使える核ミサイルを持っていたとして、それでどうするの? と。「それだけ」でどう戦うのか。実質攻撃された時の壮大な嫌がらせレベルの報復にしか使えなさそうですし......まぁ、その場合、韓国か日本がその対象となるのが非常にいやな話ではありますが。
 なんというか、感覚がよく分からんよなぁ......「核」と「ミサイル」だけにすがりついている訳で、まぁなんというか。いびつさは『1984』に出てくる国を彷彿させるものはあります.......まぁ、あの小説に出てくる国の方が軍事はまだしっかりしていますし、また北朝鮮の方は『1984』のような理論も何もないですが。
 まぁ、でも結局しっくり来るのは、この国は「金王朝」なんですよね、えぇ。裸かどうだか知りませんが(みたくもないが)王様がいて、その考えで決まるという王国というか。その王国も現代の物とは全く異なり、近世か封建制かそれぐらいのと言う感じで。一応絶対王制ではあるかと思いますが、何かもう周りが現代だから攻めてこないだけ、と言う感じの所ではある。20世紀初頭の帝国主義全盛の頃なら確実に潰されるぐらいの国情だよな.....王様がいて貴族がいてこちらは飢えていないが、民は飢えている。王様は王権の維持と軍事に積極的で、年代物だがそれなりに極力な大砲が2,3個あってメンテがされているけど、周囲には錆びた銃が一杯、と言う感じ。
 まぁ、息子に王位継承に成功してもその先はない、と言うのも現実ですが。

 ま、こんなところで以上で締めるとしましょうかね。
 さて、今日は高気圧が日本を覆うようですね。沖縄は前線の真下ですが、まぁ梅雨時という事ですか。かなり立派に長い梅雨前線ですけど。他の地域は大体晴れる所が多いようで。関東地方も晴れ。東京で25/18と言う予報と。
 ネクタイなんか締めたくないよなぁ......

 さて、今日は火曜日ですか。
 管理人はまぁ、朝から本部行って条件を聞き、職場Gへ向かう事にします、ハイ。取りあえずどういう事になるのか分からんですが、今週は後半はくたくたになっていそう、ってのは確実ですかね、ハイ......やれやれ.......
 ま、頑張ります。

 と言う事で以上で。
 また、後日......




2009/05/25
 さて、昨日は自宅に引きこもりの一日でしたか。
 朝は何か動けず、9時過ぎにやっとこさ起きだすという感じでして。まぁ、気が抜けているのかよく分からんのですが、とにかく眠かったです、ハイ。
 で、起きだしてからコーヒーなぞすすりつつ、昼までモンティ・パイソンのDVDなぞみながら過ごし、その後は読書やら、仕事復帰の場合(これはまだ未定なので)に備えてちょいと調べ物なぞして過ごしていましたかね.......と言うか、資料があるんですが、ちょいと見つからなくなって焦っていますが。
 うむ、どこへ行ったんだか。
 ま、何つぅか、とにかく余りあれこれというのがない一日でした。

 そして昨日は天気が悪い一日でしたか。
 朝から結構雨が強く降っていまして、半分眠りながら「あぁ、強いな」と思えるぐらいでして。ただ、昼からは雨は止み、夕方というか夕食ぐらいまでは曇り。ただ、その後はまた降り出すという。気温は低く、何となく羽織りたいような、と思う時もありましたが、ただ湿度がとにかく高い為に半端に感じましたかね。
 梅雨寒みたいな感じでしょうか。ま、もうじきそういう頃になりますが.......

 で、あまりにもネタがないので、取りあえず生存報告程度で締めるとしますかね。
 さて、今日は西から高気圧がやって来るようですね。北海道の東側で一部雨が降ったりするようですが、各地で回復傾向となるようで。沖縄も晴れますか。関東地方は明け方まで雨で、それ以降回復。東京で23/17と言う予報と。
 まぁ、湿度は高そうですが。

 さて、今日から一週間が本格化。
 管理人は散歩やら行こうとは思っていますが、仕事復帰があるのかどうかと言う連絡も多分あるんじゃないかと思いますので、まぁそれを考えつつ過ごそうと思います、ハイ。
 どうなる事やら.......
 まぁ、ねぇ。

 と言う事で以上で。
 また、後日........




2009/05/24
 さて、昨日ものんびりとした一日でしたかね。
 朝は7時半頃起きだしまして、そのまましばらくのんびりとコーヒーをすすって過ごしていたんですが、9時過ぎてから出かけよう、と動きまして。何km歩くか考えたんですが、結局16kmのコースで歩きましたか。
 で、昼前に地元駅に到着して、そこで食事やら、しばらく休憩して帰宅。
 その後、しばらくぼへっとしてから、natureの記事を読んでいたり、動画みて過ごしていましたかね......で、夕方に韓国の前大統領が自殺したとか云々とか。まぁ、韓国で大統領やるとどうにも、と言うのを改めて感じましたか。
#どうなっているんだか.......
 まぁ、その後ものんびりと。
 マイペースですな。

 そして昨日は下り坂の天気でしたが。
 午前中はよく晴れていまして、気温もそこそこ上がりましたか。思ったよりは上がらなかったかなぁ、と思いましたけど、それなりに暑い。と言うか、湿度がちょいと上がってきた感じでして、こちらも歩いていて汗がよく出ましたが。ただ、夕方にかけてどんどん雲が出てきまして厚くなりましたか。
 微妙に不安定っぽい感じもありましたが。事実、夜には雨も降りましたかね。湿度を上げるだけという感じでしたが。

 で、まぁまだよく歩いていますけど。
 いやぁ、日焼けが大分.......顔が微妙にひりひりしているんですが、重ね焼き状態ですが。ま、しかしやはり歩くと風景の違いが色々とあって良いですねぇ。
 草ぼうぼうだった田んぼが、いつの間にか鋤が入れられて、気付けば水が張られ、そして田植えが所々でピークのようで。川沿いの草もなんかまぁ、すさまじく伸びてきています。
 湿度も高くなるのか、と思うとちょいと憂鬱ですが.......

 そう言えば何かテレビで「西部警察」やっていましたね。
 石原裕次郎の二十三回忌だそうで、その繋がりでやっていたそうですが......ちょこまかとみてしまいましたが。やっぱりこういうのなくなったよなぁ、と。こういう力技って結構好きだったんだけどなぁ.......警察者は、こういう有無を言わせぬパワー系か、あるいは人情系か、そう言う結構「古典的」なのが好きだったんですが、今はもうほとんどないもので。
 何か、妙に部分部分がやたらとリアル指向、あるいは頭脳的なやつが多くなりましたよね......何か理屈をこね繰り回すのは好きじゃないんです、この手のは。頭脳でサスペンスで動く、と言うよりは、行動に行動で織りなす臨場感の方が物語としては好きなんですが。
 いや、分かりやすいのがいいと思うんで。
 ちなみに、「西部警察」の方は第一、二話と言う事でしょうか。石原裕次郎の課長が着任する時におきた事件、だそうですが。この時代の、強引に作った装甲車が何か時代を感じて良かったですね、えぇ。米軍の装甲車が盗まれて、犯人が無茶な要求する、って感じのなんですけど。
 装甲車で125mm砲って無茶がいい(笑) っつぅか、125mmってソ連系だよなぁ、とか思うものもあるんですが。まぁ、この時代だから許される、ってのもあるとは思いますけど。でもこういうのはなくなったよなぁ.......

 ちなみに、それなりの砲を備えた装甲車ってのは存在はするんですが。
 そう言うのが盗まれて都内暴走、ってなったら実際にはどうなるんですかねぇ。警察の領分になるのか、それとも自衛隊も「協力」して出動となるのか。
 戦車で、と言う事例はアメリカでありますが。具体的にどんなのかは覚えていなかったので、困った時のWikipediaを使うと、サンディエゴ戦車暴走事件とありますな。弾薬は搭載していなかったと言う事件ですが、当時既に二線級の戦車といえどやはりまぁ、戦車である以上車両じゃ止める事が出来ませんし。
 装甲車に近いのだと、やはり有名なキルドーザー事件に尽きますか。鉄板で防護した結果、警察やSWATは火力でこれを破る事が出来なかったと言う事件ですが。
 やはり警察レベルでは止めるのは難しい、と言う事になるんですかねぇ。
 と言うか、警察がその状況でどうやって犯人逮捕に繋げるのだろう、と言うのは気になりますが。犯人を生け捕りで制圧、って相当困難になると思いますけど.......

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 ま、先日でていたものですが。When is a pandemic not a pandemic?と言う話がありますか。ブタインフルエンザの流行状況についての議論は、大発生に対して取り組む事から注意を逸らしてしまうものだ、とDeclan Butlerは警告する、とありますが。
 読んでみますと......インフルエンザA(H1N1)ブタインフルエンザが世界中に広まっているが、我々は既に初期のインフルエンザパンデミックの段階にいる事について、ほとんど疑いは無い。それにもかかわらず、これをパンデミックと呼ぶ事に抵抗がもたれている。
 4月29日、WHOは6段階あるパンデミックの脅威の状況について、5段階目に移し、この新しいウイルスが「一つのWHOの領域において、2つ以上の国でコミュニティーレベルの感染が継続している」ことを示した。
 そしてそれ以降脅威レベルは維持されたままである − つまり、公式に世界的パンデミック状況の一歩手前のままとなっている。現在のフェーズ6の決定には、「継続的なコミュニティーレベルの感染が、二つ以上のWHOの領域内で少なくとも二カ国以上起きている」事が要求される。この基準は、遅かれ早かれほぼ満たされているであろう。
 それでも、今週WHOの事務局長であるMargaret Chanは参加国 − 英国と日本を含む − からの圧力にさらされ、地理的な拡大だけではなく、病気の重症さの評価を含めて再定義することでフェーズ6への移動を都合に合わせて遅らせ、あるは阻害された。
 症状の深刻さを要求する事をくわえるのは、常識をわきまえたものと聞こえるだろう。しかしそうではない。なぜならな、パンデミックの重症性は予想が出来ないからである。このインフルエンザはしくじるかもしれない;さもなくば、世界中で5000万〜1億人の死者を出したと推測される1918年のインフルエンザの発生による破滅を引き起こすような、報復をもってたった数ヶ月で戻ってくるかもしれない。
 さらに言えば、WHOは世界レベルでの基準にくわえる事は、意味はほとんどないと指摘する − 多くの医者、薬、そしてICUがある豊かな国における穏やかに見える病気は、恐らくはわずかな健康インフラしかなく、病気が潜在的にある様な、インフルエンザ感染の結果がより重くなる貧しい国においてはより重度で、かなりの致死率となる。
 では、パンデミックをパンデミックと呼ぶ、大きな抵抗は何なのだろうか? この言葉を使う事でが一般のパニックを引き起こす事を恐れる政治家と科学者達と共に、ニュースの解説者(news pundits)を含めて脅威のレベルについて否定的にこの言葉にいらだっている。
 フェーズ6の名称の重要性は過大評価されている。それはその段階に移った時に、自動的に、そして止める事の出来ない一連の厳格な処置を起こす為の基準となる警告ではない。Chanが言うように、「レベル6は我々が世界の終わりに面していると言う意味ではない。」
 WHOは4月にそのパンデミックの準備のガイドラインを修正し、この組織の役割は次のようなものに限定される事を明らかにした:ウイルスの拡大の程度の定義;国際的な公衆衛生の対応への調整;パンデミック用のワクチン種の選択と、大規模なワクチン生産を始める時の推奨;発生の化学データの収集の調整。
 そして各国は活動を起こす適切な決定に責任を持つ。例えばアメリカは重症さのスケールをハリケーンの様にしてカテゴリー1(致死率0.1%を意味する)〜カテゴリー5(致死率2%かそれ以上を意味する)といったスケールを作り、これにしたがった違う対応を計画している。
 US Centers for Disease Control and Prevention(CDC)のacting headであるRichard Besserは、4月28日の記者会見で、アメリカの見方として、WHOのフェーズは非常に小さな意味しかないと述べている。「我々が出来る事は、それをなんというか以上に多くの事を意味している」とレポーターに彼は語っている。それは「コミュニティーレベルで起きているのは何かを調べ、何を調整し、何を我々の指導に合わせ、そしてそこで何が起きているのかを元に我々の行動は何をするのかを調べる事」を含んでいる。Besserは基本的には、パンデミックの脅威に面しているように、アメリカは実際的な目的のために行動しており、そして、他の政府は似たように率直さを示すべきである、と述べている。
 実際に、WHOの国の反応の予想は、フェーズ5と6で同じである。両方とも「各国はその国の計画に基づいた行動をとる」事を要求しており、差し迫った対応」の準備をするように求めている。
 フェーズ6にするか、議論は続いている。ChanはWHOの最高決定機関であるWorld Health Assemblyの5月18日の年次会合の彼女の演説において、フェーズ6に移す事は時期尚早であると、止むなく懸念を認めなければならなかった。
 しかし彼女は、代表者達に対し、フェーズ5への移動は既にいくつもの準備手段をとらせ、そして公衆衛生、研究所、工業への警告をする手助けをした、と注意している。彼女は繰り返しパンデミックの定義を述べた:「パンデミックの定義の特徴は、世界の人口がほぼ全体的に感染に無力であることだ。全ての人々が感染するのではなく、ほぼ全ての人がリスクがある状態だ。」
 実際には、この特徴の定義はほぼ達している。5月21日、WHOは研究所で確認されたのは41カ国で、11034人が感染しており、85名が死亡していると報告している。さらには、公式には研究所で確認されたアメリカでの感染者数は5710人であるが、CDCは実際の数は恐らくは10万以上であろう、と指摘する。
 現在ブタインフルエンザはアメリカではそこら中に存在しており、CDCは確認された件数の数字は、ほとんど意味を成さなくなっていると言う。その代わりに、伝統的なインフルエンザ要の症状の監視を、パターン、集団、そして濃くないでのインフルエンザの活動の変化を調べる事で監視するシステムに移っている。他の国々はその発生の進行に適して変えて行くだろう。最初の拡大を遅くする事ができる、迅速な隔離と、各ケースの治療を組み合わせた厳しい監視は、地域における発生の最初期の段階でしか意味を成さない。それはアメリカでのように、一度ウイルスがコミュニティーないに拡大してしまえば意味を成さなくなる。
 Chanが演説で示したように、フェーズの決定の為のつまらない議論よりは、より貧しい国をパンデミックに備える手助けといった、より差し迫った問題がある。
 「このウイルスは恐らくは執行猶予(grace period)を与えてくれているのだろうが、しかし我々はこれがどのくらい続くのかを知らない」とChanは言う。「私は国際コミュニティーがこの猶予期間を賢く使う事を強く主張する。私はあなた方に、あらゆるものをよく見、我々ができるあらゆる事を正しく行って、発展途上国が世界的な伝染の矢面に立つ事を防ぐ事を強く訴える。」
 今朝、ChanはWorld Health Assemblyに対して、フェーズ6へ移行しないよう圧力があるにも関わらず、彼女は必要ならばレベルをあげる事を躊躇しない、と述べた。Chanは正しい − これはパンデミックをパンデミックという時だ。

 と言う事ですが......まぁ、衛生関係の担当者の人たちは本当にお疲れさまです、としか言い様がないんですけど。WHOの首脳部も相当に悩んでいる部分はあると思いますけど。
 ちなみに、フェーズ6への反対は、英国、日本とありますが中国も反対したかと。主な理由は「経済に影響を与えるから」と言う事でしたが。
 結局WHOの「パンデミック」の意味をもっと考えるというか、広めるべきなんでしょうかね。バイオハザードのレベルと同一視されているのはあると思いますがね。レベルが高いほど、フェーズが高いほど「死ぬ」と。でも、WHOのフェーズは「感染の状況」を示しているだけですので、その病原性が問題になっているわけではないですから。まぁ、聞きなれない指標ですので結局広報していない、と言う事か........
 ちなみに、この記事ででているアメリカの10万、って数字は納得しますし、実際にはそれ以上と踏んでいる部分もあるのではないかと思います。アメリカ帰りの人たちがかなり感染していて問題になりましたが、それだけかなりいると言うことですから.......多分、欧州全体は相当な数になっていると思います。メキシコも把握できていないでしょう。「日本だけ急増」とかいってすぐさま批判しているマスコミの「解説者」は、そこら辺は考えられないようですけどね、えぇ。そんなに被害妄想が大きいのか、と思うものはありますけど。
 まぁ、日本も水際対策をとっととやめて別の方向に持っていったりと、状況に併せて対応していると思います。ただ、結局どうやって防いでいくか、対応していくかは、しっかり情報を広めることは当然ですが(これは今非常に力を入れている)、同時に結局は個人がどうするかというのもあります。
 「熱が下がったから」でウイルスがなくなった訳じゃないとか、そういう「常識」をもっと身に付けないとまずいでしょうねぇ、本当.......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は四国と北海道の東側に低気圧がある配置となるようですが。西日本は晴れ間が見えるところが多いようですが、どこもかしこも雲が出るようで。本州などは雨が降るところもあるようで。関東地方は雲が多く、午後から降りやすいようで。東京で21/19という予報ですか。
 まぁ、すっきりしないようで。

 さて、今日は日曜日ですか。
 管理人はまぁ、のんびりやります、やっぱり(^^; 仕事の話の方がどうなるのかがよく分からんのですが。早ければ今週にも、いきなり激戦区で現場復帰となるか。さもなくばまぁ、話が流れるのか。ちょいとよく分からんのですが、取りあえずマイペースで今日は過ごします。
 調べたいものもありますので。仕事関係で。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/23
 さて、昨日は在宅の一日でしたかね。
 取りあえず、起きだしたのが8時半。妙に眠くて困りましたが、どうにかこうにか起きだして一息、と言う具合になりましたけど。で、そのまま午前中にnatureの記事を読んでいたりしていたんですが、その後にちょいと「宿題」がありまして、そっちをしばらくやっていましたかね。
 まぁ、思ったよりはすぐに終わるというか。A4サイズの文章って結構量少ないんだなぁ、と思うものがありましたけど。
 その後、午後からはしばらく自室でゆっくりやるなどしていまして、まぁのんびりモードで過ごしていましたが、夕食時に元同僚から電話がかかってきまして、人手不足と言う事だそうで、とある地区で復帰と言う話が出てきましたか。
 .......よりによって年度の途中で激戦区行け、ってか.......
 まぁ、無職よりは良いわけですので、取りあえず話を聞いてからまたあれこれ、と言う事になりそうなんですが。それで色々と考えていましたかね、ハイ。

 そして昨日は風が妙に強い一日。
 朝は晴れていたのですが、昼にかけて雲が出てきて、その後は曇り。そして風がとにかく強く吹いていまして、何となく落ち着かない感じではありましたか。関東近辺は所々雨が降るようなこともあったようですが.......一応、居住地域では降りませんでしたけど。
 ま、何となく落ち着かない天気の一日でした。

 で、まぁ取りあえず戦列復帰が濃厚ですが。確定じゃないです、えぇ。
 いつからか、ってのがまだよく分からんのですが。そこのボスが職場Aでの上司と言うのは少し気が紛れそうですが。他にも何人か知っている人がいたような記憶がありますが.......うむ? やった事のない仕事になりそうなんですが、まぁ復帰すればしたで、と言う事になるかと思います。
 復帰すればストレスとの勝負となりそうですがね。さてさて.......

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 昨日は長かったんで読んでいなかったんですが、取りあえず取りこぼし分と言う事でWhy people with Down's syndrome get fewer cancersと言う話。ダウン症とガンの関係の話ですが、何故ダウン症の人では少ないのか? と言う事について、余分な遺伝子が腫瘍を成長させる血管の成長を止めるという事だそうで。
 読んでみますと......ダウン症を引き起こす余分な染色体にある遺伝子は、この障害を持つ人をある種のガンから守る手助けをする。
 Children's Hospital Bostonの血管系生物学者であるSandra Ryeomと彼女の同僚らは、マウスとヒトの細胞において、DSCR1遺伝子(RCAN1としても知られる)の追加分の第三のコピーが、がん性腫瘍を育てる血管の成長を抑制する事ができる事を実験で示した。
 「これは大きな発見だ」とRyeomは言う。「それは我々にガン治療の為の新しい標的を提供する。」
 21番染色体の余分なコピーは、ダウン症として知られる発達障害を起こす。しかしその余分な遺伝子のいくつかはまた、ダウン症の人である種のガンがより少ない事を説明するものと考えられる。2002年にほぼ1万8000人のダウン症の人たちの研究において、彼らのガンの死亡率は全体の人口におけるそれの1/10以下であった。
 今日のNatureに発表された研究は、この傾向への説明を提供する。それはDSCR1遺伝子の更なる発現が、あるガンが血管形成(angiogenesis) − 癌細胞の成長に必要な血管の成長 − に使う信号の経路を抑制する事を示唆する。
 研究者たちは肺ガンと皮膚ガンの細胞を通常のマウスとTs65Dnマウス − ダウン症のマウスのモデル − に注射する事で、Dscr1のマウスにおける調整効果をテストした。各遺伝子の正常な二つのコピーではなく、Ts65Dnマウスは人の21番染色体における231個の遺伝子中、DSCR1を含め104個のコピーを三つ持っている。
 研究者たちは、このダウン症のマウスモデルは3〜4週間後で通常のマウスよりも腫瘍の成長が約半分である事を示した。研究者たちは次にDscr1のコピーを三つ持つが、他の21番染色体遺伝子の数は正常であるマウスをテストすることにより、Dscr1の効果を分離した。これらのマウスはまた、3週間後でも腫瘍の成長は約半分以下であり、Dscr1は腫瘍の抑制の大きな原因である事を示した。
 他の21番染色体の余計な遺伝子がまた腫瘍の抑制に関係しているのかどうかをみる為に、この研究者たちは追加のDscr1を取り除いたが、他の21番染色体の遺伝子のコピーを三つ持つTs65Dnマウスを用意した。これらのマウスは同じ期間で正常なマウスよりも約25%腫瘍の成長が小さかった − この事は、Dscr1遺伝子は重要ではあるが、しかしTs65Dnマウスにおいて観測された全ての腫瘍抑制を説明する事は出来ない事を示した。
 「明らかに、これは一つ以上の要因が機能している」とRyeomは言う。「我々は4〜5個の遺伝子が恐らくは共に血管形成と腫瘍成長の抑制に働いているのだろうと考えている。」 それ故に、研究者たちは談笑の人におけるガンの成長を減らすであろう他の遺伝子を探した。培養細胞中で成長させたマウスの細胞を使った続く実験では、Dscr1の更なる発現が他の21番染色体遺伝子Dyrk1aと複合すると、血管形成と腫瘍成長をさらに抑制する事を示した。
 ヒトのダウン症において何が起きているのかをみる為に、チームは健康な人とダウン症のヒトの皮膚細胞から誘導した人工多能性幹(iPS)細胞を使った。
 iPS細胞が免疫抑制マウスに注射された時、それらはテラトーマ − 様々な種類の細胞からなる腫瘍 歯分 が成長した。通常の幹細胞を使った時には、この腫瘍は血管を形成する。しかし、ダウン症のテラトーマでは、血管の芽が出来たが、しかし決して完全に形成されなかった。これは血管形成が抑制されたからである。
 どのように遺伝子がヒトで機能するのかは大ざっぱな概算しかないが、しかし「ヒトに関連するマウスで機能を示した何かが重要なのだろう」とUniversity of Californiaの遺伝学者であるCharles Epsteinは言う。
 「我々がどのようにガンを治療する事について語る事ができる事が、ダウン症の研究が出来る事は注目に値する」とUniversity of Londonのhead of the Angiogenesis LaboratoryのKairbaan Hodivala-Dilkeは言う。
 しかし彼女はTc1お呼ばれる他のマウスモデルは、ダウン症の良い代用となる事を示唆しており、これはそれがヒトの21番染色体の遺伝子の約95%について、三つのコピーを持っているからである。
 Hodivala-Dilkeはまた、血管の内側にある細胞中に影響を与えるDSCR1の経路が、薬剤開発の良い標的となる事ができるかどうか、疑問を持っている。
 「(その経路は)多くの異なる細胞中に存在している」と彼女は言う。心配な事は、もし新しい治療が血管の内部に特有でない経路をいじるのであれば、それは単に血管形成の抑制以上に、幅広い含みがある事になる。
 彼女のチームがその制御の全てが出来ていないにもかかわらず、RyeomはDSCR1遺伝子により作られるタンパク質のある種類が、血管の内側の細胞に「非常に特化」していると考えている。
 Ryeomのチームは既に薬剤開発の為の制御経路における最良の標的を分離しようとしている。彼女は、たった一つの余分な遺伝子が大幅に血管形成を減らす事を要求されて以来、治療がいつの日か可能となり、それらは「毒性のある薬と言うよりは、予防ビタミン薬をとる」様なものとなるだろう、と言う。

 と言う事ですが。
 え〜、23対、46本の遺伝子をヒトが持つわけですが、その中でも21番染色体を三つ持ってしまうケースがダウン症でして、恐らく発生率が一番高い障害であるかと思いますが。ま、独特の顔の表情と、知的障害、奇形などが有名ですが。教育・訓練により社会への適合は大分可能となる事が知られています。確か循環器系への負荷が大きいのと、アルツハイマー病と同じ症状を出す事が知られていまして、寿命は40代ぐらいとなりますか。
 ちなみに、誤解を持つ人がいるんですが、いい人たちが多いですよ、えぇ。ある種の特別な才能を持つ人もいますが。
 で、今回はその人たちの持つ三つの染色体がもたらす、ガン抑制の効果と言う事ですが。血管形成の抑制を自然にやる、と言う事だそうで。血管形成阻害によるガン治療薬ってのが実際にありますが、そういう観点から薬として可能性があると言う事ですか。
 興味深いものだと思いますが.......

 後はOld seasonal flu antibodies target swine flu virusと言う話がありますか。そう言えば報道されていたやつだな、とも思いましたが。現在のH1N1種による攻撃が何故若い人で一番厳しいのかを説明する事になるだろう、と。
 以前の年からのいくつかの季節性インフルエンザ種に対抗する抗体は、恐らくは現在地球を循環している新しいH1N1ブタインフルエンザにも活性を持つかもしれない、と最近の研究が報告している。この発見は何故ブタインフルエンザが、通常季節性インフルエンザに対してより感受性があるはずの高齢者よりも、若い人への感染がみられるのかの説明を示唆するもとなる。
 今日のMorbidity and Mortality Weekly Reportで報告されたこの研究は、2005〜2009年の間に行われたインフルエンザワクチンの研究において、359名の被験者から得た血液サンプルを分析したものである。60歳以上の人からのサンプルの33%は、このブタインフルエンザウイルスに反応する抗体を持っており、一方で18〜64歳の間の人々からのサンプルでは6〜9%であり、子供からのサンプルでは一切無かった。
 この結果は、現在のブタインフルエンザの流行でみられるものと一致する、とCenters for Disease Control and Prevention(CDC)のScience and Public Health Programのinterim deputy directorであるAnne Scuchatは言う。ブタインフルエンザの多くのケースが60歳以下で起きており、アメリカにおいて65歳以上の患者はたった1%しか確認されていない。
 それでもこの結果は注意を持って解釈するべきである、と今日の記者会見でShuchatは主張する。研究者たちは試験管でのアッセイでこのウイルスと反応する抗体がある事を示したが、しかし彼らはその抗体がヒトや動物においてこのウイルスに抵抗するかどうかをまだ示していない。「この特別なアッセイが臨床での保護を予測するものとして、時間の経過と共にうまく展開するのかどうか、我々は言うことが出来ない」とShuchatは言う。
 この研究の為に、CDCの研究者たちは血中の抗体がこのブタインフルエンザに対して活性を持つのかどうかを決定するために、二つのテストを使った。一つは培養細胞中におけるウイルスの成長に対する抗体のインパクトを調べたもので、そしてもう一つはヘマグルチニンと呼ばれる重要なウイルスタンパク質に対する、この抗体の阻害活性を調べる事である。
 その結果は、最近のH1N1季節性インフルエンザに対するワクチン接種は、このブタインフルエンザウイルスに対して抗体を作らない事を示した。しかし、より古い季節性インフルエンザウイルス、あるいはワクチンにさらす − 恐らくは1950年代かそれ以前まで戻る − 事は、何人かのより年をとった研究の参加者において、交差反応性抗体を作ったようである。
 この結果がまだ臨床的に確認されていないのにも関わらず、研究者たちはインフルエンザワクチンの臨床前研究でしばしば使われる、標準的な技術を使った、とUniversity of Georgiaのウイルス免疫学者であるRalph Trippは言う。「現実に、60歳かそれ以上の成人において相当な交差反応性のレベルがあると言うことだ」と彼は言う。
 この新しいブタインフルエンザウイルスの遺伝子の分析で、以前の季節性ウイルスとは劇的な違いがある事を示している。しかし、TrippはH1N1ウイルスは1940〜1950年代の間ブタの間を循環しており、そしてその時に季節性インフルエンザと混ざったであろうという。これらのウイルスにさらされた事で、今日のブタインフルエンザに対して個人を継続的に保護する、抗体反応を引き起こしたのだろう。
 その一方、Shuchatは、遺伝子の類似性が無いにも関わらず、現在のブタインフルエンザとシーズン後のウイルスが重なりに対する免疫反応は起こりえる事である、と言う。「我々が考えている特定のウイルスにはかかっていない」と彼女は言う。「しかし、それが30年代、40年代、そして50年代のいくつかのウイルスであるのならば、それは我々が今見ている物と免疫学的に似ているのかもしれない事を不思議に思う。」

 と言う事ですが。
 60歳以上、ですか。まぁ以前のH1N1の流行の抗体を持っているのではないか、と言う事が収支になりますけど。実際に60歳以上で33%ですか.....結構高いとも言えますが。一応、本当にその抗体が作用するのか調べてみたら、ヘマグルチニンをちゃんと阻害したようで、それなりに有効のようですが。
 でも、変異のことを考えるとそんな前の物が、とも確かに思わなくもなく......でも、まぁ有効に働くと言う事は構造の類似性があると言うことでもあるわけか。そう言うのが偶然出来たのかどうかはよく分かりませんが、それなりにその結論に至っても不思議ではなさそうな感じではありますね。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は北の方を中心に弱い低気圧が出てくるようで。その影響下の地域は雨が降るようですが、他の地域は大体晴れる所が多いようで。ただ、雲も多いようですが。関東地方は雲が多くなるようで。東京で29/19と言う予報と。
 まぁ、暑そうですな。

 さて、今日は土曜日ですか。
 大分暑くなりそうですが、まぁ散歩していこうとは思っています、ハイ。大分生活習慣になっているというか、だらけないために歩いているというのもあるんですが.......まぁ、熱中症には気をつけましょう、ハイ。
 何km歩くかねぇ......

 と言う事で以上で。
 また、後日......




2009/05/22
 さて、昨日はマイペースな一日でしたか。
 水曜日の夕食後の睡眠がきいて、3時過ぎに寝たんですが。それまでぼへっとネット上を周り、natureの記事の一部やら読んでいたんですけど、流石に眠くなりまして。徹夜という気は毛頭なかったんで、まぁそれでいいのでしょうが。
 で、朝は8時半頃に起床。
 起きだしてから、10時ぐらいまでコーヒーをすすりつつ、長々としているnatureの記事を読んで過ごしまして、そのまま14km程のルートで散歩へ。延々と歩いていまして、地元駅で食事やらとってから一息ついて、2時半頃に帰宅。
 しばらくゆっくりしてから、またnatureの記事を訳してやっとこさ全部訳して、その後ぼへっと過ごすなど。で、夕食時には酒なぞ飲みながら、その後ちょいと落ちてみたりやら。
 えぇ、マイペースです、ハイ。

 そして昨日は変化がある天気の一日でしたか。
 午前中から雲が高い所にありましたが、量はそこそこある感じでして。散歩に出ていると、ちょっと虹が見えたりとそれなりに水蒸気量はあったようですが、途中から晴れ。晴れているなぁ、と思ってきたくするとどんどん雲が出てきて、夕方には大分雲が厚く、そして風が強くなりましたか。
 まぁ、でも飛んでもなく暑い、と感じる事はなかったですねぇ、ハイ。

 で、まぁ歩いていますが。
 一応、まぁなんつぅか。体重も結構落ちています、ハイ。どうせ歩くなら落とせ、と言う事もありまして、落としているわけですが、取りあえず体重下落の停滞期も終わったらしく、また順調に落ちているようです。
 っつぅか、せっかくなんで歩数計にある消費カロリーと併せて計算してみますと、大体歩いた日のカロリー収支は、マイナス500kcal以上っぽいです。と言うか、胃が顕著に縮まっていまして、最近はそこらのレストランの食事で満足できてしまう程度に縮まりました。
 いや、以前はよく食っていましたからねぇ。まぁ、そりゃ体重落ちるよなぁ、と。最盛期の5%以上を取りあえず1ヶ月半で落ちていますが。まぁ、無職の間にもうちょい落としましょう、ハイ。

 で、散歩ついでに本屋もよっているんですが。
 最近ふと思ったんですが、いわゆる「ライトノベル」と言う分野があるじゃないですか。管理人は過去に、高校生ぐらいの時に友人が貸してくれたんですが.....それがライトノベルである、と言う事を知ったのはずっと後だったんですけど、まぁ文字通り軽く読めるものなんだ、と思っていましたが。
 まぁ、それ以降読んでいないんですがね。
 ただ、ふとそういうライトノベルのある棚をぼへっと眺めていたら、異様に分厚いのがあったりと、「これライト?」と言うのも結構あるんだ、とも.......なんだ、形骸化しているのか、とも思ったんですが、まぁ方向性が全く違うので、買って読もうとも思わないので確認もしていないんですが、どうなんでしょうかねぇ。まぁ、そう言うのを原作にアニメになっているだのなんだのあるそうですが、そう言うのもライト感覚なのかもよく知らんのですが。

 しかし、まぁ文字通りの「ライト」ノベルとして。まぁ、下らない事を考えたんですが。
 いや、せっかく過去のいわゆる「文学作品」が漫画化したりやら、表紙絵変えたりやらで復活している昨今ですから、そう言うのをライトノベル化したらどうなるのかなぁ、とも。
 例えば? ゾラとか(笑) 『居酒屋』のライトノベル......軽いんだか重いんだかよく分からんが、待っているのは破滅の物語だよな、これ。「これでもか!」と重くしてくれるロシア系の作家もどうでしょうか。ロシアお得意の「これでもか!」といわんばかりの重厚すぎるというか、ひたすらに重すぎるのを軽くしてみるとか........どうやっても軽くなる要素が無いような気もするんですがね、えぇ。モンティ・パイソンでもネタにされる、プルーストの『失われた時を求めて』とかもどうでしょう。
 で、出てくるのが結局分厚い本か。
 余り意味ないなぁ......いや、下らない事を考えたんですよ、ハイ。

 そう言えば、新型インフルエンザは関東にも、と大きく報道されていましたが。
 洗足学園の生徒だそうですが、アメリカ帰りで向こうで、と言う事だったようで。ぼちぼち関西から持ち込みがあると思っていたんで、ちょっと意外でしたが。まぁ、キャリアーは関東にいないわけがないので、やはり時間の問題でしょう。
 ただ、取りあえず気になる事がいくつか。
 一つは、結局「未成年者のタミフル」問題はどうだったんだよ、と。飛び降りだなんだ、ってありましたが、ここで以前書いたように、「インフルエンザの熱の問題で、タミフルの問題じゃなかろう」ってのが結局正しかったんじゃないの? と言うのが一つ。まぁ、現状で未成年への投与に今更反対する
 もう一つは用語の問題でして......「弱毒性」「強毒性」と言う表現が妙に引っかかる。
 病原性と混同されているような......まぁ、意味はその内変わって定着するもの、と言うのはあるんでしょうけど。本来的に「弱毒性」と言うのは、感染する場所が限定されているもので、「強毒性」は前進でインフルエンザウイルスの感染が起こるものだったと思ったんですが。
 ちなみに、この分類によればスペインかぜは気管やら、特に肺が酷くやられるものの前進がやられるわけではないので、「弱毒性」に分類されるはずですが......病原性は高いですけど。感染力がまたクソ強いのもありましたが、肺がかなりやられるので致命率が高まったと言う事だったと思いましたが。
 ここら辺の用語、どうなっていくんですかね? いや、ごっちゃになっていますよ、明確に。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 興味深そうなのはみんなPremium contentsなのが何か気にくわんが.......いや、Alzheimer's theory makes a splashとか、Elements reveal fossils' originsとか面白そうと思ったんですが、金払わないとみられないのでまぁ仕様がない。ダウン症の話もあるんですが、これは後で更新されて追加されているのに気付いたので次回かな.......
 で、かなり長いんですが、Lighting technology: Time to change the bulbと言う話でも。白熱電球は消えつつあるが、しかしそれに置き換わるのはなんであろうか? Stefano Tonzaniが我々のソケットを買える技術を調べてみた、とありますが。まぁ、PDFでも配布されている記事ですけどね。取りあえず、これが今回の更新で一番面白そうなんで。
 読んでみますと......カリフォルニア州Livermoreの消防署にかけられている、Centennial Lightは地球上で最古の機能している電球である。この4ワットの夜間照明は1901年にスイッチが入れられ、そしてほぼそれ以降止められる事なく光っており、トータルで約3500kWhほどのエネルギーを消費した。下記の写真のように、この電球はまたほぼ驚くほどなじみ深い:白熱電球の技術はその寿命からはわずかしか変化が無い。電球の内部にはフィラメント − このケースでは炭素であり、現在のモデルではタングステンである − が電流によって熱せられ、白く光って部屋を照らす。このデザインは1880年代にトーマス・エジソンが初めて商業的に成功した時の様に、シンプルで、多様性があり、そして安価である。
 それにもかかわらず、その技術は現在消えていっている。今日のエネルギーが欠乏した世界において、この装置はあまりにも無駄がある:使われるエネルギーの約98%が光ではなくて熱となる。よりハイテクに見えるハロゲンランプは全くそれよりも改善しない。居住用、工業用、及び商業用において使われる白熱電球の数によって、この無駄は多量に増加し − アメリカだけで標準的な電球ソケット(light sockets)は40億と推定される − そして、何故様々な国でこの電球が二酸化炭素放出を制御する方法として全体的に減らすよう求められているのかは明らかである。例えば2007年、オーストラリアは初めて全面的に白熱電球のしようを禁じた;その終了は2012年に完了する予定である。EUの参加国は似たような禁止を2008年に認めた。そしてアメリカは大半の白熱電球を2014年に無くす様約束をした。
 「照明分野(lighting field)はかなり保守的であり、その為にこれら政府の権限は進化の圧力としていくつかの歓迎がある」と電子工学のスペシャリストで、有機LEダイオード(OLEDs)の開発をしている、ドイツのドレスデンにある企業Novaledの出資者であるKarl Leoは言う。
 しかし何に進化していくのか? 白熱電球を除くことが環境的、そして経済のセンスであるのにも関わらず、長期間にわたる置き換えの為のレースが幅広く開かれている。
 現在、既存の電球を置き換えるのに十分に成熟している技術は、蛍光灯しかなく、これはエネルギーを光に変える効率は10〜15%である。蛍光技術はそれが厳しくおかしい色と同義とされた日々よりも大幅に改善しており、そしてエネルギー効率や長寿命が主な関心となる工業や商業において独占してきている。ここ数年、コンパクトで標準的なソケットに入れる事ができる蛍光電球が、過程に置いてさらに導入されている。
 しかし蛍光灯にはいくつかの欠点がある。例えば、蛍光ランプは低温ではよく働かず、そしてその寿命は頻繁な電源のオン/オフで劇的に短くなってしまう。恐らくその最悪のものは、各ランプには毒性のある少量の水銀が入っている事だろう。この存在は蛍光灯の寿命が終わった時に、廃棄するのに使用者にとり問題がある。
 ある人々はまた、蛍光灯の出す色について不満を言う − このランプが物体を照らすのと、自然の太陽光における照らし方を比較する事で。その十分な大幅な進歩にも関わらず、ある過程で使用者は暖かく、わずかに赤味がある白熱電球を好む傾向がある − その好みは非常に個人的ではあるのだが、とUniversity of Californiaの電子エンジニアであるCharles Huntは言う。「特定の光の色合いに関する主観的な好みは、性別(女性はよりきつくなく、暖色を好む傾向がある)とその人の出身地(南ヨーロッパの人はより冷たく、青味があるものを好む一方で、北ヨーロッパから来る人は暖色を好む)に依存している。」 他の問題は、蛍光灯を薄暗くするスイッチを機能するには、特別な回路が必要であるという事だ。そして、光の調節が可能なのが望ましい:「アメリカの家庭用の照明の5割は光の調節が可能だ」とHuntは言う。
 これらの問題は克服されるだろう − しかしそれらは開発者が後継技術を求めるのを奨励するのには、十分真剣なもののようである。
 恐らく、ステージの中心で張りあうであろう技術として幅広く予想されているのは、二種類の半導体が接触して出来ている発光ダイオード(LED)であろう。これに電圧をかけると、+の電荷が一方から接点(junction)へと流れ、そしてもう一方からの−の電荷と出会う。これらの電荷がくっつく事で、それらは光としてエネルギーを放出し、通常は特定の一色の光となる。
 LEDsは長寿命で頑丈であり、蛍光灯の大体二倍の効率である。実に、それらはコンピューター、テレビ、そして他の電化製品にも既に幅広く使われており、信号や車のインジケーター用といったアウトドアでの使用において、市場のリーダーとなっている。「LEDsは我々が将来の照明と考えるほど、非常に多くのアドバンテージがある」とPhilips Research Laboratoriesのsenior scientistであるHans van Sprangは言う。Philipsと他の大企業はこの技術に非常に重点を置いて開発をしており、急速なLED技術の発展を手助けする物質科学研究をサポートしている。
 これにも関わらず、LEDsはまだ全体における照明器具として大規模には受け入れられていない。問題の一つは、LEDの光で部屋を十分に照明するには、同程度の白熱電球と比較して非常に高い初期費用がかかる事である。これはたとえエネルギーコストやメンテナンスが顕著に低いとしても、消費者にとっては精神的に大きな壁となる。他の問題は、LEDの寿命は高温で作動させると顕著に短くなる事である。この事は特に強力なランプでの熱の消散が重要な問題となり、そしてコストの削減努力が複雑になる。サファイア以外の基盤からLEDの半導体を作るのはより安価になり、そしてシリコンベースの半導体を含めた代替は、熱の管理の問題を改善するだろう。
 他の挑戦は、どのようにLEDsから白い光を生み出すかである。商業的に利用可能な装置にとって好ましい技術は、単色の放出を吸収するであろう燐光を発生する物質で覆い、エネルギーを広いスペクトルの白色光として再放出する青、あるいは紫外線LEDである。よりエネルギー効率が潜在的に良い他の、白色光を生み出す方法は、赤、葵、緑のLEDsの光を混ぜる事である。これらの方法の両者ともに、色を付ける方法である。そして、後者の方法は三つの異なるLEDの種類の寿命が同じでない、と言う問題が付け加わる事になり、その為にこの光はその明かりの寿命によって色が変わってしまうであろう。ある程度の面積を得れば、他のものへと近づく事ができる − 非常に良く色を発する装置は、よりエネルギー効率が悪化するう傾向がある。
 ある可能性のある解決法は、現在テネシー州のVanderbilt Universityの化学者Sandra Rosenthalにより開発中である。彼女のアイデアは、紫外線放出LEDを使って、セレン化カドミウムの電子にエネルギーを与え、非常に良い色で白色光を再放出する反応をする。「これは我々が大幅にその効率を上げる事ができるかもしれない、うまく行きそうな代替物となるかもしれない」とRosenthalは言う。
 既に太陽発電のシリコンの代替として調べられている有機化合物は、LEDsの中での使用が開発されている。OLEDsは通常のLEDsがするのとほぼ同じ方法で光を生み出すが、結晶化した半導体ではなく、陽電荷と負電荷を生じる有機化合物を使っているという点が違う。一般的には、これらの有機化合物は就職されたポリマーシートと結合している。有機化合物の利点は、少なくとも理論上では、他のプラスチックフィルムの操作で使われている物と同じ、既に出来ている技術で相対的に安価に作る事ができる事である。
 OLEDsの主な問題は、有機化合物は水と酸素で分解してしまう事であり、装置の寿命が短い傾向にあることだ。これはエポキシレジン(epoxy resin)といったような不活性な透明ポリマーの中に封じる事で、ある程度までなら解決する事ができる。しかし、この化合物は元々分解するものであり、特に白色光を生み出すのに赤と緑と共に必要となる青色OLEDsがそうである。
 主流から外れているものとして − その技術がより小さな新興企業で開発されているという意味で − は、誘導灯(induction lamps)と陰極線発光(cathodoluminescence)がある。
 無電極灯(electrodeless lamps)としても知られる誘導灯は、1890年頃、ニコラ・テスラが内部の電極ではなく、チューブの外側にあるワイヤーのコイルの振動による電流によって働く蛍光灯を開発した時からある。しかしある人々はこれらの明かりは最終的にはプライムタイムの準備が出来ていると考えている。最新の装置の特徴は、少量のハロゲン化金属塩をくわえたアルゴンガスで満たされた無電極電球である。電子レンジに似たマイクロ波発生装置は波を生じ、導波管を通して送られコンテナ上で集中すして、ガスをイオン化してプラズマと気化した塩を作り出す。このプラズマと蒸気は共に幅広いスペクトルの白色光を持ち、効率はLEDsと似ている。この装置はまた非常に明るく、この事はたくさん光が要求される、車のヘッドライトや工業用の照明といった物で最初の利用が見込めそうである事を意味する。
 「誘導ランプで可能な明るさにLEDsが追いつくには長い、長い時間がかかるだろう」とこの技術の開発をしている所の一つである、英国Milton Keynesにある企業Ceravisionの主任科学者であるRobin Devonshireは言う。これらの照明が激しいプラズマ環境と電極が接触しない為に、これらは潜在的には何十年も残る事ができる。
 陰極線発光は古い形式のテレビで観られるような、ブラウン管(cathode-ray tubes)のように機能する。それは電子の発生源からガラス製の電球内部を燐光を発する物質で覆った所に浴びせるものであり、この物質が光を発する。電子分野では、高温あるいは光電子の効果は、金属表面に電子を発生させる為に使われる。そのような光の発生源は全く効果的であり、コンパクトな傾向発生源と比較可能である。その発色はよく、そしてその照明は白熱電球のような形状にする事も可能である。最初に使われるのは、過程でのしようとなるだろう。
 しかし、誘導灯も陰極線発光灯も理解の問題がある。「工業界においては、これらの技術が固体物理(solid-state)でないことに対して疑いがある」とUniversity of CaliforniaのCalifornia Lighting Technology Centerのdirector of engineeringであるBruce Peltonは言う。この理由の一部は、LEDsといったような固体物理装置 − 固体物質において光を発生させる過程があり、破損する稼働部分や電球部分を持っていない − は頑丈で長寿命となり、長期間の使用において大きな利点があると考えられている。しかし、また以前の硫黄を元にした誘導灯の具体化は、市場において足場を得る事に失敗した。この硫黄ランプは効率的に明るかったが、それは大きく、また硫黄プラズマによって高温となった時に部品の融解を止めるのに冷えた空気が必要であったためである。
 白熱電球を置き換える競争は激しいものであるようだ。しかし、あらゆるライバル技術の保証も消費者の許容からはほど遠い。一つの問題は、純粋に代替技術の数によって生じる混乱である。他のものとしては、これらの装置のそれぞれがいくつものパーツがあり、その為に基本技術の為に報告されている寿命とエネルギー効率は、装置全体からみればそれに応じておらず、そしてそれはまだ白熱電球のからそれほど前進しているものではない。例えばLEDにおいては、そのエレクトロニクスあるいは蛍光体(phosphors)は、固体物理装置自身よりも早く劣化してしまう。US Department of Energyの2008年に出版されたデータでは、商業的に可能なLEDsはコンパクトな蛍光灯の効率の約半分であった。そして、その開発が速くなってからも、この問題は残っている。
 その一方、これらの技術の幅広い受け入れが消費者の習慣の変化に重要なものである − そして究極的には、多量のエネルギーを節約する為に − 政府は多くの消費者が嫌った初期の蛍光灯といった以前の技術のエラーを熱心に避けたがっている。もし技術が最初に一般の人たちによりネガティブにみられてしまうと、これはその後起こる改良に障害となってしまう − 技術を強制しない正当な理由は、それが市場でテストされて、準備が出来る前だからである。白熱電球のフェーズアウトの計画に言及したウェブサイト上のコメントは、多くの人々の蛍光灯の意見は、時間が経過しても変わっていないと言う事を強調している。コスト、発色、瞬き、そして水銀の存在は参照された問題のいくつかに過ぎない。蛍光灯はまだよりエネルギーを消費する照明と比較して小さな割合でしかない。
 これらの理由全てのために、汎用の白熱電球は一つの新しい資源により置き換わる事はないだろうが、しかし一連の技術により、それぞれに適した使い方がされるだろう。例えば、もしOLEDの照明が工業的に安価な技術で継続的にシートを生産する事が出来れば、それは自然に地域照明(訳注:原文はarea lightingなので、地域というか、一定範囲の照明、と言う感じか)として拡散させる光を生み出すフラットパネルの候補となるであろう。それはOLEDsを半導体LEdsから方向性のある明るい光として自然に補完するものとなり、読書といった光をより必要とする作業のために置き換わるであろう。そのようなコンビネーションは照明デザインの新しいコンセプトとなり、それ故に設計者達は不要な、無駄な光を消費しない事でエネルギーを節約する手助けが出来るだろう。

 と言う事で非常に長いんですが。
 昨今の照明事情と言う事になりますが。蛍光灯ってアメリカじゃそんなに受け入れられていないのか、とも思いましたけど。まぁ、聞いてはいるんですが、何か日本じゃ普通に普及している感じもありますので、蛍光灯は。
 と言うか、日本でも電球そのものがほとんど見られなくなってきていますしね.......水銀灯とかは流石にいらんし、まぁ300W以上になれば家庭用では意味がなくなりますが。まぁ、でも蛍光灯でもまだ足りぬ、となればLEDやらあるわけですけど、それもどうやらまだ十分な物とは言いがたいようで。補完する関係で多様的になるのかもしれませんが.......
 ただ、消費者の好み云々もまぁ、ねぇ。メーカーとしては答えなければならない問題かもしれませんが、国からの制限もあるので推し進めなければならない。まぁ、今後どうなっていくのかはやはり技術開発の問題となるでしょうが。
 でも、何かの拍子にあっさりと、ってこともありえるのかとも思いますが.......
#LEDも急速に広まった感じがする。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は西から低気圧が東日本にも進出するようですが。九州など西日本の一部は晴れ間が見えるようですが、他は雲が多く雨という事になるようですね。関東地方は曇りですが、午後から降る確率が上がるようで。東京で24/19と言う予報ですか。
 まぁ、湿度は高いのかと思いますが。

 さて、今日は金曜日ですか。
 あっという間に週末という感じがしますけど。まぁ、取りあえず今日は作業をやる事にしましょうかね......そっちが終わったら、停滞している「からむこらむ」も視野に入れていこうとは思っているんですが、まぁどうなるか。
 ま、天気によってはちょっと外出、なんてのも考えますけど.......さてさて。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/21
 さえ、昨日はのんびりした一日でしたかね。
 酒も入っていたりなどで、余り気合い入れておきだそうと言う気にならず、10時過ぎに起床。そのまま午前中はぼへっと過ごしていたんですが、どうにも気合いが入らない。で、そのまま結局午後も動画やら見ていたり読書して過ごしていたりと、完全にローテンションで過ごしていましたかね.......夕食後、しばらく落ちてましたし。
 いや、のんびりとしている一日でした。

 そして昨日はよく晴れた一日でしたかね。
 ま、湿度は低く気温は高い、と言う。結構しっかり晴れていましたが、家にいる分には湿度が低い為か大分スッキリとして過ごしやすかったですねぇ。
 まぁ、散歩には良かったかも、とも思いますが。
 取りあえずローテンションなので.......

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Reunion of fossil halves splits scientistsと言う話がありますか。よく保存された霊長類の確認が危機に、とありますが......揉めている化石の話。
 読んでみますと......古生物学者達は化石取引の気まぐれによって数十年間分かれていた、普通に無いほどの完全化石の半分を一緒にする事で、霊長類の新種を確認した。この化石 − いくつかのメディアは、「ミッシングリンク」と銘打って報告している − の半分の片方はまた、過去のオーナーによりより印象的に見えるように手が加えられていた。
 この新種Darwinius masillaeと他の初期の霊長類の関係は、学術的な議論を巻き起こしており、American Museum of Natural Historyで今日の早くに行われる記者会見が行われ、そして来週にはテレビのドキュメンタリーが放送される。
 サル、類人猿、そして人類といった類人猿(anthropoids)の祖先である、初期のHaplorthinesとこの4700万年前のDarwiniusの関係には、ある重要な特徴がかけている、と著者らは書いている。しかし、同じ段落において彼らは「我々はDarwiniusをanthropoidと解釈はしない。」と書いている。
 このニュアンスは先週この発見が「あらゆるものを変えるであろう」とブロック体で宣言した、研究の公式な出版に先だって行われる発表からは消されていた。The Daily Mailは、この発見についての文書が発表された5月10日において、この化石の存在を報告しており、そしてThe Wall Street Journalも続いて5月15に、創造論者と進化科学者達の間の衝突を起こす可能性がある事を強調している。
 この化石は「完全に揃っているのが特徴である」とCarnegie Museum of National Historyのキュレーターで、この研究にはかかわっていないChristopher Beardは言う。この骨にくわえて、この化石はその動物の毛や消化器官といった者の部分的な痕跡といった、柔らかい組織も含めた概要を含んでいる。しかし著者らのこの種に対する解釈である、Harplorhineの祖先であるという事は広く認められそうにはない、と彼は言う。現代のキツネザル、ロリスといった「adapiformのグループとこの化石を割り当てる事は非常に容易である」とBeardは言う。
 霊長類の系統樹においてこの種をどこに置くかは、今日のPLoS ONEでの発表と、来週のテレビのドキュメンタリーの間で解決されそうにない。「私がする事になっている根本的な科学的問題は、より多くの人がこの標本に触れて数ヶ月間じっくりと論じて議論すべき事であろう」とBeardは言う。
 「この霊長類の種類の違いの間の関係について、4つの異なる見方がある」と同じ名前のドキュメンタリーに伴い委嘱されたThe Linkの著者であるColin Tudgeは言う。始新世の期間からの霊長類の化石を研究している多くの科学者達はadapidsを、今日のanthropoidsとは異なり、湿った花、特別な歯と爪を使ってグルーミングをする特徴を持つ、現代のキツネザルと結びつけて考えている、と彼は述べている。Darwiniusは現代のグルーミングの特徴を欠いているおり、その詳細としては、この研究の著者は初期のHaplorhinesの間に置くのを手助けすると言うが、しかしBeardはこの標本は現代のキツネザルよりも古い為にもっとシンプルであっただろうと言う。
 その骨格はドイツのMesselの堆積物中に見つかった。Tudgeは、この研究の著者であるUniversity of OsloのJørn Hurumは、彼の娘にちなんでちなんでそれを「Ida」とニックネームを付けていると言う。この沈殿物はIdaが住んでいた時代には熱帯雨林に似た(paratropical rain forest)状態であったが、しかし1970年代と1980年代にこの場所を発掘した時にそこは失敗した頁岩鉱山であった。化石を含んだ頁岩の層がしばしば破壊された、と研究の著者らは述べており、そして多くのそのような化石がその後数年間で個人のコレクションにみられる。
 Idaの半分は1991年にワイオミング州にある個人の博物館で見つかり、そしてNational History Museum of BaselのJens Franzenにより分析されてこの化石には偽の部分がある事が明らかになった。Idaのもう半分は報道によれば2007年にドイツのオープンマーケットで見つかり、そこでHurumはNational History Museum of the University of Osloと折半して購入した。
 「基本的にそれは路上のれき死体のように見える」とTudgeは言う − その理由は堆積物の層は、周期的にメタンを放出するであろう無酸素状態の湖の底において、化石の横たわった側にゆっくりと押していき、そして近くの動物を殺して、始新世における生命の記録を残す良い化石を提供する。この研究の著者らはIdaは若くして死に − 恐らくは9ヶ月 − そしてもし彼女が完全に成長すれば600〜900gとなったであろうと示唆する。多くのほ乳類のオスの生殖器でみられる陰茎骨(baculum bone)がない事で、彼女をメスとして判断した。
 Beardは、そのようによく保存された化石は、古生物学のコミュニティーにおいて大きな関心があり、特にそれはこの個体が若いためで、そしてその性別が分かっているからである。「これはほぼ5000万年前に生きた霊長類の成長と発達を研究させる。」 例えば、研究者たちは性の二形性の兆候が霊長類で始まったのはいつかを議論している − これは雄と雌の確認できる違いである。「それは生きているanthropoid霊長類の間で特に遭遇するものだ」と彼は言うが、しかしキツネザルではみられない。「我々が今必要なものは、我々が(Messelから)オスを探してそれを確認する必要だ。」
 「それは常にソフトな解剖学でみられるように、より多くの良い示唆がある」とBeardは言う。
 「誰が誰に関係していったのか」とTudgeは言い、「それはいつまでも続くだろう。」

 と言う事ですが。
 まぁ、何か所々読み辛い英文で困りましたが......脳みそも回転が良くなかったのもあるんですが、ともかく、今一つ危機感があるんだか無いんだかよく分からん話になっているな。
 Darwinius masillaeと言う生物の化石が二つに分断していたのが一つになった、と言うのが種子ですが。その一つはオープンマーケットで確保、もう一つは個人の収集家の手にあったものの、手が加えられていたと言うのが一つ。後は系統樹上でどうおくか、と言う進化と分類の問題があるということか。
 メディアも加わって面倒くさくなっているのではないかと言う感じもしますが。なんでメディアがそこまで食いついてきているのかもよく分からんが......偶然で一緒になったからか? ウォールストリートジャーナルに書かれている、創造論者との云々、ってのも気になるんですが.......何故ここで出てくるんだろう。

 ま、こんなところで以上で。
 さて、今日は中部以東は晴れるようですね。西の方は低気圧の影響で雨が降る所が多いようですが。関東地方は晴れ後曇り。東京で27/19と言う予報と。
 まぁ、今日も暑そうですな。

 さて、今日は木曜日ですか。
 取りあえず、やる事があるんでそっちも、とも思いますがまた歩こうとも思っていますので、まぁのんびりやっていこうとは思います、ハイ。歩いている間に色々と考えるかねぇ、とも思いますが。
 ま、面倒な事はちょこまかとあるものです。
 マイペースでやろうと思いますがね.......

 と言う事で以上で。
 また、後日........




2009/05/20
 さて、昨日はマイペースな一日でしたかね。
 取りあえず、午前中はのんびりと過ごしていたんですが、思い立って昼過ぎから上野へ。一応、空きはじめるであろう時間帯とみていた2時過ぎに到着してから国立博物館へ向かうと、阿修羅展は一時間待ち。どうしようかと考えたんですが、カルティエ展みたいなのがあるらしく、まぁ一緒に見るか、と決めて結局並んで1時間、やっと中に入って阿修羅他、興福寺にある仏像なぞ見ていましたかね。
 で、終わってから本館での新規収納された物やら、普賢菩薩像(絵画)、それと『枕草子』にでていながら、どうやら完全な話が残っていないらしい、と言う「住吉物語絵巻」をみて、その後カルティエ展へ。
 別料金で阿修羅展へ行っていれば1300円だそうですが。ま、一通りみてから歩いて神保町まで向かい、その後本屋に少し寄ってから帰路へ。4時間ほど飲んでから帰宅しましたかね。
 まぁ、午後に本格的に動いたというか。マイペースです、ハイ。

 そして昨日は雲が多い一日。
 晴れるという事がありませんでしたかね。うす雲から太陽は見えるのですが、青空は見えませんで、上野も同じ状況。気温はそこそこと言う感じ。湿度はそれほど高くはありませんでしたか。
 まぁ、動くには良いのかと思いましたが、面白みには欠けるかと。

 で、阿修羅展。
 興福寺自体は大体分かっているので、まぁ概要はすっ飛ばし、さらに発掘された銀の器やらもほとんどすっ飛ばしまたか......面白くないし(^^; 淡海公と言う時点で藤原不比等って知っているとねぇ。ちなみに、興福寺は奈良にある藤原氏の氏寺です、ハイ。
 で、みたいのはやはり仏像、と言う事で混雑の中かいくぐって見に行きましたが。やはりメインとなる阿修羅像はいいですね......仏像ってのは面白いもので、仏法の守護を司るものは皆魔を調伏し、厳しい顔をしているのが特徴で、また菩薩像やらは基本的に穏やかな顔なんですが、この阿修羅像はいずれ共違う、実に独特な表情をしています。
 まっすぐな視線、と言うのはともかく、なんとも思い詰めているような、考えているような、非常に不思議な表情ですが。館内のムービーで、なるほどディテールはそれほど細かくないんですがね。腕も妙に長かったりしますが、しかし表情がとにかく不思議で、それが魅力的な像かと思いましたが。
 まぁ、元々は六道の中の修羅界で帝釈天と延々と戦い続ける、と言う八部衆の一人だったんですが、いつの間にか仏法の守護者になっているのがなんとも面白いですが。それであの表情だもんなぁ........いや、魅力的な仏像だと思います。
 そして他に引かれるのが、四天王。調伏している像ですが、実に力強い。阿修羅像もそうですが、この像も実に気に入りましたかね.......いや、本当に当時の仏師の力強い仕事だと思いました、ハイ。実に引かれる物があります。

 で、カルティエ展の方はなんつぅか。
 別料金と言うのがちょいとなんですが。女性の比率が8割........(^^; いや、凄いですよ。外見上機械的なメカニズムが見えないミステリークロック(多分外周部分に何か仕掛けがあるとみていますが)が見えたり.......そう言えば、ミステリークロックの一部の上部は、何か大阪で見たビリケンさんに似たのがいたな(^^;
 で、まぁダイヤモンドやらその他宝石をちりばめた作品が200点以上ありましたか。
 えぇ、女性がかじりついていましたよ、本当。ダイヤだらけのティアラとかありましたが、ただ個人的な感覚かと思いますが、ダイヤだけだと色彩にかけますね、やっぱり。他の宝石とうまく色彩をあわせてあるものは流石に「ほぉ」と思いましたが。
 いや、本当に中には実に職人芸というか。緊張感のある作品があって、そう言うのはなんというか、いいですね、理屈抜きで。
 ただ、難点は証明というか。
 いや、ダイヤやらいいんですけど、反射がすごくて目が痛いんですよ、これ(^^; 後は各「フロア」どころではなく、各「部屋」毎に無線装置完備(しかも手を使わなくてすむタイプ)の警備員ががっちり構えていたのが印象的でしたか。
 まぁ、ティアラ一個でも相当な値段なのは分かるが........
 ちなみに、カルティエ展は今月一杯までです、ハイ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 古代史ですかね。Mercury traces expose Inca mining boomと言う話がありますか。ペルーの湖の堆積物は、過去の「死の鉱山(mine of death)」における文明の広範囲の活動を示す、とありますが。
 読んでみますと......南米でのスペイン、インカ、それ以前の他者による多量の水銀鉱石の発掘の証拠が、ペルーの湖の底から発掘された。
 今日ペルーのHuancavelica地域にある鉱山は、長い間辰砂鉱石(cinnabar ore)、あるいは硫化水銀を生み出してきた。子の地域のSanta Barbara鉱山はスペインによりmina de la muerte(死の鉱山)として知られており、その理由はここで働いた人の多くが水銀中毒で死亡した為である。銀の生産に使われた水銀の為の彼らの大規模な辰砂の発掘はまた、この地域を支配していた以前の文明による発掘の痕跡を破壊した。
 しかし、輝く赤いボディーペイントの為に使われていた事から、考古学者達はインカを通じてChavÍnのアンデスの共同体が辰砂を採掘している事を知っている。現在、彼らはどのくらいの量であったのかを知るいくつかのアイデアを持っている。
 University of AlbertaのColin Cookeと同僚らは、Santa Barbara鉱山の周辺の三つの湖から堆積物のコアをとりだした。鉱山から異なる距離であるこれらの湖における水銀汚染の歴史を分析する事により、彼らは発掘により水銀汚染のレベルを推測する事が出来、またはどのくらい遠くまで拡大したのかを推測する事が出来た。
 Santa Barbara鉱山に最も近い二つの湖においては、水銀の「劇的な上昇」が紀元前約1400年ごろに遡ってみる事が出来た。「紀元前約1400年ごろのHuancavelicaにおける辰砂採掘の始まりは、アンデスにおける採掘と冶金の最も初期の証拠の中に、我々の湖の沈殿物の記録をおく」とこの研究者たちは、Proceedings of the National Academy of Sciencesにおいて書いている。
 ChavÍnが紀元前600年に彼らの帝国の頂点に達した時、水銀のレベルはバックグランドよりも10倍高くなっていた。その後、水銀のレベルは一つの湖において1200年まで、もう一方は1450年まで減少しているが、その時にインカの接収によって上昇し始め、1550年にはバックグランドの50倍以上のレベルに達した。
 「水銀発掘が紀元前1400年に始まった時には、それは水銀鉱山の周辺の地域に限られていた」とCookeは言う。「インカがこの地域に一度は行ってから、それはほぼ10倍にまで上昇した事はほぼ明らかだ。インカは大きな見物(big show)であり、スペインは二番目であったが彼らには劣らなかった。」
 他の二ヶ所よりも大きく離れている第三の湖において、水銀のレベルは1400年以降からしか上昇していない。ChavÍnによる水銀汚染は、辰砂のチリに制限されていたようであるが、しかし少なくとも225km歯なれた第三の湖まで、汚染のいくつかは後の気体状の水銀は届いたであろう、とCookeと同僚らは示唆する。
 水銀レベルの急増、そして更なる拡大と言う事実は、Cookeと同僚らにインカは辰砂で染料を作る為に削っていっただけでなく、水銀の抽出の為の製錬もしていたはずであると示唆する。
 銀の加工の為の水銀を生産する為の鉱物の製錬は、現在スペインの植民地支配に関連しているために、この結論は議論を起こしそうなものである。
 この研究はまた、湖の沈殿物を過去の採掘活動の目安として使う価値を示した、とYale Universityの人類学者であるRichard Burgerは言う。
 「これらの鉱山は植民地時代に非常にたくさん使われ、初期の発掘技術の証拠はことごとく消されてしまった」と彼は言う。「私が(この論文を)読んだ時、私は’これは非常にエレガントだ’と思った。人々は植生の変化を見たり、あるいは気象変動を調べたりするなど非常に幅広く湖の沈殿物を使っている。これは初めて採掘を調べる為に使った人々を見た例だ。」
 Cookeは、沈殿物はこれまで理解していた以上に考古学において幅広い役割を持つ事に同意する。ある地域において、彼は「残ったものを蓄えている唯一のものかもしれない」と言う。

 と言う事ですが。
 確かに過去の、大分古い鉱山の採掘活動で沈殿物を使うと言うのは余りないのかな? まぁ、ちょくちょく年代測定やら何が起きていたのかを調べるのにこの手の沈殿物は使うので、そのものは珍しいとは言いませんが、しかし過去の水銀生産の状況を理解するのに使うというのはみた事が無い上に、道理にかなったやり方かと思いましたが。
 まぁ、ちゃんと歴史上の動きと連動しているのがなんとも。
 ただ、水銀のレベルはしゃれにならなかったでしょうねぇ、これをみると。どういう方法でとっていたのかは分かりませんが。採掘者達は辰砂まみれだったと思いますが、製錬も相まって酷い事になっていたのではないかと。
 まぁ、ただ辰砂と言うか、硫化水銀は吸収性は悪いので、一般の水銀のイメージほど悪くはないですが.......まぁ、継続的に多量に吸えば当然毒性は遺憾なく発揮されたでしょう。「死の鉱山」と言う表現はある意味正しいかも。
 日本も似たようなものだしな.......
 ま、興味ある方は「からむこらむ」でやっていますのでどうぞ......そっちは中国の不老不死の「丹」の話が中心ですがね。

 ま、こんなところで以上で。
 ちょいと酔っぱらっているので、取りあえずこれで終わり。今日はちょいと作業があるんで、そっちをやりますかねぇ......

 と言う事で以上で。
 また、後日........




2009/05/19
 さて、昨日はマイペースな一日でしたか。
 8時過ぎに起きだしまして、ぼへっとしつつ、9時40分ごろから歩きへ。ルートは色々と変更してみまして、アップダウンを付けた遠距離にしてみて、取りあえず12時過ぎに地元駅へ。そのまましばらく本屋やら見て食事をとり、帰宅してみれば3時前。
 その後はゆっくりやっていましたかね、ハイ。

 そして昨日は良い天気の一日でしたか。
 湿度が高くなるかと思ったら余り高くならず、風もあって大分負荷を覚悟していたんですが、むしろ歩きやすくて良かったですねぇ。もちろん、紫外線は強いようで、日焼けは大分また進行しているみたいなんですが(^^; ま、こういうすっきりした天気の時は活動しやすいものです、ハイ。
 ただ、沖縄・奄美は梅雨入りしたそうで、こういうすっきりした時間も後わずかと言う事かもしれませんが。

 で、歩きの方は大分まぁ。
 ルートを大分アップダウンが続く6〜7kmと、駅まで平らな7kmぐらいと言う具合にしまして.......まぁ、駅から自宅まで2kmぐらいなんで大体15,6kmぐらい歩いていたんですが、何かまぁ、天候は良い上に、体が妙になれてきたのか、疲れませんでしたね......
 いや、本当に。
 まぁ、小石が散乱している川沿いではなく、アスファルトと言うのが歩きやすかった事もあるのかもしれませんけど。予想ではもうちょい疲れるかと思ったんですが、実質ノンストップで14km近く歩いていまして、何か余裕。
 もっと高負荷かけんと疲れないのだろうか.......
 いや、現在のように職無し状態だと、実は夜寝るのがたいへんでして。必至こいて適度に負荷はかけようとしているんですが、徐々になれてくるとまた寝られないものもありまして。だから最近、雨の日ってのは結構厄介だったりします。
 なんかなぁ。
 仕事が来れば一番いいんでしょうけど、こればっかりは待つばかり。負荷を増やす以外はないのか? と言う事は通常20kmを普通にするか?(^^; 4月の末に踏破した河口までまた行ったら、負荷具合はどう変わりますかねぇ、と思ったりもしますが。
 これで本当に余裕になっていたら笑ってしまいますけど.......

 で、新型インフルエンザはまぁ、予想通り急激に拡大していますが。
 学校は今週一杯休校だそうで。授業の進み具合とか大変になるんじゃないかとも思いますが、対応としては正しいと言えます。まぁ、一歩遅い感じはするんですが。ただ、それにしても可哀想なのは修学旅行の当日、駅に集合して中止を聞かされている子供たちですか。こればっかりはなんとも不幸ではありますが。
 まぁ、強行して東京で発症しました、なんてなったらまさにえらい事になるのでしょうけど。関東側からは京都・大阪方面へ行く修学旅行が多いと思いますが、そっちもどうなるんですかね.......「延期」は簡単に出来ないと思われますので(スケジュールが詰まっているので)。大体は「中止」となるのか。
 ま、でも兵庫と大阪でここまで拡大しているという事は、保菌者は既に全国にばらまかれているでしょうから、後はどのタイミングで発症者が現れて、大流行するかですねぇ......まぁ、もう関係者は時間の問題と思っているでしょうが。
 ま、取りあえず以前から書いている通りに進行していると思います、ハイ。

 しかし、まぁマスコミも何か騒いでいるでしょうが。
 コメンテーターも案の定ですし、期待もしませんが、もうちょい常識か良識か、基本的な知識は持ってほしい物ですけど。「大騒ぎしすぎる」と言う発言がありますが、季節性インフルエンザよりも感染力は強い方。さらにいつ高病原性となるか分からない、と言う危なっかしい爆弾をそう易々と「じゃぁ、規制は無しにしますから」なんて公衆衛生の担当者が認めるわけがないわけで。
 そのコメンテーターが感染して調べてみたら高病原性で、死亡した揚げ句、共演者やスタッフも感染していた、なんてなったら一番しゃれにならんので。
 そうでなかったとしても、1918年ばりに今年の冬に高病原性になって大流行したら同じ事が言えるのかどうか。何度も書きますが、ここら辺の事例もあるからこそかなり神経質にやっているのではないかと思います。
 まぁ、近々(個人的には今週中にはと予想しますが)関東にきて広まったら死者も出てくるのではないかと思いますがね.......ちなみに、「日本だけ大騒ぎ」と言うマスコミのコメントは決して鵜呑みにしない方がいいです。多分、日本の人数の急増は逆に言えば体制が出来ていて、情報を極力拾っていると言う可能性もありますので。要は感染者を拾い上げる網がしっかりしている=引っかかる人数が多い、と言う。
 まぁ、それ以外も要因はありそうですがね......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は沖縄は前線が、他の地域は高気圧の影響下におかれるようで。沖縄はぐずつき、他の地域は大体晴れるようですね。関東地方も大体晴れ。東京で27/19と言う予報と。
 まぁ、やっぱり暑くなるか。

 さて、今日は火曜日ですか。
 管理人はとりあえずマイペースでやりますが、ぼちぼち阿修羅展みたいんだよなぁ.......(^^; 夕方に行こうかなぁ、とか色々と考えているんですが。まぁ、起きてから考える事にしましょう。
 取りあえず、のんびりやりますよ、ハイ。相変わらずという事になりそうですが。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/18
 夢の断片  ところで目を覚ました、ホラーチックな断片。

 さて、昨日は在宅の一日でしたかね。
 起きだしたのが10時前。まぁ眠い、と言うか、なんとも微妙な状態で起きだしまして、そのまま午前中はぼへっと。外は雨が降っていたんですが、ちょうど止み始める頃でしたが。特にあれこれ、と言うのもなくゆっくり過ごし、午後は延々と家人が渡してきた本を読んでいまして、そのまま夕方に読了。
 で、その後落ちる、と言う.......で、ホラーのような夢を見ていまして、ラストにちょうど起こされたて心臓がバクバク。いや、雰囲気が昭和ジャパニーズホラー風味だったんで中々おっかないものではありましたが。
 やれやれ、と思いつつ食事をとって後はまたのんびりと。
 まぁ、ぼへっとしている一日でしたか。

 そして昨日はメイストームでしたか。
 風雨が強かったですねぇ。流石に出ていこうとは思わない。ただ、日中というか昼間の数時間は雨が降らず、揚げ句一瞬だけ晴れ間も見えていましたか。もっとも、すぐに雨雲に遮られて強い風雨と言う天気でしたけど。気温は余り変化せず、湿度はただ高いと言う。
 まぁ、外出したいです、ハイ。

 で、ブタインフルエンザ......と言うか、まぁ「新型インフルエンザ」と言う名称が定着していますが、関係は一気に拡大に入っているようですね。
#っつぅか、H1N1/Aだけで今後通したら事例が分からなくなると思うんだが.......
#新しいインフルエンザが出てくる時にはどういう表現にするんだか。
 ほぼ同時期に発症している感じですが、西日本での集中ぶりから誰かがこの地域に持ってきた、と言う事が容易に分かりますが。これから急増することになりますけど、まぁ5月の下旬というのが唯一の幸いなのか、とも。
 ここ数日の乾燥した空気なども拡大に加担した可能性はありますが、これが冬場だったら恐ろしい。
 日本の方での情報は国立感染症研究所が毎日に数回情報のアップデートをしていますので、そちらを参考にすると良いかと思います。ここの良いところは、感染症の研究機関である事と、CDCやWHOからの情報も翻訳したりまとめてくれている事ですね......多分休みもなく出勤という自体になっている人も多いのかとも思いますが。
 なお、ここのコンテンツの一つにあるWHO発表の確定例を致死率が0.9%だそうで。メキシコが圧倒的に多いですが、大体先進国では0.2%ぐらいですか。死亡例のある国が集中しているので、他の国ではほとんど死者が出ていない事も大きいといえますけど。
 っつぅか、もうフェーズ6相当だよなぁ、これも。
 他にも当然ながら日本の公衆衛生当局である厚生労働省も情報が随時更新されていますが。トップページで最新情報にリンクされますので、そっちが見やすいかと思いますけど、新型インフルエンザ対策関連情報と言うコンテンツも作られており、そちらはまた予防法やら特徴が書いてありますので参考になるかと。と言うか、Youtubeに専門チャンネルつくって動画もあるとは思いませんでしたが。
 いや、そこまで力入れているとは思いませんでした、ハイ(^^;
 ま、個人的には厚生労働省は今回、恐らくマスコミ等の報道から見ると「何でそんなにうるさく言うんだ」とか「パフォーマンス」と言う評価が当初あったようですが、個人的には力入れていかに防ぐかに力を入れていただけだと思っていますし。対応が早いのは評価できるんですけど.......まぁ、致死率が低いと言う事もあって、やはり鳥インフルエンザの予行練習的な物もあるとは思いますが、新型の感染症をいかに防ぐかと言う最新の話題を相当に意識しているのかなぁ、とも。
 ここら辺を踏まえて、本格的に感染症の啓発活動をやってくれればなぁ、と思うんですが。

 ちなみに、ここら辺のパンデミックについては比較的最近に入手可能な良い本がありますけど。
 ここでも紹介した、『別冊日経サイエンス163 感染症の脅威 パンデミックへの備えは万全か』と言うのがよくまとめられて分かりやすいかと思います。もっとも、これ内容は高度ですのでうまく拾い読みしないとさっぱりかもしれませんが、まぁ弱毒性と強毒性の違いは何なのか、とかスペインかぜを起こしたウイルスの探索の話とか、基本的情報やら面白い物もあるかと思いますので。
 スペインかぜをしょっちゅう引き合いに出すのが、とにかくこれの高病原性が世界的に問題になったからですが。今回の新型インフルエンザと流れが似ているのも気になりますので。3月にまず流行し、病原性を高めて第二派が11月に流行っていますので。そこら辺も含めての情報もこの本には書かれています。
 一般の人にとっては、最初の記事が一番興味深いかもしれませんけどね......「新型インフルエンザ大流行に備える」と言うタイトルで、鳥インフルエンザ主体の話ですが。もし流行が起きたら? と言うシナリオの話なんで。今回の騒動と比較すると興味深いかとも。
 ちなみに、この本は再興感染症なども触れられていますので、感染症の啓発と言う意味では良いかと思うんで。専門的な本で、難しい部分もありますが、「まとめられている」と言うのは非常に有用な事ですので。
 まぁ、興味があれば是非。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は低気圧が通過して高気圧が入ってくるようですが。昨日のメイストームをもたらした前線を伴った低気圧は、そのまま南では停滞前線と結合、と言うか沖縄はぼちぼち梅雨入りと言う事のようですが。北の方が雨が降るようですが、他の地域はよく晴れそうで。関東地方も晴れ。東京で27/20と言う予報と。
 まぁ、蒸し暑くなりそうな感じが。

 さて、今日から一週間が本格化。
 管理人はまぁ、歩こうかと。後はちと考えておかないとまずいのがまた入ってきたので、そっちも細々とやる事にしますかね.......まぁ、なんつぅか、のんびりやります、ハイ。
 ちょいと面倒くさそうな天気ですが、まぁマイペースで。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/17
 さて、昨日は在宅の一日でしたかね。
 まぁ、久しぶりにボランティアながら仕事したのもあってか(と言うか、気を遣う仕事だったのも大きいが)どうにも動く気にならず、最終的にえいや、と思って起きだしたら午後1時。
 いやぁ、びっくり(^^;
 外は雲が厚く、気温も低めとあればそりゃ寝やすいわけですけどねぇ......で、起きだしてからぼへっとネット上を少し周り、その後『平家物語』の方が後少しとなっていたので、終わらせようと読んでいまして、夕方に読了。
 その後、夕食をとってからネット上を周っていましたかね......ハイ、のんびりとした一日でした。

 そして昨日は曇りの一日。
 非常に雲が厚く、なんとも落ち着かなさそうな、雨降るのかなぁ、と思わなくもない感じの天気でしたか。気温は20度を切り、ちょっと何か羽織りたいと思うものがありましたか。そして夜には小雨、と言う......まぁ、外出しても憂鬱と言うか......体育祭がある学校もあったようですが、それには良かったかもしれませんけどね。
 ま、微妙に重苦しく感じる天気でした。

 で、取りあえず『平家物語』を読了。
 いやぁ、面白い。岩波文庫で全4冊、内容は十二巻+灌頂巻と言う構成でしたけど。取りあえず、読み続けていましたが、この間の続きから言うと戦後処理から最終巻。その冒頭が大地震で始まり、平家関係者の残る処断と、頼朝政権の確立.....これはまさに教科書通りの「守護・地頭の設置」と言うものが触れられていますが、これが関連するのが義経の追討だったりしますが。
 そして、最後の灌頂巻での締めくくり。この方法は中々見事だと思ったんですがね......つまり、壇ノ浦で救出されて死ぬ事が出来なかった安徳天皇の母親である建礼門院の「その後」と言う話なんですが。出家して都から離れたところの寂光院で平家一門の冥福を祈る、と言う生活になるんですが。そこにいると言う話を聞きつけた後白河法皇との会談がメインになるんですが、仏教色が強いんですけどよく心境が分かる。
 と言うか、ここら辺が実に日本的とも言えますが。『平家物語』冒頭にかかる部分ですけど、栄枯盛衰・諸行無常についての話でもありますけど、同時に建礼門院の痛みがよく分かるものであると。ま、建礼門院自身平氏の最盛期に至るところに生まれ、その繁栄を見、そしてその繁栄の終わりを見届ける訳ですので、平氏没落後に仏道に入って後世を弔い続けた彼女の死による物語の幕引きはまさに適切であったと思います。
 ここら辺は作者のセンスだよなぁ.......いや、見事でした。エピローグとしては最適であるかと。実に優れたセンスと思いました。

 ま、とにかく色々と面白いと言うか。名前だけ知っているけど実際には読んだ事が無い、と言う本でしたが、当初持っていたイメージを大分変えてくれたかと。いや、本当に軍記物、と言う事で戦争ばっかりかと思ったらそうでもない。源平の争いばかりか、と思ったらそうでもない。タイトル通り「ピークを迎えた平氏が没落するまでの物語」を平氏側によせて書いているんですよね......
 ついでに、仏教勢力の強さもよく分かりましたが。白河法皇の嘆きもよく分かる。清盛などは恐らくは「政治の道具としての仏教」を目指していたと思うんですが...... これは桓武天皇の遷都の原因でもあったと思いますので、当時はちょくちょく出てくる課題だったと思われますし。戦国時代もそう。落ち着いたのは江戸時代かとも思いますが、当時の仏教勢力は「仏教勢力伸長の道具としての政治」と言う感じだったのかとも。まぁ、相容れませんね、えぇ。今の感覚ではとても理解が難しい。
 で、一通り読むと、著者は誰なんだろうと思うわけですが。
 諸説あって結局よく分かっていませんが、個人的にはやはり教養がある人。非常に幅広く深い教養ですので、明確に貴族であった可能性が高く、またあまりにも仏教臭いので多分出家した貴族かなぁ、とも思うんですがね。
 そんなに間違った筋ではないと思いますけど、ただ調べてみなくてもこれくらいは内容から容易にくみ取れます、本当。  ちなみに、岩波文庫の底本としたものは、巻第十二に応安三年と書いているので、これを調べると南北朝時代だそうで。その時に写したものなんでしょうが、ちょっと面白いのは灌頂巻のラストに「沙門覚一」と言う署名と共に、外部の人間に見せるなとか書かれてあり、これを破る者は「罰が当たるぞ」と書いてあって、大事に保管していたようです。
 「沙門覚一」ってのはよく分からんですが、僧侶でしょうねぇ。まぁ、寺なんかは本の保管をあれこれやっていたようですので、まぁ納得しましたけど。
 ま、取りあえずこれでまた古典を一冊終了。
 取りあえず、溜まっている別の本を読むとしますかねぇ.......いや、1ヶ月以上これにつきっきりでしたので(^^;
#そう言えば景清は壇ノ浦から逃げ延びてからどうなったんだ?

 で、国内はブタインフルエンザの話も大分。
 ついに国内感染、と言う事だそうですが。まぁ、驚くものじゃなくて来るべきものが来ただけですですので、「あぁ、そう」と言う感じですが。神戸の高校生だそうですが、とりあえず西日本から始まるのかな? まぁ、もう広がっていますのでどう対策をとるのかが重要となりますが。
 えぇ、保菌者は既にかなりの数かと。以前の別冊日経サイエンスなんかの記事で「なるほど」と思い、かつここでも触れましたけど、学校の封鎖が一番効果的と言う事がシミュレーションから分かっていまして。で、確認されたのが昨日。発症までに時間があるわけですから、それまでの間に既に学校にまき散らされていると考えるのが妥当でしょう。
 で、それぞれ生徒が家に持ち帰って家族に感染させ、その家族が移動で......大都市部では爆発的に拡大する事になります。大阪でも、と言う情報も出てきていますが。大都市圏で発生した以上、大都市圏間の人の移動が活発ですから、全国にあっという間に広まる可能性は高いと言えるでしょう。この手の連鎖があるから、「日本の対策は大げさだ」とか言う人はここら辺がよく分かっていない事を露呈するわけですが。
 関係者が非常に警戒している理由を知っておけよ、と。
 まぁ本当に感染症に関する啓発活動をもっと力入れろよ、と思うものはあるんですが。人の常で「自分は関係ないだろう」と思うんですよ、本当。ウイルスが人を見て判断するなんて思っているのでしょうかね? あるいは「日本は医療が発達しているから死ぬ事はない」とでも思い込んでいるのか。
 病気による経済的損失ってしゃれにならんのだが。
 WHOはフェーズ6にいつするのかと思っているんですが、経済活動が云々と各国が言うから踏み切れていないと言う話もありますけど。こういうのが失敗の元なんだよなぁ、と思いますけどね.......もう世界の2地域以上(2地域どころかかなりの地域)でヒト〜ヒト間の感染が起こっているんですから、とっとと宣言すればいいのに。
 こんな調子やられてしまうと、今年の冬にもし毒性を増してこのインフルエンザが再来すれば飛んでもない事になるんですが.......スペインかぜの事例はもっと人に知ってもらってもいいと思うんですが、どうにも触れませんよねぇ。
 とにかく、脅威に直面している、と言う認識は持った方がいいです、ハイ。場末のサイトでこんなこと書いても知られる事はほとんどないのは知っていますがね。

 ちなみに、スラドより。
 新型インフルに関して、「新型インフルエンザウィルスは人的ミスが起源」説登場、WHOが調査中なんてのもあるそうですが。まぁ、これはどうだか分からんですけど。一応、WHOは否定したようです。
 ちなみに、興味深いと言うか、詳しく指摘してくれているのはこのコメントかとも思いますが。
 後は新型インフルではないんですが、チェルノブイリの植物の放射性環境耐性機構が明らかになんてのも目に付いたりしまして。まぁ、実際にチェルノブイリ辺りは今は荒野かというとそうでもないんですよね......生命は予想以上にタフなものだとも思いますが、もちろん「何の問題もない」と言う物でもなくリスクは増すのかと思いますけど。
 う〜む......凄いものだ.......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は西からやって来る低気圧の影響で、各所で雨が降るようですね。雲も厚いようで、降ったり降らなかったり、と言う所もあるようですが。関東地方は大体雨。東京で22/18と言う予報と。
 まぁ、引きこもってろと言う事でしょうか。

 さて、今日は日曜日ですか。
 取りあえず雨という事なんで、まぁ在宅で過ごす事になるかと思いますが。のんびりやりますかねぇ.......逆に美術館とか行くには向いているかもしれませんが(^^; まぁ、雨だと行く気がやっぱり無いよなぁ。
 取りあえず、まぁマイペースでやろうと思います、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日......




2009/05/16
 さて、昨日は長い一日でしたか。
 6時半前に起きだしてから、しばらくぼへっとやっていたんですが。取りあえずnatureなぞ訳していると、家人よりボランティアで人手不足、と言う事で正式に呼ばれる事になったんですが、それが夕方前。と言う事で、大遠距離の散歩、と言う訳にもいかなくなり、午前中はのんびりと在宅で、午後からは郵便局に書類を出してから食事なぞしつつ、ボランティアの方へと向かって行くと言う。
 で、それが終わったのが10時半。しかも、門が施錠されていてでられないものの、玄関まで見送ってくれた人たち(その人たちは一泊)も引っ込んでしまって中に入れず、どうするよ、と言う事になりまして。
 いやぁ.......11時半前に帰宅しましたかねぇ。
 本当、久しぶりに一日が長かったです、ハイ。

 そして昨日は良い天気の一日。
 気温は動くにはちょうどよく、湿度も低いとあっては絶好の散歩日和ではなかったかと思うんですが......何かタイミングあわんよなぁ、本当。
 まぁ、でもスッキリした良い天気というのは良いものですが。
 もう少しすると色々と暑さがきつくなるんだよなぁ.......湿度も関連して。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 RNA world easier to makeと言う話がありますか。これは昨日訳してみたいと思ったんですが、全体的にボリュームが多くなりすぎるので止めたんですが。原初のスープの中からどのようにヌクレオチドが形成されたのか、と言う話ですが。
 読んでみますと.....エレガントな実験が、地球の生命はRNAの分子を元にしたという理論に対する、大きな反論を鎮める。
 University of ManchesterのJohn Sutherlandと同僚らは、RNAのビルディングブロックであるリボヌクレオチド(ribonucleotide)を、初期の地球に存在していた状況の下で、単純な化学物質から作り出した。
 以前は行う事が決してなかったこの功績は、「RNAワールド(RNA world)」仮説を強めるものとなるだろう。この仮説は自身を複製し反応を触媒する事ができるDNAに関連したポリマーであるRNAが、化学物質のprebiotic soupから出現した時に、生命が始まったと示唆するものである。
 「これはRNAワールドにとっては極めて強い証拠だ。我々はこれらの化学物質が実際に起こっている事を繁栄しているのかどうかは分からないが、しかしこの研究以前にはこれが起こる事には大きな疑いが持たれていた」とImperial College Londonの化学者Donna Blackmondは言う。
 RNAポリマーはリボヌクレオチドが繋がっているものであり、それぞれが三つの異なるパーツから成り立っている:リボース(ribose sugar)、リン酸基、塩基 − シトシンかウラシルといったピリミジンとして知られるものか、あるいはプリンと呼ばれるグアニンかアデニンである。どのようにそのようなポリマーが自然に形成されるのかを考えてみると、化学者達はこのサブユニットは恐らくは最初に自身が集合し、そしてリボヌクレオチドの形状へと繋がっていったのだろうと考えた。しかし、研究室の制御された大気の中においても、リボースと塩基を結合させる努力は、もどかしいほど失敗した。
 この研究者たちは、今回ピリミジンリボヌクレオチドの両方(訳注:即ち、リボース+リン酸基+シトシン or ウラシル)を合成しようとした。彼らの対策は、リボースと塩基のサブユニットを別々に作る事を避ける事であった。その代わり、Sutherlandのチームは、重要なリボース-塩基の結合を持つようになる結合を含むようになるであろう、足場となる分子を作った。そして更なる原子がこの骨格の周囲に結合し、やがてリボヌクレオチドを作り出す。
 その最終的な結合はリン酸基を付ける事である。しかしリン酸は、この流れの最終段階における唯一の反応物質であるにも関わらず、合成の全体に影響を与える事をSutherlandのチームが示した。酸性度を緩衝し、触媒として働く事で、それは正しい結合を作る小さな有機分子へと誘導していった。
 「我々は何かしらそこに良いものがあると疑っていたが、これを見付けるのに12年かかった」とSutherlandは言う。「我々は最終的に得たものは分子の舞踏法(molecular choreography)であり、そこでは分子は無意識の振り付け師である。」 次に彼はプリンリボヌクレオチドを似たようなアプローチでやるだろう、と言う。
 Sutherlandが小さな分子からRNAの一部を組み立てる事が可能である事を示したにも関わらず、RNAワールド理論の反対者達は、RNA分子全体は初期の地球における地球化学を使う事で作り出すには複雑すぎるという。「この種の研究に伴う欠点は、化学的なものではない。その欠陥は論理的なものにある − 現代的な研究室において研究者たちによるこの実験的な制御は、初期の地球で可能であったものかもしれない」とNew York Universityの化学者であるRobert Shapiroは言う。
 Sutherlandは、彼が使った一連のステップは、初期の地球のシナリオと一致したものであると指摘する − 水中の分子を熱し、それらが蒸発して紫外線に照らされるといった方法も含んでいる。そしてRNAの合成を壊して小さな、研究室で制御されたステップへとする事は、単に実用的な始点である、と彼はいい、彼のチームはまたそれらが一度形成すれば、ヌクレオチドを互いに繋げる事ができる事を示した、と塚くわえる。「私の最終的な目標は、生きたシステム(RNA)が実験のある所から現れる事を捉える事だ。我々はこれを成し遂げる事ができるだろう。我々はその状況における制限が何かをまず最初に知る必要がある。」
 一方、Shapiroは他の生命の起源の理論を支持している − その理由はRNAは小さな分子から生じるのは複雑すぎるためであり、結果的にRNAとDNAを形成するような触媒となる処理単純な代謝過程が、地球上における最初の生命の兆しであったと考えている。
 「彼らは完全に我々に反対であると言う。しかし、実験的な結果を得て我々はより高みにいるのだ」とSutherlandは言う。
 「最終的に、prebiotic chemistryの挑戦は、歴史的な仮説を確認する方法がない事であるが、しかし各個の実験は確認できる」とフロリダ州GainesvilleにあるNPO研究センターである、Foundation for Applied Molecular Evolutionのorigin-of-life chemistryの研究をしているSteven Bennerは言う。
 一方、Sutherlandは、創意工夫に満ちた有機化学は、証拠として効果的に用いられる程説得力のあるRNA合成を提供する事を望んでいる。「我々はある人がそれを信じるべきであろうと言う程の偶然な何かを見付けだすだろう」と彼は言う。「それは我々のキャリアの目標だ。」

 と言う事ですが。
 生命の起源を探る、となるとやはりそこには物質が、即ち化学が待っているわけですが......そのカテゴリが多すぎというか統一性がなくて訳せないのが困るんですがね(^^; まぁ、ともかくRNAワールド理論ってのは気付けばWikipediaに項目があるので、理論も欠点もそっちを見てもらうとしまして。で、この理論を支えると言うか、中核を成しているRNAはポリマーであり、それを構成するモノマーであるリボヌクレオチドが作られなければお話にならないわけでして。
 で、今回初期の地球の環境を再現した状態で作ってみた、と言う事ですが。ピリミジン塩基+リボース+リン酸と言う組み合わせの内、リボース+塩基と言う構造をまず作るようにした事がコツだったようですが。こうして出来たリボヌクレオチドが、何らかの触媒反応か何かを経てポリマーとなるのか、と言うのは今回の目的ではないようですけど。
 ただ、反対している人もいるわけでして。そういう人たちはこういう化学的なものよりは、ロジックと言う点で反対していると言う事ですが。まぁ、自然にリボヌクレオチドができて、そのポリマーが出来、それらの並びが偶然何かしらの触媒的な作用をもってあれこれと、と言う事はあり得なくはないと思うんですがねぇ。でも、その高分子へとなるきっかけはなんだったのかが明らかにする必要はあるだろうなぁ、とも。
 RNAが本当にできるならば、確かにRNAワールド理論は有力なものとなると思いますので.......ま、今回はピリミジン塩基でしたが、プリン塩基で同様にできるのかどうか? 同様にできず別の方法で出来たらまた色々と話が出るでしょう......もっともその場合プリン塩基での合成法と同じ方法でピリミジン塩基でも通用するならば問題はないでしょうが。
 ついでに、個人的な興味深い「謎」ってのは、何故塩基が「4種類」になったのかと言うのはあったりしますけど。もっと無かったのかなぁ、とも。化学構造的な問題としても別の選択肢があった可能性もあるだろうと思うんですが。
 まぁ、ここら辺は突っ込み始めるとキリが無いですけどね。でも、こういう想像は楽しかったりもしますが。

 後は、Ancient Venus rewrites history booksと言う話。これは各所でも報じられていたかと思いますが、最古の女性像が見つかったという事なんですが。マンモスの牙から作られたというものですね.....ちなみに35000年前のものだそうで。
 ドイツで発見された3万5000年前の先史時代の、誇張された女性の形状の彫刻は、自身を表現する人類最古の芸術的な試みであるかもしれない。
 Swabiaの南西において、その彫像の名前と共有している洞窟で発見されたHohle Fels Venusは、マンモスの象牙から掘られた長さ6cmの女性像である。
 今週のNatureにおいて、University of Tübingenの考古学者であるNicholas Conardは、2008年に彼女の6つの破片を見付けたと報告した。
 CONARDは、この発見は旧石器時代の芸術についての我々の考えを劇的に変えるものだろう、と言う(スライドショー参照)。以前のSwabiaで見つかったオーリニャック文化(Aurignacian culture)の彫像は、動物または半獣半人の像であり、女性の像は無かった。Hohle Fels Venusは有名なGravettian Venusesよりも5000年以上遡るものであり、それが3次元の女性像を発達した時代であると言う示唆を吹き飛ばすものだ。
 このSwabianの像の一部は「完全に解剖学的にも、そして遺伝子的にも現代の人類による最古の欧州移住があり、そして先にいたネアンデルタール人の絶滅が同時に起きた時代であるオーリニャック文化の時代に使われていた、特徴的な骨、石、象牙の道具によって回復された」とUniversity of Cambridgeの考古学者であるPaul Mellarsは言う。
 「そしてこの像は明白に − そして紛れもなく − 女性のものである」と彼は言う。「20世紀の標準である性的な特徴の誇張表現(大きく投影した乳房、非常に大きくそして明白な外陰部、そして下腹部と腿)は、ポルノな境界線に見えるかもしれない。」
 Mellarsは、象徴的な表現は少なくとも7万5000年前のアフリカにまで遡る事ができると付け加える一方、「具象的な芸術」で現実を表す試みは、排他的に欧州で見られる現象である。

 と言う事ですが。
 用語が難しい......(^^; ま、WIRED VISIONでも「最古の彫刻」:7万年前の抽象芸術と3万年前のビーナス像と詳しくのっていますので、そっちの方が分かりやすいか? ま、でも本当に欧州でのみの話なのかは発掘が成されないとさっぱり分からんでしょうが。
 しかし、この手の誇張表現は自然と普通になるんですかね.......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は西から低気圧がやって来るようで。高気圧は東へ通過という......と言う事で、中国・中部地方では雨が降る所があるようで。他のところでは雲が多いようですが、北と沖縄は晴れが見えるようで。関東地方は曇り。東京で20/16と言う予報ですか。
 まぁ、過ごしやすそうですが......すっきりしないのか。

 さて、今日は土曜日ですか。
 管理人はまぁ、のんびりとやりますが。散歩もしますかねぇ......いつ起きだすかで決まりそうですけど。ま、マイペースでやろうと思います、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日......




2009/05/15
 さて、昨日は手首が痛い一日でしたか。
 取りあえず、昨日は午前1時に起きだしたわけで、そのまま朝までぼへっと巡回やら記事読んでいたりやら、さらには出す為の書類作成に必要な作業をしていたりやらで過ごしていまして、朝になってから2時間半ほど寝ていましたかね。
 まぁ、なんつぅか眠い。
 で、その後その書類を延々と書いていまして、休みを入れつつどうにか2時頃には終了。その後、若干作業やらしてから3時頃に取り合えず一段落。その後、一気に気が抜けてぼへっとしつつ、あれこれと巡回やらしつつ過ごしていましたかね。
 まぁ、なんつぅか......
 やっと一息かな?

 そして昨日は良い天気の一日でしたか。
 時折雲が出てきましたけど、基本的には乾燥していてスッキリと晴れた天気でしたかね。非常に過ごしやすかったのではないかと思いますが。ちょっと涼しい感じもあったかな? 明け方などは特にそのように感じましたけどね。
 まぁ、でも日中はこういう時が本来は散歩日和だよなぁ、と思いつつ、結局書類書いていてでられなかったのがちょいと恨めしくもあります。
 やれやれ、ですかねぇ。

 で、『平家物語』は読んでいますが。
 一昨日も読んでいまして、壇ノ浦から戦後処理と言う形で流れがあるんですが。戦況については思ったよりは詳細に書かれていませんね。最終決戦なのでもっと流れが書いてあるのかと思ったんですがそうでもない。ただ、内容が安徳天皇の身投げやら、各人物の最期が描かれたりと、そういう意味では大分濃厚に書かれている感じです。
 と言うか、巻第十一の中身は屋島〜壇ノ浦〜戦後処理と内容はかなり濃くなるはずなんですが、それでも一巻で終わるんですよねぇ。戦後処理はこの中の4割ぐらい? それくらい割いている感じです。その中でも壇ノ浦での皆入水していく所がやはり悲壮なシーンとしての見せ場ですか。建礼門院は熊手に髪の毛が引っかかって助かっていますが、中には大鎧を二つまとって沈んでいくとか、硯など重いものを懐に入れて沈んでいくと言う......一方で、平家宗主である宗盛は捕らえられています。
 と言うか、宗盛の扱いがとにかく悪いのが目立ちますねぇ(^^; 「武家の棟梁としてどうよ?」と言う視点で書かれているシーンが多いと言うか。最終的に斬られるんですが、最後の最後まで何かと批判されている感じです。ただ、宗盛の家族への情の細やかさというか、篤さがよく描かれていまして。まぁ、武家の棟梁としての資質は多いに疑問なんですが、そういう家庭人と言う側面がでているのかなぁ、と......平家の棟梁でなければこういう扱いはされなかったのかなぁ、と言う人物ではありますね。
 ま、戦後処理でも各人の始末については色々と濃厚に語られていますが......大人も子供もばっさりやられていますが。最期に至るまで、と言うのが非常に細かく書かれ、そしてそれら人物の後追い自殺と言う事も繰り返されてまた悲劇をあおっていますが。意外としっかり書かれているのが実は三種の神器と言うのが面白い。壇ノ浦で剣は失われてそれについても色々と。また一方八咫鏡もかなり色々と書いているという......勾玉はそう言えば余り触れられていなかったような。
 で、平家のトップが処断される中、こっそり入るのが義経の腰越状の話。鎌倉の腰越にある満福寺で書いた弁明ですが、この中身、よくよくみると史実で言われる「頼朝が義経を非難する出来事」について余り触れられていないのが特徴かと。頼朝に相談せずに階位を得ている、と言う話とか一切触れられていませんね......逆艪などで対立した梶原による「讒言」や、頼朝へのこれまでの働きといった弁明に終始している感じです。
 と言うか、これやはり内容的には史実なのか? と言う疑問もありますがね。梶原の「讒言」の内容が結構的を射ている感じもしたんですが.......(^^;

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 何か面白そうなのがいくつかあったんですが、取りあえず二つ。後は後日にでも、と考えていますけど。まずはErupting gas may cause lunar flashesと言う話がありますか。ちらちらと光る月の光の目撃報告は、詳細な検査に立ち向かうだろうと。
 読んでみますと......いくつかは想像のものだと払いのけられている、月においてみられる短期間のフラッシュの報告は、その地表の下にあるガスの爆発的な解放によるものかもしれない。Columbia Universityの天文学者Arlin Crottsらによるこの分析は、恐らくはその地質学的な活動と歴史の調査において新しい生命を吹き込むだろう。
 Crottsはtransient lunar phenomena(TLPs)と呼ばれる輝くフラッシュを少なくとも過去350年にわたる約2000件の観測を地図化した。このフラッシュは隕石の衝突にしてはあまりにも長すぎ、そして多くの研究者たちはこれは観測上のエラーとしてこれを相手にしなかった。
 しかしCrottsが月面からのガス漏れの既存の地図と、最も一般的に報告される観測場所を比較した時、彼は強い関連性を発見した。「それは本当に(TLPsが)継続的に発生している数ヶ所へと煮詰める事が出来た」と彼は言う。「その大半は正確に人々がラドン(ガス)をみた場所と同じリストにある所であった。」
 「一般に受け入れられているパラダイムは、それは非常にわずかな揮発性(ガス)の活動しか月では起きていないと言うものだ」とCrottsは言う。NASAのアポロミッションとさらに最近のLunar Prospectorミッションは、ラドンとアルゴンのガスが少量ある事を観測している。惑星科学者達はこのガスは月面下における放射性崩壊からゆっくりとこのガスが漏れだしていることに、この原因を帰す傾向がある。しかし、Crottsはこのガスは恐らくは月面を通じて吹きだすのに十分なほど高い濃度を形成し、そしてこれらの爆発がTLPsの由来であろうと言う。
 「もしこれらを一つにまとめたならば、このような話がある事を納得するだろう」とLunar and Planetary InstituteのPaul Spudisは言う「かつて月は揮発性の物質を持っていた;それは内部の深いところにいくつか残っているのかもしれない」と彼は言う。それは地球と太陽からの重力が、月の地殻にひびを入れるほど十分にガスを圧縮する役割を持つのかもしれない。しかし、この過程が徐々に起こるのか突然起こるのかについては誰も知らない。このガスの正確な組成 − あるいはTLPsを起こしているのかも − まだ分からない。
 5月20日号のAstrophysical Journalへの掲載が認められたこの論文の中で、CrottsはTLPsが本当に起きているのかどうかの議論が「不幸な事に洗練されていない科学論文においてみられている」と書いている。彼は異なる時代の異なる観測者による報告を比較して、TLPの報告が想像のものか、あるいは数少ない本当の発見の報告の模倣(copycat)であるのかどうか、推察している。
 Crottsはそのようなバイアスを排除する事で、この瞬きの自然の由来を示唆する。去年出された論文において、彼はTLPsと月からガスが排出される出来事の間の関連を確認した。それでも、Crottsは彼の最新の論文において認めるように、「それらがTLPsが本当であると我々を確信させる」責任があると言う。
 Crottsと協力者たちは、チリにあるCerro Tololo Inter-American Observatoryと、Columbia Universityにある自動化した望遠鏡を両方使い、新しいTLPsの客観的な証拠を調べている。次の段階は日本の月ミッションであるSELENE(Selenological and Engineering Explorer、または「かぐや」)に搭載されている、放射性ガスの地図化の為のアルファ線デテクターによる月からでているガスと、これら望遠鏡のイメージを比較する事になるだろう。
 さらにTLPsのパズルを解く為に、Crottsは以前の研究が特定のガスの特性を過小評価をしていないかどうかをみる為に、月の噴出物の内容を分析する事を望んでいる。Crottsの協力者の一人である、Brown Universityの惑星科学者Peter Schultzは、2006年に月における最近のガスの放出の証拠となる可能性のあるものを確認した。「もし我々がこの物質をサンプルとして得られれば、我々はポロニウム(ラドンガスの副産物)以上の何かを見付けられるだろう。我々は現在、これらの観測を求められるようなより洗練された機器を持っている」とShultzはいう。
 「もし月のこの揮発性の内容物が顕著に我々が考えているものと違って入れば......それは月を起源とする可能性のある何かだろう」とSpudisは言う。最も幅広く許容されている月の形成は、火星サイズの惑星が地球に10億年前に衝突し、それ自身のガスの活性と共に、異なる地質学的な組成を月に与える事となった、地殻物質のいくつかが引きはがされたと言う物である。月のガスの活性の再考は、その歴史を新鮮な目で見る事が必要かもしれない、とSpudisは言う。
 惑星科学者達はまだ、Crottsのアイデアを受け入れていない。問題なのは、TLPsの歴史的報告の大半は、アマチュアを含めた天文学者達の裸眼での観測からきている事である。「立証可能性の縁にある一連の観測が存在している」とSpudisは言う。「私を含む大半の月科学者(lunar scientists)は、この考えに反対しない。我々は単に疑い深いだけだ。」
 もしCrottsのTLPsの説明が正しければ、それはその存在と由来についての長い間の疑問への解答となり、そして「少なくとも月の科学における新しい領域ができる」とSpudisは言う。Crottの提案したガス噴出の進行中の研究はまた、更なる研究の疑問を引き出し、そして将来の月ミッションの計画を手助けするであろう。

 と言う事ですが。
 TLPsと言うのは余り聞いた事がないんですが......ガスの噴出ですか。「かぐや」の活躍も関与しているかも、と言うのはまた「かぐや」も色々と使われているんだと思うものがありますが。ま、ともかくよく分かっていない月の特徴の一つなのかとも。
 内部構造と色々と関わっていそうですが......LUNAR-Aとかやっていたらまた色々とあったんだろうか、と思わなくもなく。
 まぁ、分光分析やらでも調べる価値もあるのではないかと思うんですが、ただこのTLPsがどれくらいの頻度で起きているのかが分からんのでなんとも難しいものですけど。岩石サンプルとかから分からんかねぇ......サンプルリターンするぐらいなら人を送ってしまえ、と言う議論になるような気もしますけど。

 後はAsteroid impact may have gassed Earthと言う話がありますか。恐竜を殺した宇宙の岩石は、十分に極端な地球温暖kを引き起こすほど、一酸化炭素を作り出したのだろうか? とありますが。
 小惑星の衝突により生じた多量の一酸化炭素は、恐らくは6500万年前の恐竜の絶滅の重要な要因であっただろう。
 この主張は、メキシコのユカタン半島のChicxulubの巨大なクレーターを作った、隕石の衝突をシミュレートした日本の科学者達に夜物である。
 白亜紀の終わりと、第四紀が始まった頃(K-T境界)に起きたこの衝突は、空をチリで覆い、光合成を阻害したと考えられている。この衝突はまた大きな地球規模のファイアストームを起こし、大気中の温室効果ガスである二酸化炭素濃度を増加させ、地球を温暖化させたであろう。
 しかし衝突の衝撃はまた、方解石といった炭酸塩岩石を分解させて温室効果ガスを多量の放出したであろう。以前の推測では、Chicxulibの衝突で地球を約1〜2℃上昇させるほどの二酸化炭素を炭酸塩岩石から放出した事が示唆された。
 この東京大学の河原木皓らの日本のチームは、今回Earth Planetary Science Lettersにおいて、衝撃を受けた炭酸塩は二酸化炭素よりも一酸化炭素をより多く放出し、そして衝突後数年間は2〜5℃の地球温暖化を引き起こしたであろう、と示唆した。
 彼らのシミュレーションの中で、この科学者達は幅1mm未満の薄いディスクを吹き飛ばす為に、高エネルギーレーザーを金属箔の一片に当てた。この加速したディスクは91GPaで方解石のサンプルに衝突し、これは大体Chicxulubでの衝突で推定された物である。
 この衝突により生じたガスを質量分析して、二酸化炭素よりも一酸化炭素が2倍も生じた事が示された。Chicxulubの衝突のシミュレーションを元に、最大2兆トンもの一酸化炭素が生じた、と研究者たちは言う − この量に似た一酸化炭素はまた、ファイアストームにより生じたであろう。
 河原木と同僚らは、この一酸化炭素の噴出は大気の光科学を変化させ、大気中のメタンとオゾンといった二酸化炭素よりも潜在的に温室効果を持つ気体を増加させたと主張する。その理由は、この一酸化炭素は大気中のヒドロキシラジカルと反応する − ラジカルは一方でメタンとオゾンの分解の原因ともなる、と彼らは言う。
 この研究は地球の歴史上での他の衝突の出来事を理解する上で、意味を持つだろう、とLunar and Planetary Instituteの惑星地質学者であるDavid Kringは述べており、大きな衝突の約25%が炭酸塩の岩石に衝突したであろうと予想している。しかし、Chicxulubと同じスケールのまれにしか起こらないような衝突のみが、大きく起床に影響を与えるような十分なガスを放出させるそうである、と彼は付け加える。
 この日本のシミュレーションはまた、6500万年前の地球の大気が非常に異なっており、どのくらい彼らの推測が正しいのかの評価を困難にしている。「大気中での衝突での噴出物の降下は、通常の大気構造を著しく阻害し、そして地球のある地域での圏界面を破壊したであろう、そして微視的な物理学と大気化学が複雑に混ざっているのだ」とKringは言う。
 そして、University of Coloradoの大気化学者であるBrian Toonはまた、日本のチームがモデルで使用した光化学反応に疑問を持っている。衝突直後に空は「大半の光化学反応を止めてしまうチリのために、真っ黒になったはずだ」と彼は言う。
 「彼らは大気中に何が最初にでていったのかを恐らくは明らかにしたのだろうが、しかしそれが何を意味するのかを推測する事が、非常に大きな到達点となる」と彼は付け加える。「これは多くの驚きを持つはずだ。」

 と言う事ですが。
 最近はこのK−T境界については色々とありますけど。火山噴火説の関連が大分盛んになってきているのかと思ったんですが.......隕石説もやはり捨てがたいものがある、と言う事か。どっちが正しいかは誰も分からんのですが。
 ま、最近だとインドで多量の火山ガスの噴出があった、あるいは火山の噴火で生じた熱で岩石が熱分解して二酸化炭素が放出された、と言うのが火山〜温暖化の流れと言う説がありますが。今回は衝突により生じる超高圧で方解石から二酸化炭素はおろか、それよりも温室効果が強い一酸化炭素が二倍生じる事が分かった、と言う事ですが。そうなれば確かに、二酸化炭素単体よりもずっと強い温室効果をもたらした可能性はある。
 ただ、難点としてでたのが当時の大気組成が現在と違うことと、恐らく衝突によりチリが多量に発生する為に、論文で指摘した光化学的な変化については何とも言えないだろう、と言うことですが。どれくらい気体としては高くまで吹っ飛ぶのか、と言うのも問題になるかとは思うんですが。
 ま、しかしここら辺もまだまだ尽きない話となりそうですね.......

 ま、こんなところで以上で。と言うか、眠くて早めの更新。
 さて、今日は本州を高気圧が覆うようですね。東西には停滞前線がありますが、それをたち切るような感じの配置にも見えますけど。取りあえず各地とも晴れるものの、太平洋側はやがて雲が出てくるようですね。関東地方も晴れ後曇り。東京で20/13と言う予報と。
 何か一気に涼しくなりますな。

 さて、今日は金曜日ですか。
 管理人はとりあえず.......場合によってはお出かけ、となるんですが、その出かける内容がどうなるかと言うのがちと分からんのでどうなる事やら、と。いや、仕事無しでぼへっとしっぱなしもまずかろう、と言う事でボランティア(これは文字通り)が入るか、あるいは入らずに散歩に出て行くか、と言う事になりそうです。
 ここら辺がちょいと読めないところなんですがね。

 ま、そういう事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/14
 さて、昨日はのんびりとした一日でしたか。
 取りあえず、6時半に起きだしてからしばらくnatureの記事やら読み、8時半過ぎてから散歩へ。そのまま延々と4時間ちょいぐらいうろうろと歩いていましたかね。
 その後、帰宅してから一息ついて記事読んでいたりだらだらと過ごしていたんですが、ちょいと眠い。
 ま、結局夕食後にそのままダウンしていまして。
 まぁ、眠いというか何というか......

 そして昨日雲が多い一日でしたか。
 朝は夜に降った雨で濡れており、こりゃ蒸すかと思ったら歩いていると案の定蒸す。そして晴れるかと思ったら雲がかかり、また薄日が差すと思いきや昼には結構黒い雲も登場すると言う状況でして。降った地域もあったのではないかと思うのですが、結局降ることはないものの不安定さをどこか残す曇りの一日でしたか。
 気温も結構上がったしなぁ。

 で、まぁ歩いています、ハイ。
 最近14km程度では負荷が軽くなってきている事に気付いてまたどうよ、と思うものがあるんですが......まぁ、30km近く歩いても筋肉痛はしないんですが。そこまで行くと筋は張りましたけどね、えぇ(^^;
 と言う事で、取りあえず18km程度のルートで。携帯電話の歩数計機能は珍しく誤差が小さめで、数百m程度でしたかねぇ。速さでは以前はもっとペースが落ちるかと思ったんですが、意外と落ちないものだ、とも。やっぱり時速6kmぐらいを堅持しています。
 面白いよなぁ。
 ただ、14kmじゃ負荷にあまりならないとは言えど、それより長く、そしてやはり昨日みたいに夏日で湿度も高くなると、全体的な負荷は増してきてはいるんですがねぇ......これがまた30度越えとかになると12kmを2時間で、とかやると全身汗まみれと言う状況で歩くんでしょうが。
 と言うか、ここまで来ると脱水症状との勝負だよなぁ、これ。過去に朝起きてコーヒーを1杯だけ飲んででていき、1時間で脱水症状で本能に危険信号炸裂した時からは気をつけるようにしています、ハイ。
#本当にアレはキツイ。
 う〜む。
 まぁ、現状の職無し職待ち状態がいつまで続くかは分からんのですが、鎌倉まで35kmぐらいかな? どういう具合にやろうかねぇ、とは一応頭の片隅であれこれと考えております、ハイ。このままだと真夏になるか、そうでなくとも湿度が高い時になりそうで、色々と考えてしまいますが。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 え〜、How thalidomide makes its markと言う話がありますか。サリドマイドについてに話ですが、今となっては知らない人も多いのかとも思いますけど。妊婦への投与でアザラシ症と呼ばれるような、四肢が短い子供が産まれてきた事で世界的に大問題になった薬剤ですが、その原因について、胚の血管成長へのこの薬剤の影響が恐らくはその奇形の四肢の原因となっている、と言う。
 読んでみますと.......サリドマイドが市場において妊婦の吐き気を改善する薬として出回ってから50年が経ち、研究者たちは恐らく最終的にどのように重度の先天性欠損症を起こすのかを特定したようである。
 彼らの結果は、この薬剤が新しい血管の発達を阻害する能力を持つことで、妊娠初期にサリドマイドを摂取した女性において、奇形の四肢を持つ子供が産まれた背景となることを示した。この発見は同じ悪影響をもたらさない似たような化合物の開発に寄与するであろう。
 サリドマイドが1961年に回収されるまで、1万人の子供が奇形の四肢や他の先天性欠損症をもって産まれた。そして今、この薬剤は市場にハンセン病、あるいは多発性骨髄腫(multiple myeloma)と呼ばれるガンの治療薬として戻ってきている。アメリカにおいてサリドマイドの評価は非常に厳しく制限されており、そして女性は再度処方せんを貰う事ができる前には、毎月妊娠テストが陰性である事を示さねばならない。しかしこの薬剤は他の国ではより容易に入手可能であり、サリドマイドの特徴的な先天性欠損症が再度浮かび上がっている。
 テレビでアフリカではハンセン病治療のためにサリドマイドを摂取していた母親から子供が産まれている、と言う新しい報告をみていて、University of AberdeenのNeil Vargessonはこの薬剤の研究をしようと思い立った。「私はそれを見て考えた、’それは止めるべきである’と」と彼は言う。「あなたはそのような事をする為に、この薬剤を持つ事は出来ない。」
 しかしサリドマイドは研究には難しい。この化合物は代謝的には肝臓で活性化し、そしてそこで100個以上もの異なる化合物となる可能性をもって分解される。それらのそれぞれ − あるいはいくつかのコンビネーション − が奇形の四肢を起こす。さらには、サリドマイドは一般的に研究室で使われるマウスやラットといった実験動物では、そのような重度の先天性欠損症を起こさない。
 Vargessonの協力者である、National Cancer Instituteの薬理学者であるWilliam Figgは、サリドマイドの多くの代謝物の確認と分離をし始め、Vargessonと協力者たちにこれらの化合物の影響をニワトリで試す事が出来るようにした − この動物はサリドマイドが先天性欠損症を起こすモデルである。
 彼らの調査は、化学的及び構造的にサリドマイドの分解物に似た化合物を生み出し、そしてそれが重度の四肢の欠損を引き起こした。CP549と呼ばれるこの化合物は、新しい血管の発達を阻害する事を示した。
 CP549をサリドマイドが妊娠した女性においてしばしば使われた状況に対応した、ひな鳥の発達の時に使われた時、この化合物は顕著に選択的に四肢の発達に影響を及ぼし、残りの胚の部分には影響を与えなかった。この理由は、その時の胚の体における血管は相対的に熟成している一方、四肢の血管は形成を始めたばかりである為である、とVargessonは言う。
 これはCP549が、まだ多くの血管が作られていないひな鳥の発達の早期の段階で使われた時、この胚は死んだと言う発見をさらに支持する物であった。一方、その化合物がより後で使用されれば、四肢の奇形はより軽度となった。この研究は今週のProceedings of the National Academy of Sciencesのオンライン版に発表されるだろう。
 何年もかけて、Vargessonはサリドマイドの悲惨な効果の原因を突き止めようと30以上もの異なる仮説を立て、そして血管の成長の阻害はその中の一つであった。しかしそれらの仮説のいくつかは十分なデータを背景としており、そしてこの新しい研究はしっかりと血管の阻害が重要な原因である事を確立した、とUniversity of Cologneの細胞生物学者であるJürgen Knoblochは言う。
 Knoblochと同僚らは以前、この薬剤にさらされた発達中の四肢の細胞において、化学的に活性状態の酸素により起こるストレスを示した。「その結果、いくつかの信号経路がこれらの細胞の生存に必要な刺激に対する反応の抑制された」と彼は言う。Vargessonにより与えられた結果は、血管の成長の後でのみ起こる遺伝子の発現の変化が阻害される事を示し、Knoblochはこの酸化によるストレスは恐らくは血管におけるこの効果の結果起きたものであろう(downstream of the effects)、と信じている。
 この結果は四肢におけるサリドマイドの効果を説明するのに重要であるが、しかしこの薬剤によって起こる、神経への影響や耳といった他の重要な先天性欠損症については説明しない、とMassGeneral Hospital for ChildrenのLewis Holmesは言う。「それはまだ残っているなぞだ」と彼は言う。

 と言う事ですが。
 サリドマイドの代謝物が原因で、と言うのはまぁこの手の分野の常識ですが.......以前「からむこらむ」で触れたように、「そのもの」が直接影響を与えるものは多くなく、代謝を受けて初めて活性化するものが多いわけですので。薬はもちろん、毒やら、農薬もそうですが、厄介なのは肝臓で代謝されるにしても、分解物がやたらめったらあるために、「どれが原因か」を探るのが非常に大変であるという事ですが。
 見事にその一つを引き当てた、と言う事のようですが......「一つ」としておいているのは、最期にあるように他の障害の説明がついていないからですが、しかし非常に有名となったアザラシ症の原因はこれで突き止められたと言う事になるのでしょうかね。
 未成熟な血管が標的となるようで。
#ガンへの効果もひょっとしてそこら辺にあるのでしょうかねぇ? と思うものもありますが。血管新生因子の阻害とか。いや、そこら辺は詳しく知らんので。
 まぁ、しかしこの努力はすさまじい物ですが。参考となって良いものができるのか?

 後はCarbon that cracks diamondと言う話がありますか。ダイヤモンドより固い炭素、と言う事でその構造はグラファイトとダイヤモンドの間の構造を持つものだろう、と言う事のようで。
 炭素はグラファイトとダイヤモンドの中間の状態で存在する事ができる、と中国とアメリカの研究者たちは言う。そして彼らはこの物質はダイヤモンドの用に固いだろうと信じている。
 Jilin UniversityのYanming Maと同僚らは、理論的に計算された中で彼らが予想する、この新しい炭素物質は恐らくは既に、2003年に作られているだろうと考えている。
 その時、今回の研究の共同著者の一人であるCarnegie Institution of WashingtonのHo-kwang Maoと同僚らは、彼らがグラファイトをダイヤモンド刃の圧力により圧縮された時、この刃を砕くのに十分な新しい物質になった。
 しかし研究者たちはどのような形状の炭素となっているのか、確実な事が言えなかった。Maと同僚らは今回、彼らの仮説上の物質は以前の結果を説明するのに必要な全ての性質を持っているという。
 ダイヤモンドは純粋な炭素の中の二つの共通した結晶の内の一つであり、もう一方はグラファイトである。それらは大きな違いがある:片方は輝きをもった透明さをもって非常に固く、一方は銀黒食で柔らかい。
 その理由として、ダイヤモンドにおける炭素原子は三次元のネットワークを組んで、一つの原子の周囲の四つの炭素と結合している。グラファイトにおいては、炭素原子は六角形の環状を栗田シート状となっており、それらはお互いに結合が弱い。グラファイト自身は高温高圧の条件で圧縮すればダイヤモンドになる事は可能である − 工業的に合成されるダイヤモンドは、研磨材かカット用のツールとして使われる。
 炭素の他の、より風変わりな形状が強くて固い物質となるとは、以前から時折考えられていた。グラファイト上のシートを筒状にしてできるカーボンナノチューブは、非常に強く固い。2005年に、ドイツとフランスの研究者たちはaggregated diamond nanorodsと言う炭素の形状を報告しており、これはわずかに通常のダイヤモンドより固いようであった。
 「これまで見つかってきたあらゆる炭素の状態は、非常に興味深い特性を持っている」とMaoは述べており、そして彼は同じ事が現在の研究において著された物質においても言えるだろうと疑っている。「この物質は恐らくは、非常に使い勝手が良いダイヤモンドとグラファイトの橋渡しのような状態であろう。」
 しかしこの新しい状態を研究するのは困難だろう − Maoと同僚らはグラファイトを加熱せずに圧縮(cold compression)によって作った − なぜならば、それは非常に低温を保ち続けない限りは圧力が除かれてしまうとグラファイトに戻ってしまう。
 Maoと同僚らは2003年にこの物質の原子の構造を、ダイヤモンドによる圧縮を続けた状態でX線を当てる事で推定しようとした。それは非常に難しい実験であったが、しかしその結果は決定的なものではなかった。
 研究者たちは、グラファイトは層の間の結合ができたbuckled stateの状態になるのであろうと示唆する。これはMaと同僚らが新しく提案した物に似ている。チームはこの新しい構造をM-炭素(M-carbon)と名付けており、これは厳密には単斜晶系(monoclinic)として知られる結晶構造に似ている為である。
 「これまでのところ、我々の構造は2003年に観測された全ての実験的な観測と一致している」とこの研究の協力者であるSttony Brook UniversityのArtem Oganovは言う。
 この計算はM炭素は約13万気圧以上の圧力ではグラファイトよりも安定的である事が示され、そしてそれは実験的に見つかっているダイヤモンドと同じぐらいの範囲の固さを持っている。
 非常に最近、日本の研究者たちは似たような形状の炭素を報告しており、これは非常に強いレーザー光を当てる事によって、グラファイトの表面の小さな穴に作り出した。しかしこれはグラファイトの炭素シートの間にひだを付けて架橋処理をしているようでもあるにも関わらず、その研究者たちは炭素原子の間の結合がMaoと彼の共同研究者たちがグラファイトのcold compressionより報告された物とは違っている。
 Cornell Universityの理論物理学者であるNeil Ashcroftは、固さについての解釈についての注意をアドバイスしている。「固さは議論となるトピックであり、その部分的な理由としては実験で正確に定義する事が非常に難しい」と彼は言う。Maと同僚らは体積弾性率(bulk modulus) − 物質が均等に圧縮を受ける際の表面の抵抗性を示すもの − と呼ばれる量を使って固さの測定をしているが、しかしぎざぎざ(indentation)に対する抵抗性に関連した、「剪断の強さ(shear strength)」は間違いなくずっと本質的であろう。
 「彼らはこれまでのところ、私が語る事が出来るような彼らの提案した新しい状態の炭素の剪断お強さに関する直接的な情報を提供していない」とAshcroftは言う。
 しかし彼らは他の詳細を提供している。彼らはM炭素は透明で、絶縁性があるべきであると言う − ちょうどダイヤモンドの様に、しかしグラファイトとは違って。
 しかし、圧力が緩められた時に無くなってしまうとすると、それは何かよいことがあるのだろうか? Maoは、それは実際にその変化の可逆性はある程度の利益があるかもしれない、と言う。圧縮された時に非常に固くなる物質は、例えば高圧のガスケットにおいて有用であろう。その一方で、彼は低圧でもその新しい状態は安定とするのは可能だろうという − 例えば、薄いフィルムとして作るか、あるいはドーパントとして添加するのに。

 と言う事ですが。
 日本人の研究者たちの話もあるんですが、よく分からんと言うか見つかりませんでしたので、ちょいと情報が得られないんですが.......大阪大とかの人でいいのかな? まぁ、ともかくダイヤモンドとグラファイトの中間構造を持つ物質、と言う事のようで。
 冷やした状態で13万気圧以上にすると出来るそうで......13万気圧で冷えた状態にするのもとってハードな気がするんですが(^^; しかも圧力が緩むともう構造がグラファイトに戻る、となれば使い道が非常に難しい気もするんですが。
 記事にある日本の研究者の話もグラファイトの穴の中、だもんなぁ.....レーザーを使う、と言う方法だそうですが。それは安定しているのだろうか、とも思うわけですが。
 ただ、面白いのは「固さ」についての定義がやっぱり分かれるようで。難しいよなぁ、これも本当に。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は西から高気圧が来るようですが、北の方は寒気の影響もあって曇ったり雨と言うところが多いようですね。他の地域は大体晴れるようですが。関東地方は雲が出るものの基本的には晴れ。東京で23/14と言う予報と。
 まぁ、ちょいと下がりそうですね。

 さて、今日は木曜日ですか。
 え〜......書類の書き上げとかあるんですが。散歩もしたいが、『平家物語』もいい加減終わりそうなんで終わらせたいとも思わなくもなく、と言う状況ですね.......どうしようか?(^^; えぇ、まぁマイペースなのは変わらんのですが。
 ハイ、まぁ起きてから決まると思います。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/13
 さて、昨日は在宅の一日でしたかね。
 ま、昨日は真夜中に起きだしたわけですが。しばらくやっていなかったデータのバックアップやら、最近余り触っていなかったMacBookのソフトウエアのアップデート等やって過ごして更新。その後、しばらく首捻って書類の素案を作ってみたりやらして過ごしていたんですが、朝になって眠気が殺到。
 と言う事で、7時過ぎから12時まで寝ていましたかね.......まぁ10時ぐらいに起きようと思ったんですが、全くもって体が動かず、と言う。結局昼まで寝る事に。
 ま、そういう事もあって散歩と言う気分にもならず、取りあえず『平家物語』を延々と読みながら夕方まで過ごしていまして、その後は更新やっていたりやら書類作るのに首捻っていたりやらして過ごしていましたかね。
 ま、思ったよりはのんびりでした。

 そして昨日は雲の多い一日でしたか。
 午前中は晴れ間も見えましたが、徐々に雲が増えてきましてやや蒸すものの、気温は高くはありませんでしたか。ま、じっとすると何となく涼しいようなちょうどよいような、と言うあいまいな感じでしたけどね。
 取りあえず、微妙な天気の一日でしたか。

 で、『平家物語』は何かもう終わりに近いです。
 重衡護送から維盛入水、と言う流れになり、その後藤戸での戦いやら。さらに頼朝と義経が不和となる原因となる、後白河法皇による義経の昇進の話。その後、大坂の渡辺から四国上陸の際の、梶原と義経の不和、義経の勝浦急襲〜屋島の戦い、と流れますね......
 で、屋島で最も有名な出来事である那須与一の扇を射ぬく話から、弓流と。そして壇ノ浦と来ますが。
 え〜......維盛入水辺りの仏教臭さは一気に読み辛くしてくれますが(^^; ただ、重盛の系統は何となくこう、やはり重盛亡き後は平家の中でも微妙な位置にあったのかなぁ、と言う感じが分かります。その一方で、重盛の系統について頼朝は「なるべく救いたい」と考えていたらしい事が触れられていますね.......つまり頼朝自身は平治の乱で斬首となるべきところを救われていますが、その救う池禅尼、その子供である頼盛(池の大納言)への恩義はもちろんの事、重盛の関係者も働きかけ多いようで。ある意味別格に置かれていたのか、とも。
#頼盛は平家の都落ちと共にせず、頼朝に下って非常に丁寧に扱われていますし。
 いや、何となく頼朝ってのは「暗い」と言うか「陰険」な印象があるんで。でも、まぁそこら辺の恩義的なものは大分感じていたのかねぇ、と。
 そして義経の大活躍と言う事になりますが、やっぱなんつぅか、いわゆる「判官贔屓」と言う形で語られる義経像が余りない。優れた戦術家であることは疑いはないのですが、結構乱暴と言うか。木曽義仲ほど横暴ではないんですが、結構独断専行型というか。自信家でもあるものの、ついてこない連中への冷たさと言うのは感じるなぁ、とも。と言うか、口が悪いイメージがどっかあるんだよな、コイツ。少なくとも頼朝ほど政治家と言う印象はないですね.......まぁ、京の人たちからすればやはり「坂東武士」なんだろうなぁ、とも。
 那須与一のくだりとかでもそう感じるものが無きにしもあらずと言うか。20年ぶりぐらいに那須与一の話を読んだのですが、やっぱり射ぬいた後、その腕を讃えて舞う平家側の武士を射殺させてしまうのは、なんとも無粋に感じるわけで。「勝てばいい!」と言う感じが非常に強い感じがするのは、合理的ではありますが無粋でもありますね.......そこら辺が梶原との対立を生んでいるのかとも思いますけど。
 風貌も面白い。色白で前歯がでていて、と壇ノ浦の時に平家側から言われていますが。面白いのは力は強くないそうで。那須与一の話に続く、屋島での弓流で、弓を手放してしまった時に命がけで回収するのが「これがあの義経の弓だ」と言われる事を恥じるほどのもの、つまり力が強いと言う訳ではない事をばらされたくないからだとか。鎌倉時代の武士は「弓馬の道」と言うぐらいですから、弓が弱いと言うのは勇壮な武将のイメージを傷つけるわけですからね.......度胸と頭脳の人なのかと思いますが。

 そう言えば、無粋というと。
 源氏方はなんか無粋な人が多い様にも描かれている感じが。藤戸の戦いで源平が対峙した時、海を隔てて源氏は攻められず、地元の人間に浅い場所を聞きだして案内させ......で、道を知ったらその案内者を平気で殺すわけで。
 まぁ、他人に知られては困ると言うのがあるのはまだしも、十中八九先駆け、一番乗りを名乗りたいがための物だよなぁ、と思うわけでして。
 なんというか、「勝てば官軍」を地で行くと言うか。わざわざ矢合わせやらして「作法」守っているのに堂々と、いきなり破ってみたりとかもうさっぱりです。

 あぁ、ちなみに昔懐かしい「源平討魔伝」の景清。
 恐らく元となる人物が平氏が西国をさまよう辺りから登場し始めるんですが(一ノ谷ぐらいか)、「悪七兵衛景清」と言う形ででていますね。ちなみに、平家じゃなくて藤原氏(^^; 最も平氏に使えていますが。なお、「悪」の字は「悪い」の意味ではなくて、強者を意味する言葉なんですが、適切な説明がないかと調べてみると、辞書に
 とありまして。まぁ、これが妥当ですかね。僧兵でもこの「悪」がついているのが『平家物語』には何度も登場しています。本来の「悪党」の「悪」もこの意味ですか。
 屋島の戦いで源氏方の「みの屋」の錣を引きちぎって武勇を見せ、壇ノ浦でも気合いが入っています。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Telescopes set to launchと言う話がありますか。HerschelとPlanckが深宇宙からの早期の宇宙を調べる準備をしている、とありますが。ま、宇宙望遠鏡の話と言う事になります。
 読んでみますと......今週二機の探査機の打ち上げが行われるが、両者ともにドイツ生まれの科学者から命名されている:量子論の父Max Planckと、赤外線放射を発見した英国の天文学者であるWilliam Herschelである。
 PlackとHerschelのミッションは、両者ともにESAにより行われる者であり、5月14日にフランス領ギアナのKourouよりアリアン5ロケットにて共に打ち上げられる。
 両探査機ともに宇宙でほぼ同じ場所の軌道をめぐる − 第二ラグランジュポイントと呼ばれる、太陽から地球に面する側の約150万kmほど離れたところである。しかし、この望遠鏡は衝突の可能性を泊す為に、この場所から違う距離をとって軌道を回る事になるだろう。
 Herschelは宇宙の冷たい場所を追い、電磁気のスペクトルの遠赤外線領域の放射を観測する。この放射は宇宙で最初に恒星を形成した時の特徴である。
 これは宇宙にある中で最大の単一の鏡を使った物となる直径3.5mの望遠鏡を使うだろう。この巨大な鏡で集められた光はHerschelの三つの機器に送られる;Photodetector Array Camera and Spectrometer (PACS)、Spectral and Photometric Imaging Receiver (SPIRE)、そしてHeterodyne Instument for the Far Infrared (HIFI)である。
 遠赤外線放射を探知するこの機器の為、それらは非常に冷やされる必要がある。「この放射を探知する唯一の方法は、やって来る放射が熱として出すことだ」とSPIREプロジェクトサイエンティストである、Rutherford Appleton LaboratoryのBruce Swinyardは言う。
 それを低温に保つ為、Hershelは巨大な太陽シールドを持ち、そしてそれら探知器は周囲に超低温のヘリウムを流し込んで、ごく低温のO.3ケルビンになる。この温度は、ちょうど0.1ケルビンに冷やされるPlanckに比べれば何の事はない。
 Placnkは二つの完全な天空の調査を行い、宇宙背景放射(cosmic microwave background radiation) − ビッグバンの残滓 − の構造の地図を作り、そして恐らくはどのように宇宙がこの出来事の後に直ちに成長をしたのかと言う、インフレーション理論の証拠を見付けるかもしれない。
 Herschelが探知するであろうこの遠赤外線放射は、恒星が塵やガスの雲から構成されるのをみようとしている天文学者達の関心である。これらの雲が熱くなると、結果的に核融合が起きて恒星が生まれる。Herschelの科学者達は、雲が冷えてそして放出される熱が冷えて長い波長となった時の、この過程における最も早期の部分を調べたがっている。可視光とは異なり、この赤外線放射は塵の雲により阻害されない。「もし我々がそれを見ようとするならば、我々はこの理論の最も重要な部分を無くしてしまう」とSPIREの主任科学者であるCardiff UniversityのMatt Griffinは言う。
 HerschellはSPIRE分光分析機とHIFIを使う事で小さな分子を探知する事もできるだろう。Swinyardは、彼らはこれらの恒星が形成する雲に見られる他の小さな分子と同様に、水、シアン化水素、水酸化物イオンの痕跡もみられるであろうと予想している。水と水酸化物はガス雲の冷却に重要であり、そして時間の経過によるこの分子の流れの追跡が、天文学者達にとり恒星の形成のエネルギー論を明らかにするための手助けとなるだろう。これらの雲におけるこの分子の全体像を持つ事でまた、天文学者達は早期の恒星形成の化学を解明が出来るようになるだろう。
 ESAのdirector of scienceであるDavid Southwoodは打ち上げを監視し、そして宇宙へ190万ユーロを費やした機器を当然心配するだろう。打ち上げまでに慎重にこれら望遠鏡を扱った後で、彼は「ある者が非常に貴重な物の為にやりたがらないであろう事をする − それを振り、バタンと締めて惑星から押しやるのだ」と言う。
 もし全てが計画通りならば、打ち上げの26分後にHerschelは、Planckから3分遅れて打ち上げ機から分離し、そしてラグランジュポイントの軌道へと進み、2ヶ月後に到着するだろう。Southwoodによれば、宇宙に拠点を置いた天文学の次世代は、実によくそして本当に我々の上にあるだろう。「それらは重要な天だ」と彼は言う。「現在から天文学は深宇宙から行われるだろう。」
 Herschelの機器がテストされるであろう6ヶ月の任務期間(commissioning phase)の後で、この望遠鏡は3年間の観測を開始するだろう。Planckはラグランジュポイントへ到達してから1ヶ月後に、15ヶ月の観測を始めるだろう。
 Herschelの打ち上げは、他の赤外線望遠鏡が同じ領域へと打ち上げられる5年前に行われる。NASAが主導するであろう国際ミッションであるJames Webb Space Telescope(JWST)は、Herschelが調べるものよりもわずかに短い波長を観測 − 故にわずかに高温の − するだろう。
 University of ExeterのMark McCaughreanはJWSTのチームに所属し、そしてESAのhead the research and scientific support divisionへ移動するところである。herschelはJWSTとは異なる波長を調べるにも関わらず、Herschelの結果はJWSTの科学者達がみる場所に影響するだろう、とMcCaughreanは言う。「Herschelはきっと我々が現在知らない非常に興味深い場所を見付け、そして我々はそちらに進んでいくだろう」と彼は言う。「これこそが我々の生き甲斐だ。」

 と言う事ですが。
 ESAが二つの宇宙望遠鏡を打ち上げ、遠赤外線放射を調べるという事ですが。日本のM-Vで打ち上げられたASTRO-Fやらそこら辺のもこういった宇宙観測だったかと記憶していますが......「あかり」でしたっけ。こちらも赤外線の観測と言う事でしたが、やはり低温に保つ必要があり、ヘリウムが無くなって終わり、と言うものでしたけど。
 これらも同様に、と言う事ですねぇ。
 しかし0.1Kまで下げるとは.......すさまじいですが。観測予定も1年以上とかなりしっかりやるようですが。どこまで分かるか?

 そう言えば宇宙望遠鏡というとハッブルも修理されますね。
 スペースシャトルのミッションにより、あと5年ですか。先日natureで記事があったんですが、訳すの忘れていました(^^; Hubble: the last hurrahと言う記事だったんですがね......うむ、失敗した。機器についての説明があったかと思いますが。

 後はSwine flu spread matches previous flu pandemicsと言う話がありますか。新しい分析がパンデミックの指示を支持するとありますが。
 ブタに関連したインフルエンザウイルス(swine-associated flu virus)であるH1N1の早期の分析から、このウイルスは以前のインフルエンザパンデミックと比較できる早さで拡大している事が示唆された。
 今日のScienceのオンライン版に発表され、WHOのRapid Pandemic Assessment Collaborationによりまとめられたこの結果は、ブタインフルエンザがパンデミックとして指定するのを指示するだけでなく、また死亡率は1918年のインフルエンザの間で見られたものや、鳥インフルエンザパンデミックで予想される者よりも低い事も示している。
 「このウイルスはほぼ確実に世界中に広まるであろう」と研究の著者であるIperial College Londonの疫学者であるNeil Fergusonは言う。「しかし鳥インフルエンザで恐れられているような破滅的なシナリオではない。」
 この研究は、最も早く感染の発生が確認されたメキシコからのデータに多く焦点を当てている。そのようなデータはまだ予備的であり、そしてどのようにこのウイルスが全体の集団の中で振る舞うのかといった完全な全体図を得るには早すぎる。しかし早期のモデル化の努力が、何があるのかについて当局に示唆を与える事ができる、とFergusonは言う。
 早期のデータを統計モデルに当てはめる事で、Fergusonと同僚らは6000〜32000人が4月の後半にメキシコで感染したと決定した。チームはまたこのウイルスの遺伝子の多様性についての疫学的なデータと情報を使って、このブタインフルエンザのもつ基本的な複写率(reproductive rate) − どのように容易に人の集団内でウイルスが拡大するのかを考慮する数字 − が1.2〜1.6であると決定した。季節的なインフルエンザは一般的に約1.2ぐらいであり、一方で1918年のインフルエンザの流行において最も重症であった第二派が約2であった。
 「これまでのところ、私はいくつもの季節性のインフルエンザ種あるいは穏やかなパンデミック種の二つが混ざったものとしている」とUniversity of Washington School of Public Healthの疫学者で、この研究にはかかわっていないIra Longiniは言う。しかしLonginiはこれらの計算はインフルエンザシーズンのピークの後で編集されたデータを元に行われたものだと言う。「北アメリカにおける晩秋や冬の時期の間にはどのようになるのか語る事は難しい」と彼は付け加える。
 WHOはまたブタインフルエンザが高齢者よりも子供を直撃しているという観測を支持する − これは季節性のインフルエンザのパターンと比較して普通ではない。Fergusonと協力者たちは彼らのモデルをVeracruzのLa Gloriaにおけるブタインフルエンザの地域社会での発生から集められたデータと一致させようと試み、そして彼らはそのデータはこのウイルスの感受性が年齢に関連して変化する時に最も一致する事を発見した。
 ある可能性としては、H1N1ウイルスは一般的に通常の季節性インフルエンザで見られるものだ、とFergusonは言う。成人はそれらのウイルスに遭遇する可能性がよりあり、そしてそれらへの免疫を発達させ、これによりあるケースにおいてこの免疫がブタインフルエンザに対して十分に免疫性を発揮しているかもしれない。これはまだ仮説であるが、しかし研究者たちはまだ以前のH1N1種に対する免疫性からの交差防衛(crossover protection)があると言う証拠は見付けていない。
 一方でこの季節のブタインフルエンザの発生の致命率は、これまでのところ1918年のパンデミックの間にみられたものよりも小さいが、しかし1957年の穏やかなインフルエンザの大流行でみられたものと同じくらいである。この新しい分析は、これらの率が約0.4%であるとするが、しかしこのデータは非常に予備的なものである。
 それにもかかわらず、健康管理サービスの提供者達はやがて来るインフルエンザシーズンを警戒しなければならない、とFergusonは言う。通常のインフルエンザにおいて、当局は人口の約10%が病気になると予想するが、一方でFergusonはもしブタインフルエンザが来シーズン戻ってくれば約30%が病気になると予想している。
 「これはもしこのインフルエンザが通常の季節性インフルエンザのように穏やかであるとしても − そして毎年季節性のインフルエンザで人々が死亡するとしても − これは健康管理システムにおいては非常に大きな負担となるであろう」と彼は言う。

 と言う事ですが。
 まぁ、やっぱり以前から書いているようにパンデミックに相当するものがある、と言う事のようですが。WHOはフェーズ6への移行はまだ止めていますが、まぁ時間の問題、と言うよりは何で移さないのかが個人的には疑問ではあるのですが。
 一部の国が観光業等に影響するから止めてくれ、と抜かしていると言う話もあるらしいんですけど。
 まぁ、とにかく4月の後半の時点でのメキシコでの感染者が6000〜32000人と計算上予想されるようで。となれば今は全世界に数十万〜数百万ぐらいいてもおかしくない数字とも言えますが。ま、北半球は感染が難しくなるシーズンですけどね......南半球で猛威を振るう可能性があるわけで、かなり厄介と言えるかと思いますが。
 そして次の冬にどうなるのか?
 凶悪化するとしゃれにならないわけで......そして重要な事は、その頃にはほとんどの人がこの事を忘れていると言うのがあるわけですが。スペインかぜの事例を説いても他人事にしか感じない人が大半でしょうし。
 危なっかしいと思いますが.......各国がその可能性をどう捉えてどう動くのかが勝負になると思いますがね......行政と感染症関係の研究施設の人たちといった専門家は頭が痛いと思います、本当に。

 ちなみに、スペインかぜの影響は壮絶ですので興味ある方は、と言うか是非調べてみると良いでしょう。
 「スペインかぜ」なんて名称がありますが、発端はアメリカ本土。兵舎での発生がよく知られています。スペインで報道されたからそのまま「スペインかぜ」と名称が付けられましたが、恐ろしいほどの猛威を振るい、第一次世界大戦停戦の一因となったと言われるほどの、高い死亡率を記録していますので。
 上述の記事で来シーズンブタインフルエンザが戻ってくれば約3割の感染、となっていますがこの数字はスペインかぜと同じぐらいの感染率となりますので。毒性が増すかどうかは不明ですが.......
 もしスペインかぜレベルでの再来があれば関係者卒倒もののすさまじいものが起こる事になるのでしょうが.......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は北日本にある低気圧から伸びる前線が通過するようですが。入れ替わって西からは高気圧が来るようで。沖縄付近は熱低があるようですが。で、この前線の影響で朝まで雨が降る所があるようですが、その後は各所晴れる所が多いようですね。関東地方はしかし雲が多いようで。東京で25/18と言う予報ですか。
 なんか蒸しそうな感じがしますが、どうやら北風が来るそうで乾燥していくようで......

 さて、今日は水曜日ですか。
 管理人はまぁ、マイペースでやる予定ですが。歩くか、ちょいと出かけるか? いや、国立博物館の阿修羅展もぼちぼち人が減るかなぁ......タイミング的に、と期待しているんですが。爺様婆様が非常に多いんで。
 さてさて.......まぁ、起きてから考えます、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/12
 さて、昨日はなんつぅか微妙に疲れた一日でしたかね。
 なんというか最近寝つきが悪いんですが、その影響もあってか8時半に起床。起きだしてからコーヒーをすすり、ぼへっとしながら10時頃から散歩へ。そのまま14kmの旅に出発、と言うことで歩いていましたが。あれこれと考える事が多いので時間が経つのが早いといえば早いのですが。
 なんか「へ?」と言う感じで気付いたらもうここへ、と言う感じでしたかね。
 で、そのルート上の終わりの方が地元駅だったので、そこで食事やら買い物やらし、帰宅すれば3時前。その後、しばらくネット上を周り、書類の方であれこれ書かなければいけない事で首を捻っていたんですが、中々まとまらず。
 その後、夕食後に思考〜睡眠と言う落ちがつきました、ハイ(^^;
 目が覚めたら丁度0時まわっているところでしたかね........

 まぁ、そういう事でちょいと生存報告。
 また、後日.......




2009/05/11
 さて、昨日はローテンションな一日でしたかね。
 起きだしたのが9時前だったんですが、何となく歩く気力が湧かず、そのまましばらくぼへっと午前中を過ごし、昼にはファイルの整理を開始してあれこれと捨てたりやらリネームやらしていましたかね.......
 まぁ、なんつぅか、のんびりモードという。
 で、2時前ぐらいから自室で読書モード突入。1時間ちょいぐらい途中で落ちつつ、ひたすらに『平家物語』を読み、気付けばもう7時という。ま、その後は食事やらとりまして、ネット上をまわるなど品柄ぼへっと。
 えぇ、ローテンションでした。

 そして昨日はまた暑い一日でしたねぇ。
 気温が高い。窓を開けて問題なしという。流石にスウェットも暑苦しく、短パンに履き替えて過ごしていましたけどねぇ。外へ出れば相当に暑かっただろうと思いましたが。ま、気が向かないような日にはでない方が正解だったかなぁ、とも。
 都内の一部は真夏日になったという話もあるようですが。もうちょい気温は落ち着けよ、とも。

 で、まぁローテンションなもので余りあれこれと言うこともないんですが。
 『平家物語』は岩波文庫版で最後の4巻目まで進みましたか。「軍記物」と類される通り、巻第九に入ると非常に戦闘の様子とドラマに力が入っていますが。木曽義仲の最期から一の谷、その戦後処理と言うのが読んでいった流れになるんですがね。
 義仲の最期もよく書かれていますが、しかし何よりも一の谷はとにかく力が入っていますね、えぇ。義仲の引き起こした混乱から勢いづいた平氏の反撃と、福原への還御。京都には和平の声も出る中、範頼と義経による平氏討伐に向かい、一の谷へ。そこでの先陣争いやら、有名な鵯越の逆落とし。平家各武将の最期、逃走と言う流れになるんですが、とにかくまぁ、気合いが入っています。有名な敦盛の最期もここの話ですが。
 と言うか、平家武将の識別法が「お歯黒」と言うのがなんというか......(^^; 源氏方の武将は損な習慣はない、と言う事で「誰が将軍格か」を見極めるのに装いはもちろん、この「お歯黒」で決めているというのは平家の貴族化の印象を強めますが。
 ま、平家方各武将の最期の所は色々とありますが、熊谷次郎直実が泣く泣く斬る羽目になった敦盛はともかく、源氏方の武将を組み伏せた後、降伏するとの申し出を信じて気が緩んだところで殺されたりとか、実は余り「正々堂々」っぷりはなかったりします。まぁ実に現実的とも言えますが、夢はないですな、えぇ。
 で、その戦後処理が重々しいと言うか。屋島に移った平家と、捕虜になった平重衡の話と言う所にきていますが。もう少し書けば重衡の鎌倉護送のシーンになってきているんですが、この人の状況についてはまた非常に力が入れられていますね.....と言うか、この人の話で法然がでてくるとは思いませんでしたけど。
 ま、やはり平家側の視点で色々と語られていますが。これから屋島〜壇ノ浦か。
 クライマックスになろうとしていますねぇ。

 そう言えば、源氏方をみていますと。
 範頼と義経の二人を立てて攻めていますが。配下の武将がまた色々と細かく書かれていますが、義経方には武蔵坊弁慶の名前が入っていますね.......まぁ、ともかく目立つのが義経。一の谷も結局義経が後方から攻め込んできての勝利だったりしますが、結構ワイルドな印象がします、大分。線が細い、と言うよりはかなり太い印象が。一般に言われているというか、もたれている感じの印象ではないですね......そっちは『義経記』の影響なのかとも思いますけど。
 でも、この範頼も義経も結局滅ぼされるんだよなぁ........もちろん頼朝から。
 と言うか、こういうのがあるからどっか頼朝のイメージって暗い影があるんだよなぁ......ちなみに、範頼も義経も嫡流ではないので扱いは悪かったりします。何で頼朝だけ優遇されるかというと、やっぱり母親の家格とかですかね。正室(熱田神宮の宮司の娘だったか)の腹の出ですので。三男坊ですが、兄二人は母親が違います。
 こういう血筋の重視がやはりありますね.......
 これ、似たような事例は藤原兼家の息子たちでして。この系統は道隆〜道兼(関白になって七日で死去)〜道長と摂関が続くんですが、道長の兄にあたる道綱は摂関になれず、その理由がやはり母親の家格が関係したらしいですね......まぁ、字が読めないとか色々とアレな話もあるんですが。でも異母弟の道長とは仲が良かったらしく、弓の腕が良かったとか話はありまして、そんなに不遇と言う訳ではないですけど。

 ついでに、「源氏」なんですけど。
 読んでいるともう訳が分からんのが「何の源氏」かですねぇ......(^^; 古典を読むと悩むんですが。皇族の臣籍降下に伴って「源氏」を賜姓となるわけですが、それも宇多源氏、嵯峨源氏、村上源氏とかがよく古典では登場しまして。しかしこの物語の主役は清和源氏なわけで。その清和源氏も分かれていて、摂津、河内、甲斐、常陸とかごちゃごちゃですが、頼朝などは基本的に河内源氏。
 訳分からん(^^; ちなみに、清盛などは伊勢平氏です。
 じゃぁどんだけあるんだよ、と言う事でWikipediaで源氏を調べるとえらい事になりました(^^; こんなにあるのか.......平氏はそれほどでもないんですが。源氏よりも下にみられる、と言うのはまぁ確かに。古典みていてそんなにでませんので。基本的には平安中期以降に武家としての源平両家(11世紀になる前の段階で)が色々と出てきて話が残っていますけど。
 ちなみに、古典読んで大混乱な系統の個人的トップは藤原氏。平安後半の貴族のトップはほとんど藤原氏なんですが、これも誰の系統かがもうごちゃごちゃ過ぎて訳が分からんです。もちろん中流どころか下位の貴族も藤原氏が一杯。ついでに藤原秀郷みたいに武家の方になるのもいて(『平家物語』も武家としての藤原氏が一杯登場)もう何が何だか.......
 ついでに、『源氏物語』の光源氏は、単に天皇の皇子が臣籍降下して賜姓して「源氏」を名乗っただけですので、別に史実とは何の関わりもありませんな、えぇ。

 ま、こんなところで今日は余りネタもないので以上で。
 さて、今日は高気圧の勢力下ではあるものの、日本海側から停滞前線が伸びてくるようで。一応、雨が降るようなところは無いようですが。関東地方は晴れ。東京で26/19と言う予報と。
 まぁ、今日も微妙に暑そうで。

 さて、今日から一週間が本格化ですか。
 取りあえず管理人はマイペースで......書類も作らないといけないんだが、さて、どうするか。まだ時間はあるんですが色々と面倒なものがありますので。色々と首捻ってやりそうなんですがね.......ちとストレス源になっているんですが。
 まぁ、早めに除かんとな。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/10
 さて、昨日はのんびりとしていた一日でしたか。
 家人は止まりで出て行く、と言う事で早朝からお出かけ。管理人は7時20分ごろにはおきだしまして、ぼへっとしていたんですが、9時には散歩へ。久しぶりに長距離を、と言う事で歩いていましたかね.......まぁ、非常に暑いと言うか、蒸すというか。しばらく歩けなかったのもあって微妙になまっている感もありましたが。
 で、取りあえず2時間ぐらい歩いて地元駅へ向かい、寄り道やら食事。その後帰宅して14km程の散歩終了。いやぁ、顔が日焼けで痛いこと(^^;
 その後、夕方までのんびりやってから、家人もいないので飲みにでまして。
 何か4時間近くしっかり飲んでいましたかね......いや、美味しかったですよ、ラフロイグ15年(^^;
 ま、マイペースな一日でした。

 で、昨日は本当に良い天気の一日でしたが。
 とにかくここしばらくの微妙な気温でひたすら雨と言う3日間が終わり、湿度も高い、日差しは強い、気温も高いと言う調子の良い天気.......熱中症でダウンした人もいるのではないかと推測しますけどねぇ......
 いやはや。
 ま、散歩も流石に汗がよくでました、ハイ。

 で、まぁ久しぶりに歩きましたけど。
 流石に1週間ぶりに歩こうか、と言う時にこのコンディションで20km以上、と言う気力はなかったんですがね。流石にかなり暑かったですねぇ......汗がかなり出る。シャツは通気性が良いやつで正解と言う事ですが、最近の遠距離の最大の難点は日陰がほとんどないと言う事がありまして、まぁもう日焼けが豪快になります、本当。
 顔が少しぴりぴりしますし。
 ま、エネルギーの発散は良いですがね、ハイ。また適度に歩きこんで......どうするか。本当に仕事の話が来なければ、鎌倉まで歩いても、とか思っているんですが。多分30km以上。蒸し暑くなってくる事を考えると、一日かけて歩く必要があるかと思いますが.......まぁ、長期的目標、って感じで取りあえず。
#冬ならまだ楽だろうが........

 そう言えば昨日散歩のついでにインドカレー食べていたんですが。
 あちらのカレーは名称がなじみがないので中々発見が面白いですが。何やらプローンマサラのカレーがランチのセット......プローン? 伏せ? とか思う時点で駄目かもしれませんが(^^; エビのカレーだそうですが、インドカレーも結構味が複雑で面白いよなぁ、と。シンプルなやつはシンプルなんでしょうけど、香辛料やら色々といれているからですかねぇ。野菜系の甘味が結構あったなぁ。
 で、取りあえず収穫はその店のタンドリーチキンが、結構美味しかったという事でしょうか。先日書いた通り「中々美味しいと思えるのが余りない」と書いていたんですが、昨日食べたところは美味しかったです、ハイ。
 ただ、ここで疑問もある。
 つまり、今まで食べていたのはあっちでは普通で、昨日食べたのは日本人向けに調節されてうまいと思った、と言う可能性がありますし。そうでなくて他のは単に研究不足か何かで微妙であって、本来はこういう美味しいものだ、と言う事なのか。
 よく分からんですが......ここら辺がよく分からんなぁ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 まぁ、日本でもカナダ帰りの高校生が集団感染していて大事になっているブタインフルエンザですが、また新たに記事が出ていますか。今度はアメリカで、US swine flu cases dissectedと言う話がありますかね。最新情報の分析で、若い人が恐らくは特に感受性が高い事が示唆されているという。
 読んでみますと......アメリカにおけるブタインフルエンザのヒトでの感染が確認された最初の642件のケースの分析は、この国に広がっているこのウイルスについて、異なる年齢集団における感受性とこの病気の症状の分布についてのいくつかの手がかりを示すものである。
 Centers for Disease Control and Prevention(CDC)により御こなれたこの研究は、公式にはインフルエンザA(H1N1)として知られるこのウイルスを、4月15日から5月15日(訳注:原文がこうなっているが、この記事を訳しているのは5月9日)まで、41州にまでの拡大を時間ごとに追跡したものである。ニューヨーク市において、80件が確認されている − この数は41州中では2番目に高い数字であるが、コロンビア特別区においては一件も報告されていない、とこの研究では述べている(地図参照)。
 CDCのUS Epidemic Intelligence ServiceとFatimah Dawoodにより行われたこの研究は、昨日The New England Journal of Medicineに発表された。
 このウイルスに感染した患者の最大の集団(60%)は、18歳かそれ以下の年齢であり、50歳以上に至ってはたった5%であった。この研究は、子供や青年は、より年をとった人よりも感染しやすく、またあるいは年をとった人への感染は、交流が少ない為により遅いと言う事も含め、この観測のために、いくつかの提案を示す。
 臨床データは295〜397人の患者から得られている。この研究では、最も一般的な症状は熱と咳であり、季節性のインフルエンザの症状と似ていると報告している。394人の患者からは371人が熱を出し、そして397人の患者中365人は咳をしていた。しかし他の症状もみられており、323人の患者中82人が下痢の症状を示し、295人中74人に嘔吐がみられた。これらの症状は季節性のインフルエンザでは一般的ではない。
 この研究は、このウイルスがヒトの間での拡大がよく分かっていないにもかかわらず流行を示しているという。この研究ではこのウイルスはくしゃみにより生じる飛沫を通じて感染すると疑っていると言うにも関わらず、多くの患者が下痢の症状を示しているために、糞便からのウイルスの拡大の可能性も考慮し、調査するべきであろう。
 「更なるデータが得られるようになるまで、全ての感染ルートの可能性とウイルスの発生源の可能性は考慮するべきである」と述べられている。
 情報の利用が可能であった399人の患者のなかで、36人に入院の必要があった。病院のデータが利用可能である22人の患者の中で、8人は集中治療(intensive care units)を受ける必要があり、4人の患者は機械的な換気装置を必要とする呼吸困難に陥り、そして7人は彼らの症状が現れる前に7日以内のメキシコへの旅行をしていたと報告されている。5月5日に、22人中18人が回復した。2名はまだ致命的な症状である − 23ヶ月の子供と、30歳の女性で、両者とも感染前は健康であった。他に二名がこの病気で死亡している。
 今日、CDCはアメリカで896件の感染が発生しており、2名が死亡、そして世界では合計2384名が感染して44名がこのウイルスで死んでいると報告している。
 UK's National Institute for Medical Researchのウイルス学者であるJohn McCauleyは、Nature Newsに対してこの年齢の分布を表した図は、調べるべき最も重要な要因の一つだと言う。もし50歳以上のグループで症状がより穏やかであるのならば、1950年代以降に循環しているブタインフルエンザの他の種に対してある程度の抵抗性を持っている事を示唆する。
 しかし、彼は「奇妙な年齢分布には他の理由もあるだろう。これは年をとっている人が接触するヒトはより少ないと言うものもある」と付け加える。

 と言う事ですが。
 若年層での症状が重い傾向がある、と言うのは他でもちらほら言われていたので、その可能性を補強する報告とも言えるかもしれませんが。やはり季節性のインフルエンザと似ている一方、下痢・嘔吐と言う一般的ではない症状もある、と言うのが特徴のようで。決して少なくはない人数、と見えますが......さて、どうなるのか。
 しかし、最後の部分が中々示唆的と言うか気になる部分ではありますが。つまり、ブタインフルエンザに対して50歳以上の人がかかり難い可能性、と言う事でそれまでで耐性がついている、と言う点ですが。それが正しければ、ブタインフルエンザの流行とヒトインフルエンザの流行が区別がついていなかったケース、と言うのはあるかもしれませんし。接触が少ない、と言う事については何とも言えませんけど、50歳以上でも社会的な接触が多い人もいますから、これについては必ずしも、とは思いますけどね.......
 スキャモンの発達曲線とか思い出しますと、リンパ型が若年層はかなり高いんだよなぁ。まぁ、ここら辺の部分もあるのかなぁ、とも。サイトカインストームとか起きているのかは知りませんが.....そこまで重篤となっているのかも分かりませんけど。

 しかし、何つぅか。
 いや、日本で取りあえず感染者が入国足止め、と言う事になりましたけど。面倒くさいからか不要と言う声を上げていた人もいたかと思うんですが、そういう人はどう思うのかなぁ、とか思わなくもなく。
 感染症の水際での阻止は非常に重要である事は歴史が証明しているわけでして、「からむこらむ」でも触れたコレラやペストと言ったものはここら辺の阻止が余りなかった頃には、あっという間に他国に感染して拡大し、死者多数と言う事例がありますので。
 ペストの事例ではからむこらむの「その213」で触れたように、港での隔離をしていますが。その日数40日から「qurantina」、これより英語「quarantine」は検疫・隔離を意味するようになっています。その歴史は古いわけですが。
 この手の感染症、「大した事が無い」とか言うのは、いかに公衆衛生における恩恵を普段から受けていて、その価値が分かっていないか、と言う事の証明みたいなものだとは思いますがねぇ。
 死ななきゃ別に構わない、なんて言っていると、ろくでもないケースが出てくる可能性もありますので.......
#ウイルスに至ってはどこで別のと交じってどう変異するか予想がつかんから余計に恐い。
 個人的には、こういう事例もそうですし昨今のはしか、結核の流行も踏まえ、もう一度公衆衛生の見方・あり方をちゃんと周知する機会を持つチャンスではないかと思いますがね。「治る」なんて簡単に思うなよ、と。
 まぁ性感染症もありますし。日本は課題が多いと思いますよ、本当。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 今日は太平洋側にしっかり高気圧が入るようですが。北の一部は雲が多く、東北の一部では雨も降るようですが、基本的に各所で晴れるようで。関東地方もがっちり晴れ。東京で28/18と言う予報と。
 まぁ、しっかりと晴れるようですね。

 さて、今日は日曜日ですか。
 まぁ、取りあえず今日もマイペースでやろうと思いますが。まぁ、何かかなり暑い一日となりそうですね.......さてさて。まぁ、取りあえずどうにかこうにかしようかと思いますけど。
 歩くか?
 ま、起きてから決めようかと思います。

 と言う事で以上で。
 また、後日........




2009/05/09
 さて、昨日もまたのんびりとしていた一日でしたが。
 取りあえず、寝つけたのが4時前。まぁ前日に2時間夜に軽く寝てしまえばこんなものでして.....で、7時頃に数度の雷に目を若干覚ましつつどうにかまた寝て、起きだしたのが9時半。
 で、そのまま午前中はやはりぼへっとやりながら過ごしていまして。外は雨、と言う事で散歩は無理という事が分かり、そのまま読書やらしていたんですが、結局午後になってから「このままじゃ黴びそうだ」と思い、小雨の中を傘をして地元駅まで歩いていましたかね......で、地元駅の方で本屋やらまわったり、食事しつつ読書やらしてぼへっと。
 その後、4時頃に帰宅してから軽くストレッチをして、まぁ軽いガス抜き程度ですが、ここ数日閉じ込められている感じを少し解消しましたかね。
 夕食後はのんびり。
 まぁ、マイペースではありますな。

 で、昨日はとにかく不安定な一日。
 朝は朝で雷雨。結構大きなのが来たりしましたか。その後は弱い雨がぱらぱら降っては止み、そしてまた降り出してと全く不安定きわまりなく、日中一瞬晴れ間が見えてまた雨が降る、と。気温は高くはなく低くもなかったですが、動くと湿度が非常に高い為にちょいと蒸すものがありましたかね。
 ま、取りあえずこれで途切れるようですが........

 で、まぁ『平家物語』はゲシゲシと。
 岩波文庫版は四冊で、現在三冊目の半ば、というか後半の半ばに入りつつある感じ、というぐらいになりましたけど。平家の太宰府落から都の大混乱、水島の戦いから敗退し、法住寺合戦をやらかして木曽義仲の立場が追いつめられる、と言う流れになっていますが。
 いやぁ、管理人の母方の実家の土地(超マイナー)が出てきてちょっと「おぉ!」と。まぁ、国境でかつては交通の要衝ではあったんですがねぇ。結構血なまぐさい話になるとは思いませんでしたが、具体的にどの場所でそういう話があったんだか.......ちなみにその土地に城は当時はなく、鎌倉時代に交通の要衝であったために建築され、『太平記』でも登場しているというんですが、『太平記』は読んだ事がないので分かりません(^^;
 結構激戦区だったらしいんですがね。ちなみに、その城趾の曲輪からとった写真はこちらになりますが。山の中ですよ、ハイ。冬場3時まわると飛んでもなく薄暗くなります、この辺は。
 で、話は戻って木曽義仲なんですが。
 見方が面白いですね。軍事の才能については倶利伽羅峠やら見ていると非常に高い印象はあるんですが、一方で政治的なものと言うか、京都での振る舞いは「田舎者」と言う事でばっさりやられている感じです。まぁ、それを補強する為の話が満載されているんですが.......人の通称名をからかってみたり、飯食えと脅してみたり......これは当時貴族は日に二食が普通で、武家は三食。で、猫間と言う通称のあった貴族がきてみたら食事を出されて「食え」と言われてやれやれ、と。牛車は後ろから乗って前から降りる、と言うのを知らない、と批判されたり、服装は田舎者で訛りも強いと云々。わざと対比させているのでしょうが、一方で頼朝は見栄えがよく、言葉の訛りもないと評価されていますが......もっとも背が低く顔が大きい、と書いてありましたけど。
 まぁ、とにかくも木曽義仲の「軍事的才能はあるけど京になじめぬ田舎者」扱いもまたなんというか.......確かに政治的能力無いんだよなぁ、コイツの行動は。政治介入の仕方もかなりどうか、という感じでしたし。頼朝からすれば滅ぼす口実がたくさんできた、と言うべきでしょうし。もっとも、義仲が都を追われる決定的な原因となった、法住寺合戦での後白河側もヒドイもんで、官軍の指揮をする貴族が無能と言うか「憑かれたんじゃないのか?」と言うぐらい奇行を示して崩壊、と言う飛んでもねー話が描かれていて何とも。2万の軍勢を用意して義仲の7000騎に戦う前から惨敗と言う様相が描かれてきて、ある意味笑えますが.......
#後白河がどこかしら武士(と言うか義仲と言うべきか?)をなめていたのではないかと言う感じがある記述をしているように思えますが。
 その合戦前にある出来事である、室山での源行家の行動(義仲の悪口を言ったのがバレて逃げ、平家の軍勢を見て仲直りのために平家2万騎に対して500騎で突撃した揚げ句、包囲されて壊滅するも、自分は生き延びると言う話)もヒドイもんだと思いましたが、法住寺の奇態ぶりには叶わんなぁ、とも。
 まぁ、なんか楽しんでいますな、色々と。とにかくも、『平家物語』ってのはやはり平家主体で、平家によせて書いている部分が大きい感じがします、ハイ。
#滅びたものの矜持を大事にしていると言うか.......

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Bioelectricity better than biofuels for transportと言う話がありますか。もし電気自動車を使うのであれば、作物は1ヘクタール当たり数km以上走らせる事ができる、とありますが。
 読んでみますと.......バイオマスを燃やしてできる電力により推進力を得る乗り物は、エタノールにより稼働する乗り物よりも得た作物でより遠く、そしてより温室効果ガスが少ないであろう、と研究者たちは今日報告した。
 電気を作る為にバイオマスを燃やす事は、一般的にはエタノールへと変換するよりも効率的である。そして電気自動車 − しばしば内燃機関をもつ多くの自動車よりも製造と維持が高価である − はまた、エネルギーを運動へと変換する時により効率的である。
 現在の研究において、University of CaliforniaのElliott Campbellらの研究者たちは作物栽培から自動車の推進までの全システムをモデル化して、バイオ燃料とバイオ電気(bioelectricity)によって次第に増加する温室効果ガス排出を比較した。彼らは、バイオ電気のルートはトウモロコシエタノールと、先進的なスイッチグラスから作るセルロース由来のエタノールの両方の面よりも一歩先んじていた。
 「我々はトウモロコシエタノールよりも電気は良いように見えるが、しかしこれがまた第二世代のエタノールよりもずっと優れているケースであるとは驚いた」とCampbellは言う。「全てのケースにおいて、この電気の経路は同じ量の輸送を達成するのには、遥かに少ない土地を使っていた。」
 Scienceで発表されたこの研究は、もし両者が同じ面積の耕地から作られたとして、平均的にはバイオマスにより稼働する電気自動車はセルロース由来のエタノールにより稼働する内燃自動車(internal-combustion vehicle)よりもさらに81%移動できるであろうと示唆する。さらには、バイオ電気を使った温室効果ガスの減少は、セルロース由来のエタノールで計算されたものよりも倍以上であった。
 University of CaliforniaのエンジニアであるSonia Yehは、この研究の結果は驚くべきものではないが、しかしバイオ電気と液体バイオ燃料の間を直接比較できる新しい方法で − ヘクタール当たりのキロメーターと放出において − 枠組みを示すものであると言う。「私はこれが我々が知りたいものが何かを補強するものだと思う」と彼女は言うが、「しかしそれらは土地における影響を見る為に大体は新しい、興味深い単位を導入する。」
 Yehは、この研究は輸送セクター(transportation sector)における放出の削減の為のカリフォルニア州のアプローチを強めるものとなるという。先月可決されたこの州の「低炭素燃料基準(low carbon fuel standard)」は、燃料の温室効果ガスの基準を定め、そして企業に電気輸送(electric transport)を含めた彼らの技術を採用できるようにするものである。
 対照的に、アメリカの燃料製作はバイオ燃料へと注目している。連邦政府は2008年のバイオ燃料の90億ガロン(比較するとガソリンはほぼ1390億ガロンである)から、2022年には360億ガロンへと増やすよう義務づけている。5月5日、US Environmental Protection Agencyは、様々なバイオ燃料の温室効果ガスの基準を提案したが、しかし電気輸送の為の用意はされていない。
 しかし、カリフォルニア州の低炭素燃料基準の様なものを国家基準にまで展開する提案もある。米下院の民主党は、現在審議中の気象に関する法律(climate legislation)においてそのような規定を含めようとしており、そしてバラク・オバマ大統領もカリフォルニアにおけるアプローチを同様に支持している。
 Union of CencernedのワシントンDCオフィスのsenior researcherであるJeremy Martinは、将来どのように電気自動車を成功させるか、あるいはどんな役割がバイオ燃料を推し進めるのかについてを語るのは早すぎる、と言う。彼はそのカギは目標を持った柔軟な政策を持ち、そしてそれにより全ての技術が競争する事だという。
 「この論文は輸送セクターにおいて働く為の農業セクターを置く事ができる、一つ以上の技術経路がある事を示すのに役立つ」とMartinは言う。「我々は我々の卵全てをどちらかのカゴに置いてしまうほどに愚かだろう。」

 と言う事ですが。
 独特の言い回し(最後の部分とか)と先端の話で翻訳が難しいんですが......(^^; いや、bioelectricityって元々は「生体電気」なんですが、ここで言うのは大分違うわけで......だから「バイオ電気」と取りあえずしておきましたけど。一致するかどうかは分かりませんが。
 で、この話はおおまかには「バイオマスを直接燃やして電気作る」のと、「エタノールに変換してからそのエタノールを使って燃焼」と言う二種類を比較したものですが。後者についてはさらに第一世代である、トウモロコシ由来のエタノールと第二世代のスイッチグラス等を使ったセルロース由来のエタノール(両者とも発酵させる)と言う二種類がさらにあるわけですが。優れているのは作ってからできるまでの全経路をモデル化して算出した事にあるかと思いますが。
 まぁ、バイオエタノールは発酵と言うある意味余計な過程が入るから不利なのかもなぁ、ともいましたが。同面積辺りで燃やす方はエタノールよりも8割優れていると言うのは燃費的には大きいかと。燃やしても温室効果ガスが半分と言う事になりますか。
 直接比較できるのは大きいなぁ、と。
 ただ、車はよく知らんのですが現状でバイオマスを燃焼させるタイプの電気自動車って何があるんだ? さらにここで言う燃焼させるバイオマスは具体的に何を指しているのかがよく分からん.......

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は低気圧がやっとこさ抜けていくようで。取りあえず全国的に高気圧の支配下に入るようですが、一部は降るようですね。基本的に各地は晴れ。関東地方も晴れ。東京で25/17と言う予報ですか。
 結構蒸し暑くなりそうですな。

 さて、今日は土曜日ですか。
 取りあえず今日は歩けそうなんで、13,4kmぐらい歩こうかと思いますが。いや、もうとにかく歩きたいというのが一つありますので.......まぁマイペースで歩こうかと。取りあえずのんびりとやろうと思いますけどねぇ......あれこれと考えているものもあるんですが、まぁどうするか。
 とにかく、ぼちぼち充電も飽きたので復帰も考えているんですが、「待ち」の一手となっていますので.......

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/08
 さて、昨日もグータラな一日でしたかね。
 起きだしたのが6時半過ぎだったんですが。そのままぼへっとnatureやら読んで訳して過ごしていまして。その後、ぼへっとしながら10時から自室で読書。本当は散歩に行きたかったんですが、外の天気が非常に不安定で気付いたら降っていたり止んでいたりとなんとも、と言う天気でして、まぁ仕様がなくという。
 ただ、自室で過ごしていると気付いたら落ちていまして、3時間爆睡というのがなんとも(^^; 非常に眠気が強く、これはちょっと参りましたかね......本広げながら落ちていました、ハイ。
 その後再起動してからぼへっと巡回やらしていまして動画やら見ていまして。夕食後にまた読書.......していたら2時間落ちていました、ハイ。
 う〜む。眠い。本当に眠い一日でしたねぇ。

 そして昨日は上述の通り不安定な天気の一日。
 なんともここ数日は晴れ間が見えませんが。予報よりも低気圧がしっかりしているんですかねぇ......台風も関連しているのでしょうけど。とにかく雨が降ったり止んだりと言う状況で、気温も低く、とても外出する気にはならない一日でしたか。
 やれやれ、と言う一日でしたかね.......
#ぼちぼち歩きたいんですが.......

 しかしまぁ、本当に眠かった。
 『平家物語』を読んでいる内に落ちていましたが。本をちゃんと支えたまま寝ると言うのは珍しい(^^; 「かくっと」スイッチが切れる感じで落ちていましたけどね......夢うつつと言う時間も妙に長く感じたような。
 まぁ、ただ読書が思ったように進まずにがっかりでしたけどね(^^;
 取りあえず、倶利伽羅峠が終わって京都大混乱から法皇脱出、平家の各人物の都落ちが紹介され(ここが中々日本的)、一門が脱出。その後福原までも落ちて太宰府に到達と言う所まで読んでいますが。まぁ、ここまで来ると大分分かると言うか、『平家物語』ってどうも「源平」と言う見方がどっか植え付けられていたんですが、タイトル通り「平家」の視点が基本なんだなぁ、と。後は歴史を見ていればどこかで見る、崩壊のパターンの典型も見られるかと。
 ただ、この後は太宰府も落ちるんだよなぁ。
 そうすると順番的には義仲横暴と言うシーンになるのか.......まぁ、義仲と頼朝の不仲っぷりはさっくりとしか紹介されていないのでよく分からないものもあるんですが。頼朝の方が政治家だったというのはあるとは思うんですがねぇ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 DNA twisted into boxesと言う話がありますか。タイトル通りですが、小さなコンテナを作り出して入れると言う事で.....収納ボックスを真っ先に思いつきましたが。
 読んでみますと.....多くの学問領域に渡る研究者たちのチームは、一片が丁度30nmの小さなDNA金庫(DNA strongboxes)を作った。遺伝子の「カギ」で開くこの箱は、薬剤の輸送やセンサーとして使う事ができるであろう。
 この箱は少なくとも目新しい「DNA折り紙(DNA origami)」から出来たものであり、この技術はDNAから構造を組み立てるものである。彼らは遺伝子情報を持つ核酸の短い断片である、オリゴヌクレオチドを使い、複雑な構造となるようにより長いDNA鎖を折り畳んだ。各箱は一つの、タンパク質を作る細胞の機械であるリボソームを入れるのに十分に大きなものである。以前、研究者たちはこの技術を使ってチューブやアメリカの地図をも作っている。
 この最新の研究は同じ原理を使っている。それは少しより複雑になっている、とチームのメンバーである、Aarhus Universityの化学者であるJørgen Kjemsは言う。まず、研究者達は何の遺伝子配列が彼らの箱を作るのに必要であるかを決定するのに必要なコンピュータープログラムを作った。このプログラムは、微生物に感染するウイルスであるファージから非常に長いDNA鎖のデジタルモデルと共に始めた。そして研究者たちが作りたい形状が与えられると、それはDNAと結合して望む形状へと集まるであろう。いくつかの250個のオリゴヌクレオチドを選び出した。
 それは強烈であった(That was the hard part.)。一度コンピューターが研究者たちが必要なパーツを調べだすと、彼らは単純にオリゴヌクレオチドを提供者から買い取り、そして長いDNA鎖と混ぜた。その断片は機能して、各鎖を六つの壁へと折り合わせて、そして壁同士をくっつけた。それはたった1〜2時間で自身から数十億もの箱を作りだした。「それが機能するのは非常に不思議なものだ」とKjemsは言う。「それは車の各部をとり、これとナットとボルトをかばんの中に入れて振ったら、車が自然とでき上がったようなものだ。」
 チームはまたDNAを使ってこの小さな箱を「ロック」する事も出来た。他に短いDNAの「カギ」の存在下では、この箱の一方に短い配列のDNAが結合すると、この箱はほどかれて開く。Kjemはこのグループは各箱に8つの異なるロックを付ける事が出来、そしてこのDNAのカギはセンサーとして使えると言う。この研究は今日のNatureに発表されている。
 「留め金-カギのシステム(the latch-key system)はしっかりとした原理の証明を表したものだ」とHarvard Universityの化学者であるWilliam Shihは言う。以前DNAチューブの折り紙を合成したShihは、この新しいシステムは薬剤の輸送に使えるであろう。小さな薬剤分子、あるいは治療用物質が特定の遺伝子のマーカーが存在する時に解放されるのだ。」
 それが機能するのは本当にこの箱がロックされている時だけだ、とCalifornia Institute of Technologyの研究者であるPaul Rothemundは付け加える。「この箱の”封印”が固いのかどうかは、まだ答えられていない本当に重要な疑問だ」と彼は言う。どのようにこの箱が体内で反応するか、またどのくらい長く残るのかについても疑問がある。
 その一方、RothemundとShihはこの箱が重要な全身である事を認めている。Kjemsは彼らはまだ始まりにたっているのだろうと付け加えた。この研究で使われたコンピュータープログラムは、研究者たちにDNAを超えたほぼあらゆる構造を彼らに想像させる事ができる、と彼は言う。「今は、本当にこれを何の為に使う事が出来るのか、考え始める時だ。」

 と言う事ですが。
 面白いプログラム組みますね.......コンピューター化学の一端という事か。ファージといったDNAの長い鎖を用意して、オリゴヌクレオチドを結合させて折り畳ませる。このオリゴヌクレオチドの種類によって曲がりかたが変わるわけですが.......ちなみに、オリゴヌクレオチドってのは単に短いDNAかRNAと思ってもらえれば全く問題が無いですが。通常は別の検査やらプローブやらプライマーとして使うんですけどね......
 何が凄い、ってコンピューターに「これ作りたい」と命じれば勝手に必要なものを全部教えてくれるという事で。ファージの種類やら変えて行くとまたもっと複雑なものが作れるわけか。
 凄いなぁ......まぁ、応用するにも耐久性と安全性についてはなんともまだ分かりませんが。イメージしやすいのはガン治療か。治療薬を箱に入れ、ガンで特異的に生じている遺伝子に対応して箱が開けば副作用は減るわけですので。
 面白いよなぁ、これ。

 後は'Hobbit' was a dwarf with large feetと言う話もありますか。フローレス島で見つかり、ホモ・フロレシエンシスと命名されたフローレス人の研究について、病気となったホモ・サピエンス(つまり我々人類)が関係があるのではないかと言われていましたが、どうやら別の種であるらしい、と言う事が示唆されているという事のようで。
 頭からつま先まで、17000〜95000年前の全長1mの骨の種は、ヒトの進化の潜在的な複雑さを示している。
 今日Natureにホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)の二つの論文が発表された − 一つはどのくらい脳がその異常なほど小さいサイズへとなったのかが著され、もう一つはチンパンジーのそれと似ている程大きな足は効果的に歩くのに適してはいたが、しかし二足歩行で走るのは恐らく向いていなかったのだろう事を著している。
 「それは魅力的な標本だ − 共に以前は決して見られなかった当惑させる特徴が混ざっている」とWorcester State Collegeの古代人類学者でありこの研究にはかかわっていないJeremy DeSilvaは言う。
 2003年にインドネシアのフローレス島で発見され、2004年の報告後に「ホビット(the Hobbit)」とも言われたこの種は、世界中でその木源についての議論を引き起こした。
 特に、批評家の筋金入りの中心の人物は、この骨格は小頭症(microcephaly) − 通常よりもより小さな頭となる病気 − によって脳のサイズが通常の平均的なヒトの脳の1/3程度の、417cm3へと制限された人類であると言う。インドネシアとオーストラリアからの人々で構成され、この骨を発見したチームは、この種の脳は恐らくは資源が乏しい島へと分かれてしまった為に、他の島嶼化した生物(insular animal)で見られる現象と同じように小さくなったのであろう、と主張している。
 今回、London's Natural History MuseumのEleanor WestonとAdrin Listerは、dwarf Madagascan hippopotamusesの絶滅種からの脳の測定データを使い、どのようにこのホビットの脳は容易にこの特性へと到達するのかを示した。
 そしてStony Brook UniversityのWilliam Jungersと同僚らは、ほぼ完璧に残る左の足(foot)と右足の一部が、この動物が以前信じられていたよりももっと原始的である事を示す分析を報告した。
 Harvard Universityの生物人類学者であるDaniel Liebermanは、この結果をホモ・フロレシエンシスは正真正銘の種である事を示す「重要な証拠」と呼んでいる。
 しかしRobert Martin − シカゴのField Museumの生物人類学のキュレーターでありこのホビットの脳はヒトの関連種から縮まったものではないと考えている − は、カバの論文について確信をしていない。
 「私は直接的ではない証拠に頼っている単一のケースを元にしているその主張は遠いものだと考えている」と彼はNature Newsに語っている。
 DeSilvaは古代人類学者の見方が何であれ、Jungersと同僚らによるその研究は滅多に見られない、初期の骨の価値ある一見を提供するものであるとしている。その足は移動についての理解の手がかりとなるために重要なものだ。
 ホモ・フロレシエンシスのケースについて、「これは原始的と派生した特徴の本当のモザイクだ」とJungersは言う。
 この足は下肢(lower limb)の長さに関連して長かった、と彼は言う。この大きなつま先は他のつま先と一致しているが、しかし他のつま先が長い一方でこのつま先は短い。
 「地球上でこのような特性を持つヒトは存在しない」と彼は言う。これらの特徴のために、彼はホモ・フロレシエンシスは歩くのに適してはいたが、良いランナーではなかったようであると付け加える。
 彼はこの特徴はホモ・フロレシエンシスは、160万年前に東南アジアに到達した初期のホモ・エレクトス(Homo erectus)から分岐したか、あるいはより原始的で180万年前に到達したと思われるホモ・ハビリス(Homo habilis)から分岐したものである事を示唆するものであると付け加えた。
 脳のサイズの議論に取り組む為に、ほ乳類の古生物学者であるWestonとListerは、dwarf hippoの二種類(そのいくつかは約1200年前まで生きていたものである)から約50個の骨格を調べた。
 この著者らはこれらの種における脳の質量と体の質量を測った。この測定のモデルを応用する事で、彼らはホモ・フロレシエンシスの脳はその孤独な骨格から知られるサイズにまで縮む事ができると決定した。
 「ホモ・フロレシエンシスがその体のサイズに関連して小さな能を持つというこの説明が何であれ、この証拠は島嶼化現象(phenomenon of insular dwarfism)がその進化において役割を果たした化もしれない事を示唆するものだ」と彼らは書いている。
 Westonとlisterの研究はMartinを確信させていないのにも関わらず、Jungersによる非常に強い熱意に出会っている。
 「ゲームは終わりだ」とJungersは言う。「この証拠は非常に強い。」
 しかしどのようにそのような小さな脳を持つ種が石器を作り、その島の小さな象(pygmy elephants)や巨大なトカゲを避けて言ったのかについて疑問を持つ研究者たちの間では、疑問がまだ残っている。
 将来においては、小人の化石発見したと信じるこれら古代人類学者達は、その種はより以前の先祖からと言うよりは、ホモ・サピエンス − 20万年以上前にアフリカで最初に進化した − から急速に小人化したものである事を示すであろう。
 インドネシアにおいて、ホモ・フロレシエンシスを最初に発掘したチームのメンバーである、University of Wollongongの考古学者であるMichael MorwoodとNational Research and Development Centre for ArchaeologyのThomas Sutiknaは、毎年Liang Bua caveで発掘を続けている − 去年の夏にはさらにホモ・フロレシエンシスの骨と歯を発見した。この物質からDNAが確認できるような試みが為されるであろう;以前の歯と骨におけるテストでは、DNAは見られなかった。
 発掘の拡大のスケジュールはまた、来たるべき許可が下りれば計画される、とMorwoodは言う。

 と言う事ですが。
 発表からもう5年経つんですねぇ、と思いましたが。ま、要は現生人類が病気で小型化した、と言う説と、元々こういう小さい種が存在している、と言う主張がありましたが。今は大分種として存在していた、と言う考えに来ているのかとも思いますが。それを証明する為のものがまだ色々と続いているというのが現状でしょうけど。
 しかし、まぁ現生人類よりも前の人類が渡り、島嶼化して小型化したと言うことを示すのに、別の小型化したカバを持ち出したり、あるいはホモ・フロレシエンシスの足の骨格から示したりと色々とですけど。後者は直接的ですが、前者は確かに証拠としては弱い部分があるかと思うんですよねぇ......個人的には「分からんでもないけど強くはないよなぁ」と思いますが。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は台風は温帯低気圧に戻るようですが。中部・関東付近はまだ近くにある低気圧の影響で雲が多く、雨がぱらつくようで。他の地域は晴れ。関東地方は曇り時々雨と。東京で20/16と言う予報ですか。
 まぁなんともというところですね。

 さて、今日は金曜日ですか。
 管理人はやはりマイペースでやりますが、まぁぼちぼち充電も終わりの方向にしようかとは思っていまして。その手の話があるか、と言う事になるんですがね......さて、どうなるか。まぁ、ただやはり散歩ぐらいはしていきたいんですが、天気がどうなる事やら。
 やれやれ、と言う気がします。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/07
 さて、昨日も在宅の一日でしたかね。
 何つぅかだるいというか、眠気が非常に強くて朝は困りましたけど。と言うか、最近余り動けていないのもあってか、寝つきが悪いのもあるんですが、起きだしたのが9時半。7時頃には起きようと思ったんですがねぇ。どうにも眠くて参りましたが。
 で、起きだしてからも眠い。何となくエンジンがかからない状態でコーヒーをすすりつつ、natureとか見ていたんですが、どうにも読むのに時間がかかって仕様がない。ついでに眠い。で、食事をとってからどうにか多少はまともになったんですが、外は雨。散歩、と言う願いは見事に駄目という事で、仕様がないのでまた読書。自室で『平家物語』を読んでいましたかね.......
 その後はのんびりと動画やら見て過ごしていましたかね、ハイ。

 そして昨日は予報と異なり、朝から降っていましたか。
 ま、起きだした頃は余り降っていませんでしたけど、徐々にはっきりと分かる雨となり、午後にはしっかり降っていましたか。気温は低く、ちょっと涼しい感じ。寒いとまではいかないものの、どうにも半端な状況で参りましたか。
 まぁ、ぼちぼち動きたいんですが.......

 で、『平家物語』はやっとこさ後半に。
 高倉上皇が崩御し、清盛も薨去と言うところから、木曽義仲快進撃中と言う所まできていますが。清盛の落胤説は『平家物語』にしっかり書かれていて「へぇ」と。諸説あるんでなんとも、と言う話の一つではありますが、出所がよく分からんもので。まぁ、でも当時の人は「そうかも」と大分思われていたのでしょうかねぇ。
 ちなみに、その説では親は白河法皇となっていますね。
 で、まぁ「誇張がすさまじい」と書きましたが、清盛の最期もすさまじい書き方ですね。4,5間離れたところでも熱くてどうしようもないとか。水が湯に変わる、と言う表現もありますけど(^^; まぁ、熱病で亡くなったというのは確かなようですが、何かまではやっぱり分からんなぁ.....「からむこらむ」で一応「そんな話もある」として紹介したのはマラリアでしたが。デング熱をとる人もいたりとか、まぁ色々ですけど。「次に正気になった時に」と言う部分もあるので、高熱になったり収まったりが繰り返されているのかなぁ、とは思いましたが。
 ちなみに、『平家物語』での扱いはラストの方ではもう「仏敵」ですね、本当。南都焼き打ちとかもあるからか。まぁ当時の仏教勢力は権力側からすれば迷惑でしたしね......あぁ、ちなみに管理人の清盛の評価は以前も書いたように高いですよ? 政治面で優れなければ太政大臣にまで行くわけがなく、軍事面でも優れていなければ保元・平治の乱を切り抜ける事も出来ないわけで。
 木曽義仲の方はこれから山門にちょっかいかける辺りになりますが。まぁ、ここまで来てかなり軍記物らしくなってきたなぁ、と。川をせき止めて天然の要害を作るも、内通者により攻め落とされる火打城の戦い、兵は詭道なりを地で行っている倶利伽羅峠の戦いとか。
 この倶利伽羅峠の戦い、ちょくちょく出てくる「牛に松明をつけて」と言う話がありますが、『平家物語』はこれをとっていませんね。夜中の奇襲の為に昼間に時間稼ぎをして、一気に攻め寄ると言う話だけはありますが。その後の追撃戦などでまた色々と触れられていますけど。
 ま、とにかくも部分部分の描写が細かい。登場人物に注目したエピソードにはいると中々細かいですが。平家側を徒におとしめる、と言う事は別に無く、平家側の武将の矜持を感じさせるような話も大分載せてありますが。ただ、戦いの描写については当時の武装について知らないと分かりにくいものも大分ある様にも思えますが。岩波文庫の『平家物語』は巻末部分に親切に図が載ってはいるのですが、もうちょいパーツが分からんと、とか色々と......管理人は別の資料とりだして見ながら確認しています、ハイ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 How severe will the flu outbreak be?と言う話が出ていますか。ブタインフルエンザですが、疫学者たちはH1N1の地球規模での拡大の数の特定を競っているという事ですが。解析も進んでいるようですけど......
 読んでみますと......WHOは今週H1N1のブタに関連するインフルエンザウイルス(H1N1 swine-associated flu virus)のパンデミックの宣言の瀬戸際にある状態のままとどめるとした。公衆衛生に関わる当局(public-health bodies)と科学者達は発生の理解を始める過程にあるが、しかしこの病気がどのように重症となるのかについては大きな疑問が残っている。
 Natureが雑誌上で出したように、このウイルス(The turbulent history of the A(H1N1) virusを見よ(訳注:この記事の最後に翻訳添付))は5大陸21カ国に拡大しており、1124件の感染例があり、26人が死亡した。WHOはパンデミックアラートを、アメリカ大陸でヒト−ヒト間の感染が維持している事が分かった後で、フェーズ3、そして4へと上げてから、現在はフェーズ6中のフェーズ5に止めている。
 「我々は封じ込めるフェーズを既に超えている」とUniversity of Washington School of Public Healthの疫学者であるIra Longiniは言う。「我々は今鎮静フェーズ(mitigation phase)にある。」
 現在科学者達にとり主な挑戦となっているのは、どのようにあらゆるパンデミックが重度となるかを評価する事である。その理由は、WHOのパンデミックフェーズは新しい病気の地理的な拡大のみを参照するためである;政府のパンデミックプランは、彼らの反応を導く為にその発生の重度さを見ている。例えばアメリカはパンデミックが襲いかかる場所において、ハリケーンで表されるような、カテゴリー1(感染件数に対する致死率が0.1%以下)から5(致死率が2%かそれ以上)と言った分類に頼った、非常に異なる対応計画を持っている。
 多くのケースではこれまでのところ症状は穏やかであり、観測された件数に対して死者の数は相対的に少ない。しかし信頼できるデータはまだ最も感染が発生したメキシコでは欠けており、そして他の国々における感染件数も、統計的に1918年のH1N1インフルエンザパンデミック(訳注:スペインかぜのこと)よりも少ない1〜2%の死亡率のレベルさえ見付けるにも、非常に小さいままである。
 しかし研究者たちは拡大のいくつかの他の重要な変数の為の初歩的な数字を仕上げ始めており、これには基本増殖率(the basic reproductive rate)であるR0(感染者がもたらすであろう新しい感染者の数)も含まれている。例えばニューヨークの学校における発生といったようなフィールドデータからの、Longiniの大体の予備的な推測は、現在のR0は約1.4であることを示唆する。「現在のところ、このウイルスは過去のパンデミック種ほどの感染力はないようだ」と彼は言う。1918年のパンデミックの時のR0は、4以下であると推測されている:季節性のインフルエンザは通常1.5〜3の間である。
 Longiniはまた世代時間(generation time) − 感染した個人が他者へ感染を始めるまでの時間 − はおそらく3〜5日の間であろうが、しかし3日に近いと示唆する。よりR0が高く、そして世代時間が短いと言う事は、より早く、そして感染拡大の制御が困難である事になる。
 このウイルスを調べる関連する方法は二次発生率(secondary-attack rate)であり、これは家族あるいは学校といった相対的に制限された空間の中の集団が、接触により暴露した後で病気になる割合を調べる事により得られるフィールドデータから推測する事ができる。現在の二次発生率は25〜30%である、とUS Centers for Disease Control and Prevention(CDC)のAnn Shuchatは言う。しかしこの数字もまた変化する。
 発生から丁度二週間、研究者たちはやって来る感染力(transmissibility and infectivity)のデータを使って、どのようにこのウイルスが進化と改良をし、そして病原性のレベルの変化による緩和規制措置(mitigation-control measures)を狙ったシナリオのモデル化をしている、とHarvard School o Public Healthの疫学者である、Marc Lipsitchは言う。
 「私の個人的な見方としては、深刻さを言うにはまだ早すぎる」とCDCで学術研究者と外部のアドバイザーからなる「Team B」の一人でもあるLipsitchは言う。アメリカにおいてこの病気が穏やかである理由の一つは、286件の間で一人しか死者が報告されていないからである。しかし感染が確認されてから1週間後に報告されたそのような致死率は、実際の死亡率を過小評価する事も出来る。これは彼らがまだ病気にあって続いて死亡する患者を見落とす事がある為である。これは2003年、アジアで発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)の致死率が最初は数%であった事で示された − 後に続いたケースを調べた研究においてのみ、約20%に近い致死率である事が分かった。
 専門家たちはまた、1918年のパンデミックは1918年の早期において穏やかな病気の波で始まり、その年の終わりには凶悪になって戻ってきた事を忘れていない。「私は特にこの襲来で将来何が起こるのかについて感心がある」とShuchatはレポーターに5月3日に語っている。
 継続的な死亡率を推測し続ける事が、現在の公衆衛生当局と科学者の最優先事項であり、そしてこの仕事は感染数の増加によりより容易になる。
 「この不確かさ大きな過大だ。我々はインフルエンザを非常によく予測する事が出来ない」とColumbia Universityの疫学者であるStephen Morseは言う。「毒性の増加 − より深刻なケースの数で見る − は特に健康な若い人で見られており、より大きな反応の増加の引きがねとなるのだろう。」 5月4日、アメリカの感染の62%が18歳以下であった。
 メキシコでは、当局は5月4日に警告レベルを下げ、レストランの閉鎖といった一般で人が集まるところにおける制限を解き始めると言った。Longiniはこの国の行動は新しい病気の拡大を食い止めるものとしては適切であるとしている。「メキシコは社会的な隔離と感染を押さえる手助けとなるのに必要な抑制方法をとるのに、非常に良い仕事をした」と彼は言う。緩和措置はまた社会的な混乱を最小化し、医療措置の有効性を最大化した − 皆が仕事から病気となり、同時に病院に殺到するのを避けようと努力した。
 重要な事は、彼らはまたワクチン生産が増加できるようになるまでの時間を買う事が出来た。WHOはどのようにこの現在流行しているH1N1種のワクチンを製造するか調べており、これにはこの新しい種のワクチンの生産を増大する為に、来たるべき季節性インフルエンザワクチンの生産を切り詰める可能性も含めている。最も早くH1N1ワクチンができるのは4〜6カ月後となるであろう。
 現在、この病気はzanamivir(リレンザ)とoseltamivir(タミフル)を使って治療が出来る。

 以下、上述のThe turbulent history of the A(H1N1) virusより。2008年9月にこのインフルエンザ種は進化したかもしれない、と言う事ですが。
 ブタインフルエンザのA型(H1N1)の遺伝子の分析は、混合してヒトへと感染する前に、北アメリカとユーラシアで10〜20年間、ブタを通じて別々に循環していた二つのインフルエンザウイルスが混ざったものである事が示された。
 ブタにおいてインフルエンザウイルスは常に混合しており、そしてこの特定の種が発生した出来事は2009年の始まり以前に起きた − 2008年9月付近が最もありそうである − とUniversity of EdinburghのAndrew Rambaut、University of OxfordのOliver Pybus、University of ArizonaのMichael Worobey、そしてUniversity of Hong KongのGavin Smithらの国際チームが推測している。「探知されるまで数ヶ月の間このウイルスが循環していた事を意味する以上、この結果はこれまでのところこの種の毒性は低いと言う意見を一致させるようだ」とPybusは言う。
 彼らとColumbia UniversityのRaul Rabadan、Univerity of MarylandのSteven Salzbergを含む他の研究者たちは、6つのブタインフルエンザの遺伝子の断片は、恐らくは北アメリカのブタインフルエンザ種から来ている事を発見した。他の二つの断片はユーラシアのブタインフルエンザ種である。その北アメリカとユーラシアの「親」種は、以前鳥や人に感染したインフルエンザウイルスからの遺伝子を含んでいる。
 US Centers for Disease Control and Preventionのdirector of the influenza divisionのNancy Coxはこのウイルスは異なる患者で一致するように見えるという。「我々が測定した全ウイルスの全ての遺伝子は、99〜100%一致している」とCoxはレポーターに5月1日に語った。「このウイルスはお互いが非常によく似ている状態で広まっている為に、ワクチンの生産はより容易となるであろう。」
 Coxはこのウイルスは1918年のパンデミックを起こしたインフルエンザ種の分析で見られたような病毒性を示す遺伝子的なマーカーは含んでいない、と付け加える。しかし彼女は「我々はまだ1918年のウイルスや、またヒトにおいてより重度の臨床像をもつインフルエンザウイルスの病毒性について理解をしていないものが多くある。」
 ブタインフルエンザの親種が圧倒的に北アメリカとユーラシアで見つかっているという事実は、このウイルスはその一方の場所を由来とする事を意味せず、これはウイルスとブタはしばしば国際的な境界を越えて移動する為である。
 科学者達はこのH1N1種が季節性のヒトインフルエンザと混合するのかどうか見るであろう。もし人々がブタと季節性のインフルエンザに同時に感染すれば、この二つのインフルエンザは再結合して予想もしない特性を持つ新しいものが出来てしまう。「A(H1N1)が季節性のインフルエンザと相互作用した時には、興味深いダイナミクスが働くであろう」とRambautは言う。
 他の者たちはこの新しい種が、2003年以降循環している鳥インフルエンザであるH5N1と合併結合変異(reassorting)する可能性も挙げている。

 と言う事ですが。
 元記事の方にはEvolution of a virusと言う事で分かりやすい図が載っていますが......英語ですけどね。どのようにシャッフルしたか、と言う事で遺伝子の解析をしていますが。これを見ると、ヒトH3N2と北アメリカの鳥インフルエンザ、古典的なブタインフルエンザの三つが混合して「swine triple reassortant」、つまり三種合併結合変異ブタウイルスと言うべきか、どう訳して良いのかよく分からんのですが、そう言うのが出来ている。これとブタH1N2インフル、ユーラシアのブタインフルH1N1とH3N2が混ざったのが今年の4月にカリフォルニアで見つかったインフルエンザA、と言う事になるようで。「H1N1」はウイルス表面にあるタンパク質ヘマグルチニン(H)と、ノイラミニダーゼ(N)の種類ですので、この記号は中身には関係しないのでお気をつけを......一応、04/29付けで基礎的な話と言うのは訳してもありますので興味ある方はどうぞ。
 で、まぁ記事ですが取りあえず各国の対策が思いの外順調に来ているのかなぁ、とも思うものがありますが。ただ、まぁどうだかと個人的には思うものもあるんですけどね......全世界に回るのは防げないだろう、と。後ろの方の記事は実は結構色々と示唆するものがありまして、ブタインフル+これからのヒトインフルの混合のシナリオは結構恐いんですよ、えぇ。
 まだ先じゃないか、って思ってはいけません。南半球はこれから冬ですよ?
 1918年のは有名でして、最初は穏やかだったんですが強烈になって再来したという話がありますので。この可能性が起こるのかどうかは誰も知りませんが、これから起こらないと断言できないわけでして。
 ま、学者は分析、衛生当局は分析と行政措置の研究。これをどこまで進めるかですね......

 そう言えば何か香ばしい話もあったんですが。
 久しぶりにスラドより、「査読付き」を名乗る、とてもインチキな学術論文誌と言う話がありますか。まぁ、酷いもんで(^^; なんというか、つまりはMerkの自作自演的なものとなるわけですが、いいのかこれは。
 と言うか豪快だな、これは。ここまで金かけた大掛かりなのは久しぶりに思えますが。メルク、そんなになんか困っていたのかな? まぁ自分のところで出すんだから査読なんかすることもなく提灯記事作れるわけだ。
 スレッド内もなんか色々と盛り上がっていますけど。何ですかねぇ.....まぁ難しいところはあるかと思いますが。しかし、まぁ大規模な事です、本当。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね
 さて、今日は本州太平洋側は低気圧があって、さらにその南に台風1号ですか。西と北の方は高気圧があるようで、その地域は晴れ。他の地域は雲が多く、雨が降るところも多いようで。関東地方は降ったり止んだりとなるようですね。東京で20/15と言う予報と。
 落ち着きそうになさそうですな。

 さて、今日は木曜日ですか。
 管理人はとりあえず散歩したいんですが、天気の不安定っぷりがなんとも。歩いている最中に雨、と言うのも何かいやですし。傘持って歩こうと言う考えは基本的にないもので。歩くルートからすれば雨宿りが期待できないのもあるんですがね、えぇ。
 さてさて.......
 そう言えばGWが終わって仕事、と言う人も多いんですかねぇ。五月病スタートと言う人もいる?(^^;

 ま、こんなところで以上で。
 また、後日.......




2009/05/06
 さて、昨日は在宅の一日でしたか。
 8時前に起きだしまして、午前中はのんびりとコーヒーをすすりながら動画を見、そして映画DVDをみて過ごしていましたかね。その後、昼過ぎてから自室で延々と読書。途中で1時間半ほど寝ていましたが、夜になるまで読み続けていましたかね。
 で、その後は食事とってのんびりと。
 まぁ、マイペースな一日です、ハイ。

 そして昨日は天気が崩れた一日。
 午前中から時折ぱらぱらと降っていましたが、本降りは昼過ぎてから。そのまま延々と、それなりにしっかり降りましたか。気温は一日中余り変わらない感じだったようですが。
 ま、外出する気にはならない一日でしたかね。

 で、まぁ読書は延々と。
 『平家物語』は取りあえず岩波文庫版の全四冊の内二冊ほどが後少しで終わりになりますか。巻数では六巻。富士川を経て、高倉上皇の崩御まで読んでいまして、これから清盛が薨去し、木曽義仲挙兵、と言うところになりますが。やっとこさ本格的な話の進行、と言う感じがしますけど......人名が本当に多い(^^;
 まぁ、何つぅか分かり切ったところではありますが、誇張表現が多い.....富士川の戦いでは、源氏方は二十万だそうですよ、えぇ。平氏方は7万人。併せて27万、ってだから当時の総人口考えろよ、とか(^^; いや、お約束ですからまぁいいんですけどね、えぇ。ただそういう数字の誇張だけでなく、人を讃えるのにそこまで表現を重ねるか、とかそういうのが多いです。おかげでやっぱり仏教的な部分が眠い......普段聞きなれない言葉(お経で入る言葉が所々ありますが)が延々と連なって解説みながらやっていると眠くなりますよ、本当。唯一例外が南都炎上の部分か.......興福寺やら焼き払う話ですがね。
 後は『平家』で結構脳みそ使うのが時系列。「AとBと言う人物がいる。このBと言う人物は○○年にこれこれこういうことがあって」と話が続いて、いきなり現在に戻る、と言う事をやってくれるので一瞬時系列が混乱します。行間が空いて読みやすくするとかそういうのがない。改行はされているんですが、本当に「ん?」と思いますね、これは。
 ま、時系列の確認やら人物の多さがともかくも、面白いものはやはりちゃんとあるわけで。色々と疑問も持たせてくれるのがやはり面白いのと、やはり古今東西人の機知の話はそれなりに面白いものがありますので.......義朝公のしゃれこうべ、とかねぇ。
 ちなみに、「疑問に思う」のはやはり福原京。
 いきなり遷都して、数ヶ月で戻るという有り様だったようですが。周囲が追いついていけないぐらいの突然さがあったようですけど、奈良京都のような条坊制に基づいた九条の通りがつくれず、五条程度しかなかったとか云々。実際のつくりとか、結構気になるなぁ、と思うんですがね。
 余り何も残っていないようですが。まぁ、余り何も作れなかった、と言うのが正解という事か......
 あぁ、でもよく考えると富士川の前に頼朝は関東で結構戦しているんですが、そこら辺の話は余り無いような。まぁ、「平家」の物語だからかな......?

 で、みていた映画が「メリー・ポピンズ(Mary Poppins)」。
 1964年、アメリカの作品。139分。パメラ・トラバース原作。ロバート・スティーブンソン監督。メリー・ポピンズ役にジュリー・アンドリュース。バート役、ドース氏役にディック・ヴァン・ダイク(二役)。バンクス氏にデイヴィッド・トムリンスン、バンクス夫人役にグリニス・ジョーンズ、アルバート役にエド・ウィン、ブーム元海軍提督役にレジオナルド・オーウェン、ジェーン役にカレン・ドートリス、マイケル役にマシュー・ガーヴァー。アカデミー賞5部門獲得。
 ストーリー:1910年のロンドン。バンクス家の二人の姉弟の乳母は姉弟に手を焼いて仕事を辞めてしまった。新しい乳母を雇う事になり、姉弟は自分たちの望む乳母を紙に書いて両親に見せるが、銀行重役のバンクス氏は伝統や規律を重んじる人物であり、彼らの書いた紙を破いて捨ててしまった。彼の意図する乳母を雇おうとタイムズ紙に宣伝を出したが、翌日東の風にのってやってきたのはメリー・ポピンズであった.......
 と言う事で、ミュージカル全盛期の頃の作品ですが。
 ディズニーお得意のアニメと実写を組み合わせた、実によく計算された作品でして、これがまたハイレベルといえますが。二十数年ぶりにみたんですが、話は大分忘れていましたかね.......(^^; ただ、冒頭のバンクス夫人の女性に参政権を、とかがんがん出ている時点で何となく皮肉が入るかと思ったんですが、これ、かなりアイロニーが含まれた作品だなぁ、と思いましたか。子供じゃ気付かんよな、これは。大人になって気付くと言うものかと思いますけど。
 ま、それはともかくミュージカル的にはどうにも管理人とやはりあわないなぁ、と......(^^; サウンド・オブ・ミュージックとかのほうがまだいいのかなぁ、と思いましたが。ただ、ジュリー・アンドリュースの演技は見事。実に見事です。彼女とディック・ヴァン・ダイク(この人はチキ・チキ・バンバンでもそうですが)が光るなぁ、と。表情が豊かでこの手の演技にはうってつけかと思いましたねぇ......よく考えると、ジュリー・アンドリュースはこの翌年かに「サウンド・オブ・ミュージック」をやって、やっぱり子供の面倒を見る役をするわけだ。
 後は見せ場の一つである絵の世界。アニメと実写の融合、ってのは今でもまだありますけど、レベルが非常に高い。実に計算されているというか、綿密に作ってあります。レベルの高さは十分というか、これは制作側の意地と根性を感じられる良いシーンであるかと。
 「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス (Supercalifragilisticexpialidocious) 」とか「チム・チム・チェリー」とか独特な言葉も印象的。言葉というと、「メリー・ポピンズ」と彼女を呼ぶ時は皆フルネームなんですよね......これも独特というか。後は所々出てくる言葉が中々印象的でもある。ただ、個人的にはこれはディズニーではなくてイギリス人が作ったらどういう感じになるのかなぁ、とも思ったりもしますが(^^;
 まぁ、古典的名作ですね。
#個人的には「サウンド・オブ・ミュージック」の方が好きだったりします。

 そう言えばメリー・ポピンズの中で。
 所々翻訳が気になったりもしましたが、言い回しと言うか表現もよく考えると「知らないと意味が分からんような」と言うのがいくつかありましたけど。何となくで「そういう表現もするんだ」と思ったのが、最後の方。
 バンクス氏が重役に「気が変になった」と言われるシーンで「マーチ・ヘア」と。『不思議の国のアリス』の茶会を思い出したんですが、よく考えると三月兎、三月は発情期で気が狂ったように、と言う事でそういう表現を使うんだよなぁ、と。
 古い表現らしいんですがね。「mad as a march hare」と言う言葉になりますが。ちなみに、同様の言葉で「mad as a hatter」ってのもあります。これも『アリス』で出てくる、帽子屋の事ですね.......

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Zoos help track spread of pandemicsと言う話がありますか。タイトル通りかと思いますが、鳥インフルエンザは、アメリカの動物園において監視されるであろうが、ブタインフルエンザはまだ計画外である、と言う事だそうですが。
 読んでみますと......動物園は米政府によりこの春に鳥インフルエンザの拡大の追跡の為の計画が為された。しかしそれはブタインフルエンザの追跡の為に動物園のネットワークが使われるよう計画はされていないようである − ある専門家たちはそれが容易にできると信じているのにも関わらず。
 最先端の獣医学の研究室と専門家達がいて、あらゆる種類の動物種を世話する事ができる動物園は、動物集団間での素早い病気の移動の追跡には良い場所である。
 動物園は病気に対して、所有するあらゆる動物の監視を慎重にしている。ライオンやアザラシを見にきた来訪者達はそれを気にする事はないだろうが、多くの動物園はまた卑しいリス(lowly squirrels)や、町のハトなどが彼らの土地で死んでいたり、あるいは動物園の動物により食べられているかどうかも分析している。
 アメリカ政府は動物園を医療警告のネットワークとしてしっかりと投資をしてきた。しかしこれまでのところ動物園に、現在公式にはインフルエンザA(H1N1)として知られているブタインフルエンザの拡大の追跡のためにプログラムは存在していない。
 積極的な監視が、探知されたどのようなインフルエンザウイルスを特定する事ができ、そして同じ場所での繰り返しのサンプリングが研究者たちに時間ごとのウイルスの変化をフォローする事ができる、とCornell Universityのウイルス学者であり、西ナイルウイルスの為の早期の動物園監視プログラムの研究室テスティングコンポーネントの確立と維持の手助けをしたAmy Glaserは説明する。「このシステムはあらゆる循環するインフルエンザウイルスの特定が可能となり、これにはインフルエンザA/H1N1 「ブタ」インフルエンザウイルスも含む」と彼女は言う。
 異種間のブタインフルエンザウイルスの感染について、あるいは進化的な由来と、その様なシステムがウイルスの変異や宿主間の移動(hopping)を探知する手助けとなるかについては、現在ほとんど分かっていない。
 シカゴにある小さいく歴史的な動物園であるLincoln Park Zooは最初の病気監視ネットワークの心臓部となった動物園である。1990年代、この動物園は馬と関連する動物からサンプル組織を集め始め、US Department of Agriculture Animal and Plant Health Inspection Service(USDA APHIS)の有蹄類における結核の監視の手助けをした。
 Lincoln Parkの研究者たちはいくつかの他の動物園と接触し、そして同様にサンプルを集めた。その時、外来の有蹄類における結核のデータのコレクションはLincoln Park Zooで管理・蓄積されていった。しかし西ナイルウイルスの発生によりすぐにこれは変化した。
 2001年の西ナイルウイルスの発生により、Lincoln Park Zooの研究者たちはUS Centers for Disease Control and Prevention(CDC)の当局に有蹄類の結核において成し遂げられた事を示し、そして彼らに広範囲にわたる病気監視ネットワークの開発の投資を確信させた。Lincoln Parkのネットワークはその時、5年間で、39の州にある、Association of Zoo and Aquariumsにより公認された121ヶ所の動物園の13000以上の動物から得られた16000件の生物学的なサンプルのテストを処理した。
 600以上の動物が西ナイルウイするに対して妖精である事が確認され、後にLincoln Parkにより作成された地図とCDCが作った地図で比較がされた時、研究者たちは動物園の標本における病気の存在は、人の集団におけるウイルスの移動とよく一致していることを発見し、動物園は効果的に動物とヒトの間で難なく移動できる病気の追跡に使える事を証明した。
 今春、同じ動物園のネットワークは鳥インフルエンザ(H5N1)のテストを始めており、そしてUSDA APHISと共にこの病気の拡大の追跡をするであろう。「人工が集まっている地域からは遠い農場とは異なり、大半の動物園はまさに都市の中に存在している。我々は炭坑のカナリヤになるような立場に置いている」とLincoln Park Zooの家畜の疫学者であるDominic Travisは言う。
 彼らの施設の質のために、大半の動物園は違う種を素早く識別できるであろう。「高病原性H5N1の適切な診断の為には一連のステップがあるが、しかしこのネットワークにある動物園はわずかな時間で予備的な情報を得、そして適切な環境下で警告を発する事ができるだろう」とLincoln Park Zooのresearch epidemiologistであるJulia Chosyは言う。
 鳥インフルエンザ研究の為のデザインの間、このシステムはブタインフルエンザの拡大の監視もするであろう。「我々はまだ(USDA APHISと)このネットワークがブタインフルエンザのテストの開始もするのかどうかについて議論はしていないが、しかしこのシステムは適応するのに十分な柔軟性を持つべきだ」とTravisは言う。
 それでも動物園の動物健康ネットワークが現在の鳥インフルエンザの発生の追跡と管理で何を演じられるのかを尋ねられた時、USDAはこのシステムが近い将来その調査の為に活動出来るのかどうか、直接的にはコメントをしていない。「動物を飼育する公園は外来の動物病の発生の監視において、USDA APHISの手助けをする良い位置にある」とUSDAのスポークスウーマンであるAngela Harlessは言う。Harlessはこのプロジェクトはまだ開発中であり、そして予備的なプログラムとして鳥インフルエンザの分析を始めるであろう、と付け加えた。
 Glaserは現在の制限は「single agent」調査プログラムへの政府の出資傾向だと言う。「インフルエンザや西ナイル熱といった一つのウイルスに対して近視眼的な注目をしており、その時に次に呼吸器コロナウイルス、アデノウイルス、パラミクソウイルス、あるいはsomethingovirusが発生の信号を発しているのかもしれない」と彼女は言う。「しばしばこれは人に感染する前に動物集団で発生している。そのような広範囲なシステムが我々に可能となれば、それは現在問題を起こしているウイルス種の監視のみをしているのは愚かであろう。」

 と言う事ですが。
 動物園のネットワーク、ですか。なるほどなぁ、と思いましたが。これによる疾病の監視と言うのは確かに面白いかと思いますし、実際にアメリカでは使えた事例が出ているという。ただ、今回のブタインフルエンザについてはまだだが、そう言うのも入れては? と言う声があると。
 ただ、政府の資金の出資は近視眼的と言う事が問題である、と言う事ですが.......まぁ、「いつか分からないが将来起こるであろう問題」に対して金を払う政府なんてのはそうはいませんからねぇ......鳥インフルエンザなんてのは例外的な位置だと思いますよ、本当。もっともそれもスペインかぜと言う過去の実績があったから、やっぱり事後的なものではあるんですが。痛い目にあえば金は出すし、あわなければ出さないもので。仕様がないんですがね、ハイ。

 そう言えばそのブタインフルエンザ。
 世界的な傾向はどうなっているのか、と言うのは気になりますが。Timeline: Swine fluと言う形でnatureが毎日更新して出していますか。
 例えば5日の分を訳しますと......:メキシコのH1N1の封鎖は明日に終わり始め、レストラン、カフェも再開する。
 最新のWHOの発表では、このウイルスは21カ国に広まっている。メキシコは590件のケースを報告し、25人が死亡した一方、アメリカでは286件、一人死亡となっている。次の各国は感染例が報告されているが、死者はいない:オーストリア、カナダ、中国(香港)、コスタリカ、コロンビア、デンマーク、エルサルバドル、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、韓国、スペイン、スイス、英国。
 と言う具合です。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は四国沖やらに低気圧が出てくるようですが。北と西の方に高気圧があるようですが、他の地域はどうにもすっきりしないようで。九州や北海道は晴れ間が見えるようですが、関東から中国・四国は雲が多く雨が降るようで。関東地方は午前中まで降りやすい状況となり、午後にはとりあえず上がるようで。東京で20/16と言う予報と。
 まぁ、すっきりしなさそうです。

 さて、今日は水曜日ですか。振替休日と言う事になっていますけど。
 取りあえず、まぁ多くの人でGWの終わりとなりますかね。帰国ラッシュやらUターンラッシュが激しそうですが、取りあえずはまぁ、管理人はのんびりとやろうかと。湿度が高そうですが、ぼへっと歩くのも悪くはなかろうかとも思いますが。
 蒸すかな?
 ま、取りあえずマイペースでやります、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/05
 さて、昨日はのんびりとした一日でしたかね。
 取りあえず、7時半頃に一度トイレ行けーコールで起きまして。用を足してまた爆睡。11時半過ぎまで寝ていましたかね.......まぁ、結構飲んでいたのもあるんですが、しかし良い酒と言う事か、7時半の時点でも全く二日酔いやらそういう事もなく。
 で、起きだしてからぼへっとコーヒーなぞすすりながら過ごし、その後natureやら読んでか自室で夕方までのんびりと読書やらして過ごすという。完全にマイペースですねぇ、これは。1時間ぐらいうたた畝している事もありましたが、まぁしかしあれこれと読んでいました。
 その後、夕食を食べてからものんびりと。
 ハイ、マイペースな一日でした。

 そして昨日は雲が多い一日。
 まぁ、晴れ間も見えたんですが雲が結局多くなったかなぁ、と。湿度は高めに感じましたが。気温も低くなく、何となくここ数日の「すっきり」した天気という感じではなかったですねぇ。
 ま、でも過ごしやすい方ではあったかと思いますがね。

 そう言えば昨日は生存報告でしたが。一応、行ったところとか、メモ代わりというか、備忘録的に一応。
 まぁ、3日に同期の「かるま」氏と都内で会合していたんですが、都内はなんか、思ったよりは空いている感じがしましたかねぇ。もう少し混んでいるのかと思ったんですがそれほどではないなぁ、と。
 ま、最初に科学技術博物館へ行ってみたんですが。行った事がないので行ってみる、と言う発想レベルなんですけど、こちらは流石に子連れが多かったですが。基本的にこの施設、体験と言う部分では子供相手が主眼だなぁ、と思いましたけど。まぁ大人でも結構楽しめるのかとも思いますが、しかし内容にはもうちょい考えるべきものがあるなぁ、と。
 何か、と言うと子供相手なのに説明が難しいような、と言うのが結構多い。後は体験的に色々とできるのをウリにしているのは良いのですが、メンテが出来ていないというのがあるし、装置自体もう少し考えた方が良いのではないかという気がしましたが......特に真空放電とかスイッチとレバーが離れすぎてやり辛い。結局「理学」的なものよりはやはり「工学」的な方にいくよなぁ、子供は、とも。上層階のギヤやらレバーがあって操作できる、というのがあったりとか、そっちの方が楽しいよなぁと思いましたけどね。そう言うのは分かりやすいし。
 ただ、面白いものもあって特に気に入ったのが「視覚」についてのコーナー。感覚ってのは面白いものだとも........
 で、その後は皇居御苑だったんですが、ここが思ったよりは空いていました、ハイ。少なくはないんですがね。ただ、多くない、とも。外国人にはやはり人気ですけど。
 その後平川門から出て神保町。昼食を、と思って目当ての店などは結構閉まっていまして、まぁ失敗したなぁ、と思いつつ、最近出来たのかよく分からんですが、「ガネーシャ」と言う店でカレー食べていましたか。久しぶりにこの手のインドカレーの店に行きましたよ、えぇ。ランチで、ナンとカレーを2種類選べると言うものでして、A〜Cのランチセットがあり、850〜1050円となっていました。
 ただ、どうにもこの手の店で思うのが、ナンとかカレーとか美味しいんですが(この店で飲んだラッシーも美味しかった)、タンドリーチキンってのはどうにも好みではないのが多いのは何でだろう、とも......う〜む?
 で、その後は本屋をまわっていまして。
 色々と本を探していたんですが、ふとあるコーナーをみていたら懐かしい名前が著者になっている本がありまして思わず買ってしまいましたが(笑) まぁ、専門の本ですが。ついに著者として本が出るようになったのねぇ、と......いや、教授ですよ、学生時代の(^^; その上の教授が引退したので入れ替わったというのもあるとは思うんですが、内容的にはやっぱり10年前の本よりは大分進んだなぁ、とも......電子伝達系のは流石に古い間違った理論の方は一掃されていたなぁ......
 後は『平家物語』の残りやら。「かるま氏」も探し物が見つかるなど、お互いに収穫がありましたか。
 で、その後で飲み、と。まぁ、充実していましたねぇ........

 しかし、タンドリーチキンがやっぱり気になる。
 地元駅の方に最近インドカレーの店がいくつか出来ているので、試してみるのも手だろうか.......何があわないのかがよく分からんのですがね。ルーとかナンとかは美味しいと思えるので、こういうあわないのがあるのが何となく気になるのがあります(^^;

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Nano-delivery could help tackle HIVと言う話がありますか。小さなプラスチック粒子が細胞に治療法を運び込む、となっていますけど。
 読んでみますと......バイオメディカルエンジニアは、ナノ粒子を使って潜在的に安全に治療用のRNAsを膣の細胞に送り込む方法を発見した。研究者たちは似たような粒子が抗HIVRNAsを含んだ、局所用のクリームを作る為に使う事ができる事を期待している。
 Yale UniversityのMark Saltzmanと同僚らは、siRNAsをHIVと接触することになる膣の細胞へ運び込む良い方法を見付ける事を望んでいた。これらのRNAの小さな断片は特定の遺伝子の抑制が出来るようデザインでき、そしてHIV遺伝子に対抗するsiRNAは、ヒトの細胞を持つマウスにおいてこのウイルスの複製を阻害する事を示した。siRNAを細胞に入れる最も一般的な方法は脂質にくっつける事であるが、しかしこれは効果で毒性を持つ事があるとSaltzmanと同僚らは言う。
 その代わりに、彼らは既にUS Food and Drug Administrationにより医療用として認可されている、生物分解性と生体適合性のあるプラスチックのナノサイズのものに数千ものsiRNAを入れるという、驚くほど単純な方法を発見した。そのようなナノ粒子は、感染防止の為にセックス前に女性によって使われる、膣ゲルに組み入れることもできる。
 「多くのsiRNAをこのような粒子に入れ込むことができるとは驚きだ」とSaltzmanは言う。「それが機能する事は明らかではなかったのだ。」
 チームはまずそのsiRNA分子をスペルミジンと混ぜた − 自然に濃縮している物質(このケースにおいてこの名前が「精子(sperm)」を表しているという事は単に偶然である)。これはsiRNAを塊にし、そうして100nm幅の多孔性プラスチック粒子に入れる。
 Saltzmanと同僚らは、緑色蛍光タンパク質(EGFP)の生産を「沈黙」あるいは阻害するsiRNAを使って、マウスにおいてこの輸送技術をテストした。詰められたナノ粒子はEGFPを作るよう遺伝子を組み換えられたメスのマウスの膣へと吹きかけられ、そしてチームは容易にそれらの「医療」が機能しているのかを膣細胞が蛍光を放つのを止める事で確認できる。このナノ粒子輸送システムは既存の脂質輸送システムとほぼ同じくらい蛍光をサイレンシングさせた。しかし、今日のNature Materialsでの報告において、この研究者たちは脂質で処理したマウスは膣の炎症の兆候がでてきたが、ナノ粒子ではそのような事が無かった事を見いだしている。
 このナノ粒子はまた周囲にsiRNAを広げる良い働きをし − 膣組織や子宮の深い部分へ − そしてその荷物を1ヶ月以上にわたりゆっくりと放出した。
 多くのsiRNAsの輸送メカニズムがある、とRNAi治療の研究をしているBeckman Research Institute of the City of HopeのJohn Rossiは言う。研究者たちはコレステロールから空にした酵母の殻まであらゆるものを使っている。「理想的なものはない」とRossiは言う。あるものは高用量が必要となり、そのために非常に効果となってしまい、また医療的な問題をもっている特定の臓器へ十分に届かないものもある。このナノ粒子のアプローチはこれらに良い追加となると彼は言う:「多くのオプションがあるのはより良い事だ。」
 Yaleのチームは彼らの名の粒子がウイルスへ対抗する働きを持つのかをまだ示しておらず、その為にどのようにそれが他の殺菌剤に対抗して使われるようになるのかをみるのは難しい、とRossiは言う。それに、彼は局所に使うあらゆる種類の抗HIV殺菌剤は無理難題がある、と付け加える。「それは非常に効果的でなければならない − もしたった一個の細胞でもやられれば感染してしまうのだ。」 他の臨床試験中の抗HIVクリームはこれまでのところ、それらの早期の期待を満たす事に失敗している。
 Saltzmanは現在HIVのサル版に対する彼の名の粒子をテストしており、そしてそれは「良いものにみえる」と言う。しかしまだ先は長いだろう。「その挑戦は病気に対して機能する事を示す事だ」と彼は言う。

 と言う事ですが。
 多孔性のナノ粒子を用意し、そこに特定の遺伝子の発現を完全に切ってしまうsiRNAと呼ばれるRNAがあるのですが、これを固めて入れておく、と言うアイデアだそうですが。基本的には「治療」ではなく「予防」の為に主眼が置かれているような感じですが。
 徐放性で1ヶ月以上に渡って放出し、膣や子宮の奥にまで到達する、と言うのは中々面白いかと思いますけど。まぁHIVに対してはまだ使っていないと言う事ですが、色々と今のところ他のものは期待されていたけど失敗、と言うものがありますからね.......うまく行ってほしいものではありますけど。
 まぁ、まだ登場したばかり、と言う事で。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は南から低気圧がやってくるようで.......熱低が変化したもののようですが。って、さらに南には台風1号もあるようですが。取りあえず、低気圧の影響で中部・北陸、関東などは影響を受けるようですね。これらの地域では雲が多く、関東地方は曇り後雨で早ければ午前中から降るようですが。東京で18/16と言う予報ですか。
 まぁ何もなければこもっていろ、と言う事でしょうか。

 さて、今日は火曜日ですか。曜日感覚がなんか狂っているんですが(^^; こどもの日ですね。
 管理人はまぁ、雨という事なんでのんびりやります、ハイ。読書やらして過ごす事になるのではないかと思いますが。後はまぁ、色々と気にかかっている作業もあるんですがね.......中々着手できない.......気が向かないと言う事ではあるんですが。
 ま、のんびりやります、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日........




2009/05/04
 さて、昨日は同期の「かるま氏」と会合の一日でしたが。
 まぁ、10時に九段下で待ち合わせたんですが.......右翼がやかましいと思ったら、彼らにとっては「屈辱の日」だそうで。何かというと、憲法記念日だから、と言う事らしいんですが。良かったね、憲法に弾圧の規定がなくて。
 いや、「自分の都合の良いようになる」と思い込んでいるなら幸せなものだとも。彼らの言う「自主憲法」が右翼に都合が良いなんて思っているのだろうか、と言う素朴な疑問もあるわけで。
 で、そのまま行ったことがなかったので科学技術館など行ってみまして、ここで3時間ほど。いや、中々面白いんですが、子供が多くてかつ子供向けのアトラクションが多かった事、そして一部設備の不備が気になったりはしましたが、中々面白かったですかね。
 特に5階だったか。視覚の部屋が中々。
 その後、皇居の御苑を散歩がてらに歩いてから、神保町のインド人経営のカレー屋で食事。行って見たい店はあったんですが、これは休みでしたので。その後、「かるま氏」の探しているものも込みで本屋を明後日から、撤収。その後、日本酒の店に行ったりやらして飲んでいましたかね。
 いやぁ、気を遣わなくて良い、と言うのは幸せなものです。
 で、そのままあれこれと語り合って、日が変わる頃に帰宅してきましたかね、ハイ。

 と言う事で、現在微妙に酔っ払い中ですが。まぁ、都内は思ったよりは空いているなぁ、と。
 ま、そんな所感を持ちつつ取りあえず生存報告。

 また、後日........




2009/05/03 からむこらむ最新版「その239:汝、心臓を癒せるや?」を公開しました。過去ログの整理をしました。
 そういうわけで最新版の公開と2009/04分の過去ログの整理をしました。「からむこらむ」の方の御感想、ありましたらお待ちしています。

 さて、昨日は力が余り入らない一日でしたかね。
 非常に寝つきがよろしくなく......まぁ、前日が11時半に起きだせば当然ですが、午前3時頃になっても中々寝られませんで。仕様がないので、適当に本でも、と思いながら北欧神話なぞちょこっと読んでいたらやっと眠り......で、9時前に起きだしましたか。
 まぁ、何か眠い、だるい、力が入らない、気合いが入らない、と色々とな意味で微妙でしたが。
 取りあえず、午前中はぼへっと巡回していまして。腹も減らず、と言う事で動画みていたりしていたんですが、昼ぐらいにnatureを読み、その後またぼへっと。で、これではいかん、と言う事で散歩へ出たんですが、どうにも足に力が入らない、というかだるい。先日の超大遠距離ルートでまた擦れも起こしていたんで、まぁ地元駅まで、と思っていたんですがだるかったですねぇ。
 で、地元駅で軽く食べてからぼへっとコーヒーすすりつつ読書やらして過ごし、4時前に帰宅。その後は「からむこらむ」関係をやっていたりと。夕食後は先日みていた「ワイルド・バンチ」のおまけやらみていまして、その後自室で読書。
 まぁ、のんびりはしているんですが、身体的にはちと「重い」一日でしたね......

 そして昨日はよく晴れた一日で詩開けど。
 まぁ、風がそこそこあり、日差しも強いものの空気が非常に乾燥していて行楽日和だったかと思いますが。日焼けが気になる人はまぁ大変なんでしょうが、管理人は気にしないので完全に他人事ですが(^^; まぁ、とにかくも過ごしやすい一日だったのではないかと思います、ハイ。

 で、「からむこらむ」は最新版を公開。
 構造が多いですが、まぁ成分の話に入ると必然なので......今まで見ている人はご存知の通りと言う事ですが(^^; まぁ、分からない人は類似性だけみてもらえれば後はどうとでも、有機関係やっている学生さんは「ステロイドって何?」とか言う時点でアウト、と言う事で.......
 まぁ、でもまとめた部分にもあるんですが、色々と構造が似ている物質が色々な植物で出来る事はかなり興味深く面白いものといえますので......あんなのとかこんなのにも入っている、ってのが色々とまぁ、楽しいんですが厄介と言うか。
 意外と知らない人、多いんですよね......悪用したらバレますので念のため(^^;
 ま、御感想あればPing-pong経由ででもいただければ、と思います、ハイ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 ブタインフルエンザ絡みで、二件出ていますか。Universities warned about swine flu threatと言う話がありますかね。大学でのブタインフルエンザの流行について、警告と言う事になりますが。政府の機関が問題にしているそうで.......英米でのはなしですが。
 読んでみますと......大学がブタインフルエンザの発生の前線となっている。アメリカにおいて、全国のいくつもの大学で疑い、あるいは可能性のあるケースが報告されており、これまでのところその最大の感染群はUniversity of Delawareである。この大学はいくつもの一般のイベントがキャンセルされているにも関わらず、まだ開かれている。
 今朝、US Centers for Diesease Control and Prevention(CDC)は、キャンパスのヘルスセンターは学生とスタッフへの予防についての情報を提供し、そしてウイルス − 現在は公式にはインフルエンザA(H1N1)として知られている − の発生の追跡を始めるよう助言を始めた。今日の後半に、英国のDepartment of Innovation、大学、そしてSkillsはまた、このインフルエンザに対するより幅広い政府の対応の一部として大学へのガイダンスを提供すると予想されている。これまでで最も厳しい対策が為されているのはメキシコであり、保健大臣José Ángel Córdova Villalobosは、大学と学校は4月27日から全国で閉鎖する事を宣言した。
 大学はインフルエンザがみられる最初の機関の一つである事は意味があることだ、とUniversity of Glasgowの疫学モデル製作者であるRowland Kaoは言う。「研究機関異常に旅をするグループなどは想像できないだろう」と彼は言う。そして一端キャンパスにおいてそうなれば、インフルエンザは人がいるホールを通じて素早く他の公共的な建物へと移動する事ができる。
 英国のキャンパスでインフルエンザ発生の報告はないにも関わらず、より高度な学術機関は緊急準備計画を再度使い始めている。University of Oxfordはそのパンデミック警戒レベルをグリーンから全面的な発生の時の準備段階であるアンバーへと上げており、そして他の大学もキャンパスにおける発生の間、 どのように最良の運営をするのか、決定する為の管理者間の会合を招集している。
 アメリカにおいて、インフルエンザはキャンパスにより早く到達した。「私の意見では、本当に春休みに関係しているだろう」とUniversity of Georgiaのインフルエンザ研究者であるRalph Trippは言う。春休みの期間、多くの学生がメキシコに休暇で行っており、そしてTrippは彼らはインフルエンザをキャンパスに持ち帰ったと信じている。University of Georgiaでの発生事例は報告されていないが、しかしTrippは彼の研究室は大学の健康センターと連絡を付けてあり、恐らくはその状況におかれた学生からサンプルを得て分析する事になるだろう、と言う。
 他のキャンパスの対応は様々である。Harvard UniversityはLongwood medical campusを3年生の歯科学生がこのインフルエンザの「疑い」のケースと診断された後に閉鎖し、そしてTexas Wesleyan Universityも、キャンパス内でまだ発生事例が無いにも関わらず、学期の残る期間の全ての授業を閉鎖した。
 他の多くの施設は開いている。これまでのところ4件が確認され、その他いくつかの疑いのあるケースがみられているUniversity of Delawareはまだ通常の講義を続けている、と大学のスポークスウーマンであるAndrea Boyleは言う。Boyleはこれは部分的には州の健康当局が発生の中ごろになって2万人の学生を分散させる事について関心を持っている為であるという。水曜日に、このキャンパスの364人の学生が健康診断を受けており、これは通常の一日の倍の数に当たる。学期が残っているのにも関わらず、この学校はいくつもの大規模な公開レクチャーとスポーツイベントを中止した。
 Kaoは、キャンパスにおける用心と自覚意識が発生の拡大を止める手助けとなると言う。しかし、彼は独りよがりに落ち着く事を心配していると付け加える。もしこのインフルエンザウイルスが他の種のように振る舞うならば、それは夏の間は弱まり、そして秋の始まり頃に再発するだけであろう。「短期間において、振る舞いの修正が機能するであろう」と彼は言う。しかしさらに「人々はアドバイスされた事の実行を止めてしまう。」

 と言う事ですが。
 インフルエンザの感染拡大防止に最良の方法は学校の閉鎖と言われていまして.......まぁ、大学なんかもその一つになりますが。向こうじゃ春休みなんですよねぇ.......で、その間にメキシコ行って帰ってきてそのままウイルスの拡散の手助けをしてしまったのだろう、と言う事ですが。
 まぁ、オープンキャンパス等は当然閉鎖。学生が発症しても閉鎖ですが、University of Delawareなんかは閉鎖して学生が帰郷等で散って余計に悪化させる事を心配しているようで........ここら辺は判断が難しいですが。
 後は、夏に潜伏して秋に復活と言う可能性も最後に触れられていますが.......つまり普通のインフルエンザ的な感じで、と言う事ですが。それが定着してしまった場合、ヒトインフルエンザに新たに追加されるべきものになってしまいますな、ある意味。

 後はTests on H1N1 virus begin in UKと言う話がありますか。ウイルス学者達はどのようにブタインフルエンザがより致命的に変異する事が出来るのか知りたがっているという事のようで。
 英国のウイルス学者達は、数週以内にどのようにそれが変異しているのか理解する為にブタインフルエンザウイルス − インフルエンザA(H1N1) − のサンプルの研究を始めた。研究者たちは効果的なワクチンを開発する手がかりを得られるようになるだろう、と彼らは言う。
 アメリカの患者から得たブタインフルエンザウイルスのサンプルは、昨日ロンドンのNational Institute for Medical Research(NIMR)に到着した。科学者達は一連のテストに十分に物質を供給する為に、既に培養でウイルスの成長を初めている。
 「我々はこのウイルスの何の特徴がヒト-ヒト間の感染を可能にしたのかまだ知らない」とNIMRのインフルエンザウイルス学者であるJohn McCauleyは言う。彼はこれまでのところ、このH1N1ウイルスはトリインフルエンザウイルスであるH5N1よりはより毒性が少ないようだ、と指摘している。
 科学者達はまだ、より毒性の強い型に変異するのかどうかを示唆する、H1N1ウイルスの遺伝子の組成について何も確認をしていない、とMcCauleyは言うが、しかし「それが発生するかについても言えない。」
 研究者たちは、抗原連続変異(antigennic drift)として知られる、ホスト間の間を行き来する事でウイルス表面のタンパク質における変化の証拠を探している。そのような変化はウイルスの薬剤感受性への影響をもたらし、そしてこのウイルスに使う為に開発するワクチンの感受性にも影響を与える。患者は現在抗ウイルス薬であるoseltamivir(タミフル)と、zanamivir(リレンザ)での治療を受けている。
 この研究を率いている、NIMRにあるWHOのWorld Influenza Centreの長であるAlan Hayは、それはワクチンが可能となる「数カ月前」にできるだろう、と言う。
 「我々は抗ウイルス治療におけるその感受性の変化を監視する必要がある」と彼は付け加えており、「そしてまた季節性のヒトインフルエンザウイルスのように、このウイルスがそのようなあらゆるワクチンがアップデートするのかどうかをみる。」
 Hayは、英国のNaitonal Institute for Biological Standards and Control(NIBSC)はまたこのウイルスのサンプルを受け取っており、そしてワクチンの製造に必要となる「種」ウイルスを製造業者に提供するための開発を始めている。
 NIMRはまた感染を探知して診断する為に他の研究室により使われるであろう試薬の準備をしている。研究室が世界中から更なるサンプルを得る事で、様々な場所からのウイルスにおける違いの分析が始まり、どのようにヒト-ヒト感染の間に変化していったのか理解する事ができるであろう。

 と言う事ですが。
 まぁ、natureが英国なんでそっちの注目と言うのもあると思いますし、また感染者が出ていますので余計に、と言うのがあると思いますが、その英国の現状ですね......先進国は各国とも同じような感じになっているのではないかと思いますが。日本も相当にここら辺は警戒して、体制を整えていると思いますけど。
 まぁ、何つぅか。
 やっぱり、鳥インフルエンザ対策をそのまま転用していますが、うまくやっている点が結構あるのかなぁ、と思いますが。このままブタインフルエンザが終息すれば「非常に良い予行演習」と言う形で終わるかとおもいますがね。まぁ、どっちにしても現状実戦状態ではありますが。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は気圧の谷間に入っていくようで。各地で雲が多くなるようで、一部で雨が降る所もあるようですね。関東地方は晴れ後曇り。東京で24/16と言う予報ですか。
 まぁ、そこそこと言うところですかねぇ。

 さて、今日は日曜日ですか。憲法記念日でもありますが。
 取りあえず、管理人は同期と会合です、ハイ。取りあえず都内へ......まぁ、人でがどうなっているのかが微妙に気になるものはありますが(^^; そこそこ空いてくれていると楽なんですがねぇ.......さてさて?
 ま、ストレス解消してこようと思います、ハイ。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/02
 さて、昨日は在宅の一日でしたか。
 起きだしたのが11時半。まぁ、酒も入ったしそれなりに肉体も疲れたという事かもしれませんが、結構しっかり寝ていましたかね。もっとも、起きだしても筋肉痛とかは一切無し。まぁ、そういう意味では鍛えられているのかもしれませんけど。
 で、起きだしてからコーヒーをすすりつつ、しばらく巡回やら翻訳やらしてすごしていまして、その後は夕方まで久しぶりにDVDをみていましたか。
 後はまぁ、更新作業やら食事とってからのんびりマイペースで読書していたりと、のんびりと。
 ハイ、ゆっくりな一日でした。

 そして昨日はよく晴れましたか。
 湿度が低いですねぇ。日陰は涼しいですが。日差しは結構強い感じはありましたけど。風は結構吹いていまして、また散歩には絶好の日和ではなかったかとも思います。
 ま、良い天気という事です、ハイ。

 で、みていたDVDが「ワイルド・バンチ(The Wild Bunch)」。
 1969年。アメリカの作品。カラー。145分。サム・ペキンパー監督。パイク役にウィリアム・ホールデン。ダッチ役にアーネスト・ボーグナイン。ソーントン役にロバート・ライアン。サイクス役にエドモンド・オブライエン。ライル役にウォーレン・オーツ。テクター役にベン・ジョンソン。エンジェル役にジェイミー・サンチェス。マパッチ役にエミリオ・フェルナンデス。ハリガン役にアルバート・デッカー。
 ストーリー:時は1913年。パイク、ダッチ、サイクスら強盗集団「ワイルド・バンチ」は、テキサス国境の町で強盗を試みる。しかし、ワイルド・バンチを捕らえるべくハリソンに指揮されたならず者集団らが待ち伏せており、乱戦となった。多くの仲間を失う中、パイクは待ち伏せしていた手段に元仲間であったソーントンを認める。逃走して6名となった集団は戦果を確認するが、中身はワッシャーであった。罠にはめられた事を悟った彼らは、止むなく彼らはメキシコのエンジェルの村に入る。その後、ふとした事からパイクらはウエルタ政権につくマパッチ将軍から、武器の輸送隊を襲って強奪する仕事を請け負った。ソーントンらはパイクを追うが........
 と言う事で、西部劇なんですが。
 ま、有名な作品だそうですがみた事が全くなかったんで取りあえず買っておきながら、そのまま数ヶ月放置(^^; えぇ、やっとみましたけどね。しかし、みるには時代背景の理解が必要な作品であるとも思いましたが。
 取りあえず1913年、と言う事は既に第一次世界大戦の前年と言う状況で、実は「西部劇」なんて言ってもフロンティアはとっくに消滅。主人公らは実はもう「古い時代の名残」とも言うべき存在と言う時代。そして、1913年のメキシコと言うのは大混乱のまっただ中で、メキシコ革命の真っ最中と言う......ウエルタ政権は特にぐだぐだ。それにつくマパッチ将軍も実はろくでもない。そして彼らと対立するパンチョ・ビラは実はウエルタの仲間と言う......まぁ、もうごちゃごちゃしているんで、Wikipediaの項目でもどうぞ、と言う事になるんですが。
 で、まぁそういう状況下でなんというか、熱い男の物語、と言うやつになるんですかねぇ。「かっこいい」。しかも、若いのが「ここまでいないのか!」と言うぐらい中年以上ばっかりなんですが、そういう作品における「渋さ」を持った「かっこうよさ」がある作品。若いのがエンジェルぐらいですか、ワイルド・バンチの中では。他は中年以上、パイクやダッチにソーントンらはむしろ老境に入りつつあり、サイクスは既に爺さん。彼らが見せる最後のシーンはある意味「消える旧時代の象徴」でもあるのかと思いましたが。そういう意味では全く見せかたも何もかも違いますが、「シェーン」的なものはありますねぇ。ジャケットというか、ポスターなどに使われている絵はまさにそういう感じかと思いますが。
 最後のソーントンとサイクスのやり取りがまた、短いですがいい感じ。どこか寂しいものもあるんですが、でも何かしぶとさがあると言うか。
 で、まぁそう感じさせるぐらいですので、俳優の演技力はもう言うまでも無し。みんな深い深い(^^; 渋いし。で、撮影技術的にはカットが非常に多い作品ですね......がんがん視点が変わる変わると言う。テンポと緊張感を持たせていますが、うまく出来ていると思います。下手だとみてらんないので、こういうのは。
 まぁ、色々と後の作品に影響を与えていそうなシーンが多い感じですが......
 いやぁ、いい作品だ。お勧めしますよ。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 Mercury not so like the Moonと言う話がありますか。探査機Messenngerが水星の広範囲にわたる火山活動を明らかにした、とありますが......一瞬もう周回に入っていたんだっけ? と思っていたんですがまだ先。スイングバイで減速を繰り返していますから、その時の観測ですかね。
 読んでみますと......最近まで水星の地殻を構成している岩石の層は月のようなものであると考えられてきた:冷たく死んでおり、そして地球に面している側の月の高地にみられるような輝く鉱物で覆われていると。
 しかしMessenger探査機の二回の訪問の後で、この惑星は月でみられるようなものではなく、より酷い振動によって裂かれた場所のようで、そして惑星の地表が火山噴火によって穴が空いたようであるもののようにみられる − 太陽系の内のより大きな惑星に関連したものである。水星はその重量を上回るパンチを打つ事が出来るようだ。
 「これは死んだ世界ではない」とSmithonian Institutionの惑星科学者であるThomas Wattersは言う。「しかしそのサイズに関わらず非常に活動的な惑星だ。」
 Messengerの科学者達は火山活動と地殻活動の状態は考えられる以上に一般的なだけでなく、より最近でも起きている事を発見した。そして水星と月の間の化学的な違いは、それらの地殻は恐らくは完全に異なる方法で進化していったらしい事を示唆する。
 WattersとMessengerチームの他の同僚らは、このNASAの探査機の一連の観測結果を今日のScienceに報告した。9月の3回目のフライバイの後に、Messengerは2011年に水星の周辺の極軌道上に乗るであろう。
 例えば、月の岩石から、月は一度原初のマグマの海であったと言う確かな証拠がある。溶けた混合物は冷却され、まずは長石(feldspar)といった特定の鉱物が最初に結晶化し、そして情報に上がっていき、古代の現在月の高地でみられるような、浮遊した地殻を形成し、低層に横たわる古代の玄武岩の流れは月の暗いところを形成した − いわゆる「海」である。
 地球上の望遠鏡と1974年、1975年に水星を通過した探査機Mariner 10から、水星の地表は反射して明るく月のように見えた。多くの者はここから水星は月と同じ長石が多く含まれた者が地表にあり、故にマグマの海と浮いた地殻も出来たのであろうと考えた。
 Messengerは以前の探査機が持っていたものよりもより正確に反射率を測定する事が出来、そして以前計測したよりもより反射が鈍い表面を測定できる。分光分析機はまた長石をより含まないような部分もみる事ができる。それは恐らくは他の驚くべきMessengerの発見の為にあるだろう:この惑星は恐らくは火山活動により、表面が作り替えられている。
 地表の約45%の地図を作ったMariner 10は、流れのような特徴を明らかにしたが、しかしそれらが火山活動が由来かあるいは小惑星の衝突に関連したデブリによるものか議論があった。今地表の90%をみたMessengerは、火山の特徴を発見し、そして地表の4割を覆う平らな平原を発見した − 恐らくは最近の火山岩の流れによるものであろう。
 この惑星の表面の残る部分も最近の火山による流れに似ている − 丁度わずかに古く、そしてより「風化した」ものだ。もし浮遊する地殻がこの惑星状にかつて存在したならば、それは完全に埋まっている、とArizona State Universityのポスドク研究者であり、今回のScienceの論文の最初に挙げられている著者の一人であるBrett Deneviは言う。
 しかしこの複雑な物語はMessengerの観測から他の傾向が現れている:亀裂と断層により縦横に横切られているこの惑星は、恐らくはその歴史の丁度始めにだけ、と言うよりはその歴史全体を通じて地殻変動を経験しているのだろう。Mariner 10ミッション後に考えられたこの知恵では、水星は早期に冷却化して縮み、それによって逆断層といった縮小する(contractional)地殻の特徴へと繋がった − 地殻の破壊が起きたと言うものであった。今回の新しい火山の証拠は、この縮小理論がどうも無さそうである事を示しており、これは縮小による圧縮は弁とパイプが閉じられ、そして火山の活動の為には困難になってしまうためである。「それは、収縮は早くから火山活動を不可能とするには十分ではなかった事を意味する」とDeneviは言う。

 と言う事ですが。
 水星の探査結果が出たという事ですが.......確かに今までと全く違う話になっていますが。火山活動がサイズにも関わらず活発であるという事ですが。以前は「でき立てはまだしもすぐに冷えて死んだ惑星になった」、と言う考えだったのにねぇ......冷えたならば縮小してマグマやらが上昇する「パイプと弁」を閉じてしまう、と原文はなっていますがそういうルートを潰してしまう事になる。だけど最近火山活動があったと言う事で、縮小説は取れなくなる=冷えていない、と言う事になるわけで。
 ザ・ナインプラネッツの水星の項目もこれで書き換えていく必要が生じそうですね.......ついでに、NASAのMessengerの項目もどうぞ。
 って、書いていて気付いたんですが、Messengerってローマ神話のメルクリウスからか、そうかそうか。メルクリウスは俊足なんですよ、えぇ。

 後はHIV's undercover route to infectionと言う話がありますか。HIV関係ですが、細胞への感染前には、膜全体に取りつく必要があると言う事のようですが。
 ヒトの細胞へHIVが入り込むには、以前神事ら得ていたよりもずっと複雑である、と科学者達は今日報告した。
 University of Maryland School of Medicineの生物物理学者であるGregory Melikyanらによるこの研究は、ウイルスの細胞への侵入を阻害する目的の薬物治療を示唆するものである。
 細胞への「HIVの融合(と)侵入に関連して、この論文は他の複雑なレベルを示した」とこの研究にはかかわっていないNorthwestern UniversityのThomas Hopeは言う。「それはHIV感染の早期のステップについての重要な疑問に対する答えとなる可能性がある。」
 今まで、研究者たちはHIVは最初に細胞の表面の受容体に結合し、そして外部の外部の膜と融合してウイルスが自身の複製に必要なRNAを含めた中身を空にして細胞へと侵入し、その過程には約10分ほどかかるだろうと考えていた。
 Cellに掲載されたこの新しい研究は、このストーリーはもっとある事を示唆する。細胞表面の受容体にそれが結合した後に、Melikyanのチームは、エンドサイトーシスと呼ばれる過程に置いて、HIVがエンドソームと呼ばれる膜の袋に吸い込まれる事を発見した。エンドソームはそこでウイルスを細胞の細胞質から30分〜1時間隔離する。そして、このウイルスの外部膜がエンドソームの膜へと融合し、これによってウイルスはその遺伝物質を細胞質へと送り込む事が出来るようになる。
 「この主な発見はこの予想外のエンドソームの融合の強い選択であり、これは本当に誰も認識していなかったことだ」とMilikyanは言う。彼のチームはこの新しい発見を導くのに何年もかけた、と彼は言う。
 このチームはどのようにウイルスは、細胞表面に結合して細胞内部に入り込むのを防ぐ阻害薬への反応をするのか調べていた。チームはまた一つのHIV粒子の膜をラベルし、内容物には異なる色素で票式して、細胞を移動する様子を追跡した。この事で彼らはウイルスが細胞質を移動する時に、HIVの遺伝物質と外部膜に何が起こっているのかを追跡する事が出来るようになった。
 チームがダイナミン(dynamin)と呼ばれる、エンドサイトーシスに関連する控訴を阻害すると、それはHIVの細胞への感染を止めた。そのことは、このウイルスは細胞への侵入を完成させるのにはヒトのタンパク質の手助けが必要である事を示唆する、とMelikyanは言う。
 「この研究は確かにHIV侵入がみられる方法のパラダイムシフトを示した」とこの研究にはかかわっていないYale UniversityのYorgo Modisは言う。「Fuzeonといったウイルスの侵入の阻害剤を使ったHIVの治療に、重要な意味を含んだものだ。」
 Fuzeonは薬剤enfuvirtideのブランド名であり、スイスの製薬企業Rocheにより販売されている。これは融合(fusion)と侵入(entry)の阻害薬と呼ばれる種類の薬剤で、これは細胞の表面の受容体に結合するHIVの能力を阻害する事によって、細胞への感染を防ぐようデザインされたものである。
 例えば、enfuvirtideはHIVタンパク質で、細胞膜を貫通するgp41と結合して機能する。しかしenfuvirtideと他の侵入阻害薬が結合できる場所は、HIVが細胞表面の受容体と結合した後で現れるもので、その過程はウイルスにその形状をわずかに変えさせるものである。もしこの結合過程が採苗表面よりはむしろ実際にエンドソームの内部で起きているのならば、それは融合阻害薬がウイルスと共にエンドソームへの旅をする事が出来ればより良く機能する事を意味する、とModisは指摘する。
 「挑戦する事は、エンドサイトーシスの前にウイルスに弱く結合する事ができ、そして(ウイルスの部分が)エンドソーム内で保持するようにきつく結合する様な新しい阻害薬のデザインをする事だ」とし、それによりウイルスが融合とその致命的な内部を放出する事を阻害する、とModisは言う。

 と言う事ですが。
 確かに今まで一般的に触れられているものと全く異なる話になりますね.......細胞の周囲には膜があり、この膜にはたくさんの受容体がありまして、それの一部と結合する事で内部へ侵入していく、と言うのが一般的なウイルスの感染方法としてかたられるものとなりますが。
 しかし、HIVは違っていた事が分かった。
 細胞が物質を取り入れるのに、「袋」を作って取り入れる手法もありまして。この方法が「エンドサイトーシス」で、「袋」が「エンドソーム」と言いまして。エンドソームで取り入れた物質は、やがて細胞質内へ運んでそこで内容物が出されて細胞の活動を支える事になる。まぁ、細胞の内外を通じた物質の「輸送屋」の働きをしています(逆は「エキソサイトーシス」)。
 で、HIVはどうやらこのエンドソームに入り込んで内部へと侵入するらしい、と言う事が分かった、と言うのが今回の話ですが。通常はリソソーム(加水分解酵素の塊)で分解して内部物質が細胞質へ出されますが、この話によればエンドソームの膜にHIVが作用してこの膜をばらして侵入する、と言う。これが分かった、と言う事はより的確なHIVの阻害をする方法に繋がるわけで、これは重要という事になる。例えば、エンドソームを阻害する事が出来れば、HIVは細胞への侵入すら出来ないわけでして......まぁ、細胞も物質が来なくなるので問題になるのですが(^^; だから、記事の最後にあるように、HIVに緩く結合してエンドソームに入ったらきつく結合して邪魔する、と言う様なものが出来ればかなり強力なものとなる訳ですが。
 まぁ、攻城戦でたとえれば、外壁に穴開けて侵入する連中かと思ったら、実はトロイの木馬みたいなやつでした、と言う事ですか。

 後はまぁ、何か色々とブタインフルエンザも色々と。
 報道によれば、WHOは「ブタインフルエンザ」と言う表現を嫌い、「インフルエンザA(H1N1)」と呼ぶようになったそうですが。まぁ、多分広まりませんね、えぇ。公文書程度でしょうが......マスコミ的にそんなことやるわけないでしょうから。
 一応、色々と各所で報じられていたりやらもしていますので、だんだん情報が訳が分からなくなっている感じもしますが。WIRED VISIONで新型インフルは「ヒト・鳥混合型ではない」+発生源をめぐる論争と言うのがありますか。後は過去の事例について、1976年の豚インフル:集団予防接種で副作用による死者多発と言うのもありますね。
 ま、いよいよ本格的にGW突入ですが。
 まぁ、事が起こってあれこれとやかましくなるとしたら来週後半ぐらいですか。えぇ、日本でも感染者続出する可能性が高いに決まっているじゃないですが、こんな大型連休になるんですから。行政の担当者はしかし休みなし、と言う状況になるでしょうから、そういう意味では大変かと思いますけどね......研究機関もそうか。
 後はマスコミが余計に混乱させない事が重要かなぁ、とも。訳の分からん行政の批判とかやり始めそうな気が何となくするんで.......

 ま、今日はこんなところで締めるとしますかね。
 さて、今日は高気圧が少し東へ移動するようですが。しかし基本的にはがっちり勢力下にあるようで、各地で晴れるようですね。雨というところはまず無いのかな? 日曜辺りは何となく低気圧が近づいてきて崩れるところもあるように思えますが。関東地方は晴れ。東京で24/12と言う予報と。
 まぁ、お出かけ日和となりそうですな。

 さて、今日は土曜日ですか。
 GW本格化、と言う事になりそうですが。取りあえずはまぁ、のんびりやろうとは思います、ハイ。軽い散歩ぐらいはやろうかとは思いますが、色々と考えておきたいものもあるんで、まぁ脳内はごちゃごちゃしそうな気もしますが。
 マイペースでやれたらやります、ハイ.......あぁ、ついでに「からむこらむ」の前回の続きも公開予定です。

 と言う事で以上で。
 また、後日.......




2009/05/01
 さて、昨日はとてつもなく動いた一日でしたかね。
 起きたのが6時半。で、コーヒーすすりながらニュースでWHOのブタインフルがフェーズ5へ、なんてニュースを見つつ、natureは特に訳したいというネタもなし。と言う事で、しばらくぼへっとしていまして。
 で、取りあえず鶴見川突貫紀行の予備調査的に歩こうかなぁ、と。
 と言う事で8時ぐらいにお稲荷さんを2個食べて出発したのは良いのですが、結局本気になって鶴見川河口まで歩きました、ハイ。25km以上を休憩込み5時間ちょいで。
 その後、撤収に入るもどうにも疲れていて食事もとっていない、と言う事で食事やらして、ついでに飲んで帰るか、と行きつけのバーへ行ってから撤収。
 ま、10時前に帰宅しましたかね.......

 そして昨日は運動には最適な一日でしたか。
 気温は高すぎず、湿度は非常に低く、と。まぁ、紫外線は強かったですがね......ただ、脱水症状は恐いかなぁ、とも思いましたが。運動している人は大分いたように思えましたが、間違えではなかったかと。少なくとも、これから夏日が予想されていますからね.......

 で、鶴見川突貫紀行。
 いやぁ、予想以上にハードというか。高温低湿度は良いのですが、合計2リットルのスポーツ飲料を買って飲んだのにも関わらず、トイレいって尿がほとんどでないと言う飛んでもねー状況でしたか。まぁ、その状態で既に水分が足りないと言う事でもあるんですが(^^;
 で、何つぅか18kmぐらいまでは歩いていますので問題はなかったんですが、そこからが長かったですね.......まっすぐ行こうと思ったら土手の工事とかで別ルートとか。堤防は高いので乗り越えて土手のルートにもどれねーし、堤防を超えるのに体力が減っている状態だったのでハードでしたし。
 ただ、鶴見川は親切な事に500m毎に杭が打ってあって、「河口から何km」と言う表示があるので、精神的には結構楽ではありましたか。
 そうしてたどり着いた河口地点は、昔の河口の地点で起算しているようで、海は奥の方でしたけど。まぁ、埋め立てていたりやらしていますからそれは仕様がないかと。思いましたが。ただ、たどり着いてからしばらく動けませんでした、本当。
 足が痛いし(^^; 30分以上階段で足伸ばしていましたかねぇ。えぇ、動けませんでしたし。消費カロリーが2000kcal以上なんてのもある意味驚くものがあるかと思いますけど(^^;
#直射日光の下で延々と歩いていたりもしていますので、実際の消費量はもっとあるかと思います。

 ま、しかしこれで鶴見川は源流もみましたし、河口までの本流のルートも歩いた事になるので、「鶴見川本流は全部歩いた」と言えるかと思います。
 いやぁ、下流になるに従ってどんどん川幅が広くなる、と言う当たり前の事をみながら歩いていましたけど。土地の様相も変わるもので、またどの土地を通っているのかを納得できたので、それなりに収穫はありましたか。
 まぁ、でも今日はもう歩く気がしませんがね、えぇ。

 鶴見川突貫紀行というと。
 帰路が何つぅか。鶴見線の「国道駅」と言うのが一番近いんですが、この駅がなんか凄いですね.......鶴見線も四両とは思いませんでしたが。駅がでも一番だなぁ......高架下なんですが、昭和前期のアーチ状にレンガを積み上げたような駅で、おまけに電球が余りなくて暗く、駅員もなくてsuica用はありますが、普通の切符用の自動改札すらない。券売機は自動でしたが一台のみ。
 こういうところも横浜にあるんだ、と思いましたが。一応、Wikipediaの項目も参考になるかと。

 で、巡回してnature.comをみていまして。
 案の定フェーズ5となったブタインフル絡みでSwine flu goes globalと言うのがあったんですが、これは一昨日訳したものがまんまですので、まぁ訳しても意味が余りないですか。
 ちなみに、ブタインフルエンザで情報を逐次確認したいという場合でしたら国立感染症研究所で逐次出していますので、どうぞ。

 と言う事で、取りあえず体力がリミットなんで以上で。
 また、後日........







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